武士道とは/ネタバレ

ついにアル・タユへの道に迫った冒険者達。一行はジュノの飛空艇団の護衛を受けながら、シドの飛空艇を駆り一路シュ・メーヨ海に出現したという赤い光を目指す。しかし突如として謎の威嚇砲撃に見舞われ、飛空艇に謎の通信が入る。その直後、冒険者は別の飛空艇へと転移させられてしまう。
転移先で冒険者が目にしたのは、またしても裏切りに走ったチェブキー兄妹、そして同じく転移して来たテンゼンの姿であった。テンゼンはこの場で冒険者を討つことこそが己の使命であると告げ、刀を抜き放つ。
神都アル・タユを目前に、東方の武士が冒険者の前に立ちはだかった。

レベル制限なし。6人制限。制限時間30分。
相手はTenzen、Makki-Chebukki、Kukki-Chebukki、Cherukikiの計4体。

ただしチェブキー兄妹は高台の上からひたすら野次を飛ばしながら様々な攻撃を行ってくるものの、物理ダメージは0で魔法はレジストするという無敵状態のため、実質的に戦う相手はTenzenただ1人となる。

なお、以前は突入時には強化やTPは消えなかったが、2007/3/8バージョンアップで経験値ロストがなくなるとともに、突入時に強化が切れる裏パッチが適用されたことに注意されたし。

Tenzenの攻撃方法はPCのジョブである侍のそれと酷似している。特にTP技は微妙に名前こそ違えど、エフェクトも効果も両手刀WSとほぼ同様。どの技も高威力で危険なのだが、一部の技の追加効果であるステータス異常も割りと厄介。この追加効果については意外と知られていないことが多い（両手刀WSにもちゃんとある）ので、喰らってしまったPCは即座に申告するようにしたい。
また、Tenzenは戦闘がある程度進むと使用武器を両手刀と弓術に切り替えてくる。攻撃はその時に装備している武器でしか行わず、武器を構えるグラフィックもしっかり変化する。PCのように両手刀と弓術を同時に併用してくることはなく、どちらかと言えばPCよりもマメットの武器変更に近い。

怖いのは弓術装備時のTP技の負征矢で、ジョブによってはダメージが一撃で2000を超えることもある上に空蝉を貫通する。ある程度頑丈なナイトでもない限り、受けたら即死と考えて間違いないだろう。
Lv75キャップ時代が終焉した現在ではソロでもクリアできるようになったが、Lv90付近でも2000以上のダメージが出る場合があるため、ソロで挑む場合はLv90以上はあったほうが良い。

　その他、Tenzenは戦闘中に将軍おにぎりを食べて攻撃力と防御力を上昇させる。

チェブキー兄妹はそれぞれ、Makki-Chebukkiが弓術による遠隔攻撃、Kukki-Chebukkiが黒魔法で攻撃を、Cherukikiが白魔法で攻撃及びTenzenへの回復や強化（稀にPCへ誤爆する）を行う。特にガ系魔法が厄介な上に前述の通り無敵なので黙らせる手段はないが、3人とも攻撃の頻度は高くない。ただしヘイトは存在するので、ペットや召喚獣に相手をさせておくことは可能。さらにはディアボロスのナイトメアで寝かせることも可能なので、召喚士がいる場合は試してみてもらいたい。

当BFは、くせ者揃いのPMのボス戦の中でも、比較的難易度が低い。
突入した後、Tenzenに近づかなければ戦闘は開始されないので、BF内での強化およびオポ昏を行う時間は十分にある。その為、オポ昏、イカロスウィング、SPアビを使用することを前提に開幕から全開で攻めれば戦闘自体は1分以内にカタをつけることも可能。
ただし、少人数で挑む場合は負征矢での一撃死がある為、難易度は上昇する。

このBFの最大の問題点が、戦闘開始から5分経過するとTenzenが明鏡止水から「天つ水影流・花軍」→「天つ水影流・鳥舞」→「天つ水影流・風切」→「天つ水影流奥儀・月影」を繋げて、特殊連携・花鳥風月を完成させる恐れがある事である。
この花鳥風月は範囲ダメージの他にPCをBFから強制退出させるという特殊な効果を持つ上、発動の際の連携はどれだけ技と技の間隔を長引かせても繋がってしまう。よって花鳥風月を成立させないように序盤からひたすらハイペースでダメージを稼ぐことが求められる。SPアビやオポ昏、イカロスウィングその他の薬品などを惜しみなく使用し、火力全開で攻めることが勝利のカギ。
盾役はナでも忍でも行けるが、Tenzenの負征矢やチェブキー兄妹のガ系魔法のことを考えるとナ盾が比較的有利となる。

