セイレーン

記事名読み
せいれーん/Siren
  1. ワールドサーバーの1つ、Siren ワールドのこと。サービス開始時より稼働している。通称「試練鯖」。Siren項で解説する。
  2. ヴァナ・ディールの自然を司る「大いなるもの」。
  3. モンスターの一種族エレメンタル類セイレーン族。
  4. 召喚獣の一つ。

FFXIには、サービス開始当初からセイレーンの涙というアイテムや、バルクルム砂丘の「Siren Sands」
注釈1
エリアのWhitebone Sandsが白骨砂浜なので、おそらくセイレーン砂浜と思われる。
という砂浜が存在しており、ヴァナ・ディールセイレーンにまつわる伝承が存在することは早くから分かっていた。

長い間冒険者の前にその姿を見せることはなかったが、ヴァナ・ディールの星唄実装とともに、遂に自然を司る大いなるものとして冒険者の前に姿を現している。
もともとは召喚獣として設計されていたが、ヴァナ・ディールの星唄のストーリーに登場させた結果、設定上の理由で召喚士が使用できる召喚獣としては実装不可能であることが発表された

しかし、第47回もぎたて ヴァナ・ディールにて、将来的に新召喚獣として実装予定であることが発表され、2020.2.12に世界観的な整合性についても解決するためのクエストと共に召喚獣として実装された。

セイレーン

その姿はガルーダに似ているが、背中ではなく首の付け根から巨大な羽根を生やしており、色も緑ではなく金色がかっているなどの違いある。

より正確には、最初に姿を見せるのは今世のセイレーンではなく、未来の世界から連れてこられたセイレーンであり、星唄ミッションではセイレーンと戦って正気を取り戻させることになる。
クエスト静かなる森」もしくは「悠久の風」をクリアすると報酬としてセイレーン召喚を習得できる。クエストと併せて2020年2月12日のバージョンアップ実装された。

クエスト静かなる森」のオファーには、以下の条件を満している必要がある。

クエスト悠久の風」は「静かなる森」をクリアした後にセイレーンと再戦するクエスト静かなる森報酬としてセイレーンとの契約を選ばなくとも、こちらで再度契約のチャンスがある。
名称LvMP対象効果時間履行分類属性TP修正修正項目
クラーサクコール1MP敵範囲-幻術魔法×INT
究極履行(アストラルフロウ効果時間中のみ) 風属性範囲攻撃
同時にセイレーン自身に魔攻魔防魔回避アップ
ウェルト19敵単体-幻術近接クリティカルヒット確率修正DEX
1回攻撃 (連携属性切断)
ルナティックボイス1537敵範囲90験術魔法××
静寂 (上書き可能)
ラウンドハウス2552敵単体-幻術近接クリティカルヒット確率修正STR
1回攻撃 (連携属性炸裂)
疾風の刃3152PT範囲120験術魔法-××
エンエアロ
シヌーク42118PT範囲900験術魔法-××
アクアベール (詠唱中断を3回防ぐ)
修羅のエレジー5096敵単体180験術魔法××
エレジー (上書き可能)
ソニックバフェット65164敵単体-幻術魔法ダメージ修正INT
風属性攻撃追加効果:ディスペル
トルネドII75182敵単体-幻術魔法ダメージ修正INT
風属性攻撃
風の守り88135PT範囲60験術魔法-××
魔法バリア魔法ダメージに対するファランクス
ヒステリックアサルト99222敵単体-幻術近接クリティカルヒット確率修正DEX INT
3回攻撃追加効果:HP吸収 (連携属性分解/貫通)

公式のコメントから、セイレーンは「セイレーン族」という種族に属していることが明らかになっている。大分類はエレメンタル類
注釈3
アンバスケード目標エレメンタル類を指定数倒す」でカウントが進むことから判明。


セイレーン族に属する個体は極めて限られているが、ミッションに登場するSirenの他に、ギアスフェットNMTeles」がいる。
特徴
名称効果範囲効果空蝉備考
ルナティックボイス自身中心範囲沈黙治療不可
ソニックバフェット前方範囲ダメージ
ディスペル
エンタイス前方範囲魅了
ヒステリックアサルト単体HP吸収恐らく物理属性
クラーサクコール対象中心範囲風属性ダメージ
自身攻撃力アップ
防御力アップ
回避率アップ
魔法攻撃力アップ
魔法防御力アップ
魔法回避率アップ

言い伝えのように、声や音を用いた攻撃を多用する。
セイレーンにまつわるあれこれ
セイレーンの涙以外にも、セイレーンフルートセイレーンの髪といったアイテムFFXIには存在する。セイレーンの髪ヘルプテキストは「セイレーン言霊を秘めている金色の毛髪。」となっていることから、現実世界の伝承のように言葉に力がある様子がうかがえた。実際、登場したセイレーンは声に関する攻撃を多用し、言霊を重視している。

登場まで設定はほとんど明かされなかったが、セイレーンの涙が「まるで人の眼を避けるセイレーンのように儚い輝きを持った宝石
注釈4
とされていることから、滅多に人の前に出てくることはないらしい。セイレーン本人は人間が自分の名前を忘れてしまったことを嘆いているが、このあたりにも原因がありそうである。
神聖アドゥリン都市同盟には「セイレーン伝説」という戯曲がある。どのようなストーリーかは定かではないが、「森で落命した魂は母なる精霊の歌声に抱かれ」という一節に登場する歌い手がセイレーンなのだとしたら、アドゥリンでは死者の魂を導く精霊とされているのかも知れない。

また、風水士AFクエスト言霊」には「大いなるもの」と呼ばれる存在が声だけ登場しているが、以下の共通点からこの「大いなるもの」はセイレーンだと考えてまず間違いないだろう。

また、第25回もぎたて ヴァナ・ディールでは、シィ・レナイェ(Sih Renaye)の名前の中にセイレーン(Siren)の文字が含まれていることを示し、両者が同じ存在であること、つまりシィ・レナイェが死後セイレーンになったという設定が示唆されている。
出典
ギリシア神話などに登場する怪物の1つ。英語ではサイレンと発音する。上半身が人間の女性で下半身が鳥の姿をしている。美しい歌声で船乗りを惑わし、難破させるとされる。

英雄オデュッセウスが部下に耳栓をさせ、自分をマストに縛りつけてセイレーンをやりすごしたエピソードや、オルペウスの竪琴に聞きほれている間にセイレーンの海域を通過したアルゴノーツのエピソードで知られる。

FFシリーズでは鳥の姿こそしていないものの、攻撃するというあたりにこの伝承の影響が見られる。
シリーズでは召喚獣として何度か登場している。FFVIでは「ルナティックボイス」という技で敵全体を沈黙させる能力を持っていた。こちらの技はFFXIでも使用する。また、FFVIIIでは「サイレントヴォイス」という技で無属性ダメージ沈黙を与える能力を持っていた。

召喚獣以外では、FFVにおいてボスモンスターとして、FFIXで「セイレーンのふえ」というアイテムで登場している。

FFXIでも迷えし聖獣(The Lost Avatar)と称されているように、最初は召喚獣として作成されていたようだが、設定上の問題から召喚獣としての実装は見送られ、代わりにケット・シー召喚獣として実装されたらしい。その後、2020.2.12には世界設定上の問題を解決するクエストとともに召喚獣として実装されている。
関連項目
召喚士】【召喚獣】【セイレーンの髪】【海霊の免罪符】【セイレーンの涙
外部リンク
セイレーン(Wikipedia)
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