飛空艇
飛空艇は、交通手段のひとつで、空を航行する大型の乗り物。
短時間で都市間を移動できるため、大変便利だが、利用するための
飛空艇パス・
カザムパスを取得するのはそれなりに手間がかかる。
ヴァナ時間で、片道の航行が2時間、停泊がそれぞれ1時間、の往復6時間サイクルで運行されている。それぞれの路線で
飛空艇は1隻ずつなので、どの航路も1日に4便が出航している。
「
ヴァナ・ディールにおける大量高速輸送手段」という世界観の構築とその(小)道具としての存在がその真価である。
かつては4国間の安全かつ最速の移動手段であったが、代替移動手段の増加とともに利用価値が低下していった。往時より利用者が大幅に減ったが、利便性改善がなされず長期に亘り
放置されている。
何より
プレイヤーの不満が大きいのは定時航行である点だろう。乗船時間自体は5分程度と短いように感じられるが、運悪く目の前で
飛空艇が飛び去ってしまえば次の便まで15分程待たなければいけない。このため、
三国間を移動するために二回
飛空艇に乗ろうと思えば、運が悪いと40分程かかってしまう。多くの移動手段を持った
冒険者にとっては、これは非常に長く思える時間である。各
プレイヤー毎に好きな時間に乗船することができればかなり利便性が向上するのに、というのが多くの
プレイヤーの思いだろう。
設定としてはかなり裕福な層のみが
飛空艇に乗れることになっており、各国の
ミッションを
クリアして初めて
飛空艇に乗ることができた
冒険者は感慨を覚えたものだが、
カザム行き
飛空艇が
実装され、
ミッションクリアの必要なく
飛空艇に乗れるようになると「あれ?」と思った人も多いのではないだろうか。
とはいえ、当然だが
テレポを未修得であったり
OPテレポを使用可能な
リージョンが多くない
冒険者にとっては今でも貴重な移動手段である。また、低価格で
三国から
ジュノへ移動する手段として利用される場合もあるようだ。
ジュノに集合する場合に、
飛空艇に
キャラクターを乗せておいて時間まで
離席する、ということもできる。
2009年5月には、
モグタブレット・クエストによって不定期とはいえ、
3国間の移動経路が設定され、移動手段としての利用がさらに遠のいている。
2013.12.11には、街から街どころか
ダンジョン内にまで瞬時に移動可能な
Home Point間
ワープが
実装され、移動手段としての存在意義はほぼ失われている。
なお、定時航行の移動手段としては
などがある。
これらも移動手段としての利用はほとんど廃れたが、
釣り場としての需要が一部あるようだ
。また、
モンスターの出現する
エリアでもあり、
NMを狙いに行くこともあるかもしれない。
しばしば「飛空"挺"」と
誤記される。
これは、一般の辞書には「
飛空艇」という語はなく、「空挺」
空輸挺身の略。兵士を航空機で輸送し、落下傘などで降下させること。
という語があることに起因する。
字も似ており問題なく通じるため、さほど意識はされないようだ。
FFシリーズで必ずと言っていいほど登場する移動手段。
ワールドマップのほとんどを移動できるため、登場するのも終盤近くなってからがほとんど。中盤に登場することもあるが、その場合は基本的に山を越えられない、平地にしか着陸できないなど移動に制約がある。
船などと異なり、乗っている間には敵は出現しない。ただし、
FF6のデスゲイズのように飛行中突然襲われることもある。
伝統的に
ワールドマップを自由に動き回ることができる便利な乗り物だが、
ワールドマップを廃止し、
マップ間をピンポイントで移動することの多い昨今の
FFではポイント間の移動手段という位置づけになっていることもある。
FFXIでの
飛空艇もどちらかというとこちらに近いだろう。
また多くのシリーズで
シドが関係しており、この点でも
FFXIは伝統を踏襲していると言えるだろう。
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