なお、戦闘はTenzenのHPを8割ほど減らせば終了するので、後半の追い込みはその点も踏まえた上で行いたい。

BFクリアにより「花散る嵐起こす者」という称号も得られるが、アル・タユに飛ばされた際に称号は「眩き世界を求むる者」になってしまうため非常に気付きにくい。
というか戦闘終了後すぐイベントに入るため、メニュー画面を開く暇すらないわけだが…。

どうしてもつけたいという人はタブナジア地下壕の称号変更NPCに300ギル払おう。

• 戦闘開始時
  
  Tenzen : いざ、参る！
  Makki-Chebukki : トノサマ空賊～♪
  Kukki-Chebukki : ちぇぶきっくすも～♪
  Cherukiki : 参戦いたすで～ござ～る♪
  

• 勝利時
  
  Tenzen : ……ひとえに……
  ……風の前の……塵に同じ……
  Makki-Chebukki : ……うそ～ん♪
  Kukki-Chebukki : ……おいらたち～♪
  Cherukiki : ……セップクでござるか～！？
  

• Tenzen（花鳥風月成立時）
  
  Tenzen : ……ただ、春の夜の夢のごとし……
  

• Cherukiki
  
  Cherukiki : やっちゃえトノサマ、いかしてるぅ～♪
  

• Makki-Chebukki
  
  Makki-Chebukki : がんばれトノサマ、無敵野郎～♪
  

• Kukki-Chebukki
  
  Kukki-Chebukki : いいぞトノサマ、余裕すぎ～♪
  

なおテンゼンのセリフは、平家物語の有名な冒頭部分からの引用となっている。

隆盛を誇った平家が滅びていく様を吟じたもの。この場合は冒険者やテンゼンが敗れ、散っていく様になぞらえているのだろう。

上位ミッションバトルフィールドでは、通常ミッションバトルフィールドと比べて下記のような差がある。

　4名とも何も喋らない。

• 遠隔攻撃と両手刀攻撃の2種類のモードを使用し、前衛への近接攻撃と遠隔攻撃を使い分ける。
  遠隔攻撃時は敵対心トップのキャラとテンゼンと最も離れているPCのどちらかを狙う。
  
• 明鏡止水、八重霞を複数回使用する。
  
• 新たな天つ水影流として鏡返、水鞠、白羽取りが追加。
  
  • 白羽取り中は物理無効で特殊技を連発する。時間中は移動しない。
    この無敵効果は「インビンシブル」となっており、ラーセニーで盗むことができる。
    また白羽取りを発動した際、即座に両手刀モードに切り替わる。
    
• 技連携：花鳥風月は広範囲魔法ダメージに効果変更。BF強制退出効果はなくなった。
  
• 技連携：鏡花水月が追加。
  
  • 鏡花水月は計3000程度の頭割ダメージ（軽減不可）。範囲はそれほど広くはない。
    
• 技連携は特定の技が一定時間以内に順番に使用された場合に発動されるようになり、全段回避しても発動するようになった。
  
• 将軍おにぎりを食べるとダメージカット（被ダメージ-25%）が付与される。
  
• 弱体魔法は一通り入るがパライズのみレジストハック数回前提のかなりの強耐性を持つ。入ったとしても「Tenzenは、麻痺している。」のログが一切流れないため無効化されている節がある。またポイズンに対してはレジストポイズンによるレジストが発動することがあり、サポ狩ではないかと思われる。
  

• ケアルIV・V、プロテスV、シェルV、リジェネIII、ディアガIII、バニシュガIII、パライガ、サイレガ、スロウガ、ヘイスト、ホーリー、イレース等を使用。補助率は高い。
  
• 弱体は一通り有効。ただしフラズルIIIを入れても全般的に入りにくく、睡眠、静寂への累積耐性も備わっている。
  
• プロテス、シェルを優先的に唱えてくるため、定期的に剥がしておくと神聖魔法による攻撃率が減るだろう。
  

ミッション時と変わらず遠隔攻撃。補助率は低い。

• 精霊魔法IV・V、ガ系精霊魔法IV、ジャ系魔法、メテオ、ブライガ、フロスト、ディスペガ、スタン（範囲化）、バインガを使用。補助率は中ぐらい。
  
• 弱体は一通り有効。ただしフラズルIIIを入れても全般的に入りにくく、睡眠、静寂への累積耐性も備わっている。
  

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