エレメンタル(えれめんたる/Elemental)
エレメンタル類 編
モンスターの大分類のひとつ。精霊型モンスターの総称。エレメンタル族の他に、「アルタナの神兵」で追加されたピクシー、モノセロス*1もエレメンタル類に分類されている。
また、アビセアの覇者と共に、2属性のエレメンタル族のハイブリッドとでも言うべきエレメンタル族の亜種が追加された。アドゥリンの魔境でも何種類かエレメンタル類が追加されている。
これ以外にも、アドゥリンエリアにある蒸気を噴き出す岩(Steam Spout、Erupting Geyser)やレイヴの岩(Bedrock Crag、Grimy Boulders)など、岩の障害物もエレメンタル類の属性を持っている。
一説には、それぞれの属性エネルギーが精霊として具象化したものと云われている。アルカナが人工魔法生物であるのに対し、エレメンタルは自然に発生し、生物であるかも疑わしい。
また、モンスターとして出現する神獣、ないし神獣と同型のモンスター(AkashやPavanなど)もエレメンタル類の特性を持っている。
一方、召喚士はエレメンタル族や神獣をペットとして呼び出すことができるが、プレイヤーの呼び出す召喚獣にはエレメンタル類としての特徴は備わっていない。
モンスターの召喚士が召喚するエレメンタルはエレメンタル類であり、プレイヤーの召喚獣だけが例外的な扱いになっている。
なお、モンスター相関図にエレメンタルの分類は無いものの、かつてはポイズンブレスなどアンデッド類の青魔法でダメージが増していたことから、エレメンタル類はアルカナ類と同じくアンデッド類と対立する関係にあったことが分かる。また、パンクラティオンやカンパニエバトルにおいてNPCに呼び出されるエレメンタルはアンデッドと互いにひるみ合っていた。ただし、この隠れ相関関係はいつの間にか*2なくなっているようである。
エレメンタル族 編
特定の天候で現れる*3、謎の存在。超自然現象とも。通称「エレ」。2002年5月16日のサービス開始と同時に実装された*4。
特徴 編
解説 編
ヴァナ・ディールの根源である8属性、火土水風氷雷光闇の属性から成る。それぞれが別種族に近い扱い(大羊と雄羊程度の違い)で、正式名称は「エレメンタル族(属性)」。エレメンタルは基本的に物理攻撃に対して高い耐性を有する。加えて、狩場の中でもかなりレベル帯が高めのモンスターとして配置されていることから、レベル上げで遭遇した場合には強敵である。アクティブだが感知方法が魔法感知のみなので、魔法を唱えなければ襲って来ることは無いが、レベル上げの際に近くに出現すると非常に厄介*6。
昔はキャラクターにMPがある状態での通常攻撃以外の動作(アビリティを使う、遠隔攻撃をする、食事をする等)にも反応し、MPが無くとも魔法系WSを使用した際にも反応し、さらに厄介な敵であった。
また、プレイヤーが戦闘中の敵の魔法の詠唱にも反応し(なぜか)プレイヤーに絡んでくることもあったがいつの間にか修正されたようだ。
特殊技は持たず、自身と同じ属性の魔法を行使することが主な攻撃手段である。
とは言え、概して同じエリアのモンスターよりレベルが高めに設定されているため殴りの攻撃力もそこそこにあり侮れない。
2004年9月14日のバージョンアップから強化魔法を唱えるようになった。
物理攻撃に耐性を持つ反面で、各エレメンタルの弱点属性の精霊魔法(例えばFire Elementalならば水属性)による攻撃は有効。赤魔道士ならばこの点を生かして、対応する属性のエン系魔法をかけて短剣などの隔の短い武器で殴り続けるのも効果的とされる。学/赤、もしくは赤/学ならばI系の魔法剣を範囲化することで複数の他人にかけることができるため、さらに有効。
逆にエレメンタルと同属性及び弱い属性(Fire Elementalならば火と氷)は大きくカット、もしくはレジストされる。代表的なものを挙げるとAir Elementalにはサイレスが、Dark Elementalはスリプルが通らず、行動を抑えることに手間取ることになる*7。
サービス開始当初は只の厄介者であったのだが、2002年10月2日のバージョンアップにて、倒すとそれに対応した「塊」*8を戦利品として最低1つ100%ドロップする様になった。エレ目的で狩場をうろつく高レベルプレイヤーも多く、いわゆる「分解祭り」の時は、コンシュタット高地の雷エレが集中的に狙われたりした。「塊」実装のパッチひとつで、ただの邪魔者から(種類にもよるが)ポップ即釣りに変貌するという、大躍進を遂げたモンスターでもある。なお、ドロップする数は最大3つとされている*9。
召喚士タイプの獣人はエレメンタルをペットとして召喚することがある。
ペットの例に漏れずHPが低いため、ペット狩りに使われることもある。ただし、物理耐性は健在のため、物理攻撃による狩りには向かない。
また、聴覚感知を持つため、かくれるでタゲが切れない。召喚士タイプの獣人はヤグードやトンベリなどかくれるでタゲが切れる獣人が多いが、このためエレメンタルを召喚している状態では切れなくなってしまうことに注意。但し、嗅覚追尾を持たない為充分に距離を開ければアッサリとタゲが切れる。
なお、モンスターのエレメンタルと、召喚士が呼び出すエレメンタルではグラフィックが微妙に異なっている。
ベイルフィアを始めとするエレメンタル族亜種に関しては、2種類の複合属性を持っている(レベル2連携属性の組み合わせと同じ)。
自身の属性にのみ耐性を持ち弱属性に対する強耐性を持たない、倒しても塊を落とさない、一部に特殊技を使う個体が存在する、などの違いがある。


生息域 編
各エレメンタルの記事に分割して記載- Fire Elemental
- Earth Elemental
- Water Elemental
- Air Elemental
- Ice Elemental
- Thunder Elemental
- Light Elemental
- Dark Elemental
関連項目 編
【ウェザーリンクシェル】【天候】【エレメンタルハンター】外部リンク 編
- *1
- 当初はイクシオン族と呼ばれていたが、後にこれは黒い個体の属名であることが分かっている。正式な分類や種族名は長らく謎だったが、エレメンタル類であることがMMM警備課調練室にて、種族名と属名が攻略本にて明らかになった。
- *2
- 遅くとも2016年5月頃までに
- *3
- 例外としてトゥー・リアのエレメンタルは常時存在している。また、BFに出現する個体も天候の影響を受けない。
- *4
- →ファイナルファンタジーXI 電撃の旅団公式 十年事典 より。
- *5
- 耐性が有るのみで、実質の『防御力』はほぼゼロである。そのため無属性攻撃には非常に脆い。
- *6
- 反応した場合、ガ系魔法による攻撃よりも、まずは自己強化やスリップダメージ等で攻撃してくる事が多い。このため、早期に気付けばエリアジャンプなどの手段で回避する事も不可能ではない。
- *7
- 但し、完全耐性では無いため圧倒的な実力差を持ってすれば突き通す事は可能。一部では魔道士の腕試しとして「楽以上のエレに対応属性の魔法を付き通せれば一人前」という指針に利用されている事もある。
- *8
- 使用すると同属性のクリスタル12個が得られるアイテム。単体で使用することもある。
- *9
- 通常ドロップ枠1(100%)、レアドロップ枠1(ごく稀)、トレハン枠1(トレハン限定、低確率)と言われている。