ホーリー(ほーりー/Holy)
白魔法の一つ。神聖魔法に分類される。
以下ではホーリー(無印)について解説を行い、ホーリーIIの詳細については当該項にて解説する。
基本ダメージは150ほど。
白魔道士のハートオブソラス、ナイトの神聖の印によってダメージボーナスが発生する(後述)。
一時期、ホーリーは通常の魔法より射程が短くなっていたが、再調整で通常の魔法と同じ射程に戻っている(後述)。
HP回復の蓄積量上限は1300で、このときのホーリーは通常の3倍近い威力になる。これにより、蓄積量や、魔法攻撃力アップなどの要素、対象にもよるが最大で600~1000程までダメージ増が見込める。
ちなみに蓄積量が上限に近いほどダメージの伸びが高くなるため、できれば最大限蓄積した状態で放ちたい。
D値の増加量は以下のようになっている。
ホーリーは詠唱時間が非常に速く、連携の際、MB受付時間内に詠唱を開始しても楽々MBさせることが出来る。この為、MB受付開始直後に光属性の魔法を当て即座にホーリーを詠唱させれば、1回の連携中に2回のMBを起こすことが出来る。
バニシュIIIMB → ホーリーMBの組み合わせは白魔道士によるMBとしては最高のダメージを叩きだす。しかし、使用するMPも両方合わせて消費MP196と半端ではなく、魔法攻撃力アップのジョブ特性を持つ黒魔道士の精霊魔法と比べるとダメージ・MP効率共に劣る。ただし、神聖魔法の本分であるアンデッドに対して使用した場合、ダメージ・MP効率ともに格段に改善される。
また、詠唱の早さは通常のモンスター相手の戦闘よりも、むしろコンフリクトにおける対人戦で効果が期待できる。
蓄積値が回復させたHPの絶対量に依存するため、高位ケアルを連発し、かつアートマによるMP供給が潤沢なアビセアにおいては容易に最大限の威力を保持しうる。そのため他の魔法系ジョブによるとどめが間に合わない時、とっさに撃って青〆をする補助火力として見た場合は使い勝手が良いと言える。
販売標準価格は35,000ギル、売却標準価格は3,500ギル。
かつては、
という、挑発の次に早い釣り性能を誇った攻撃白魔法だった。
回復のみという単調作業を強いられる白魔道士へのご褒美と言われ、高レベル白魔道士達のモチベーションを維持させた。実際、Lv50キャップ時点ではまだ「白魔のご褒美」といった評価で大きく問題にはされていなかった。
しかし、Lv55キャップになり、レベル上げでホーリーが使われると同時にナイトもホーリーが使えるようになると風向きが変わることになる。当時のホーリー全盛期は丁度【核熱時代】真っ直中にあり、MBで安定したダメージを叩き出していた。
一方でMBの本職・黒魔道士にはこの時、古代魔法や精霊III系もなかった。当時のレベルキャップ55で最強の核熱魔法ファイアIIは、多くが1/8のレジストで実用に堪えず、白魔道士がMBホーリーしている横で黒魔道士がケアルするという役割の逆転現象が起こることもあった。この精霊魔法とホーリーのレジスト率設定については、バランスを欠いていると黒魔道士から批判を浴びることになる。
また、ナイトのホーリー釣りに負けるプレイヤーが出てきたことで、射程が広く(当時の魔法は遠隔攻撃並みの射程だった)、詠唱も早いこの魔法は他の前衛からも目の敵にされることになった。
このようにホーリーが『釣り良し・キャスト早し・ダメージ安定』の良性能であったため、「出る杭は打たれる」の如く不満の矛先がホーリーに向けられた。
そしてホーリーは弱体化される。
Lv55キャップ当時、闇の王戦でナイトと白魔道士による、ホーリーのピンポン作戦が有効だった。このため→2002年11月26日のバージョンアップにて修正が入り「詠唱時間増加・使用MP増加(75→100)・リキャスト増加・射程減(25m→15m)」と大幅に弱体される。原則として魔法の射程はすべて同じはずなのに、ホーリーだけ射程が他の魔法より狭かったのはこのためである。
結果、臼や内藤が使用する勘違い魔法としてのレッテルが張られることとなった。威力とMP消費との比率を考えれば、やはり効率が悪いと言わざるをえない為だろうか。しかし、あと少しで敵が倒せる状況で、強力な回避技(ウィンドウォールなど)を使われて戦闘が長引く場合などに使用して、結果ケアル用のMPを節約できる場合があるなど、やはり何事も状況次第といえる。
神聖魔法だがバニシュと違ってアンデッドへの特殊防御減衰効果からも除外されているなど長らく不遇の時代が続いたが、2009年4月のバージョンアップで追加されたハートオブソラスの影響を受けるようになり、間接的にだが大きく強化され、条件にもよるが1000を超えるダメージを叩き出すこともできるようになるなど、死に魔法と化していた本魔法はやっとその名に恥じない威力を持つまでになった。2011年7月12日のバージョンアップでは神聖の印にバニシュ系・ホーリー系への神聖魔法スキル依存のダメージボーナスがつくようになり、ナイト側にも強化が入った。
2011年9月20日のバージョンアップでは、敵専用魔法だったホーリーIIがプレイヤーに解放されると共に、射程が再調整された。
2021年11月10日のバージョンアップでマスターレベルの実装によりサポートジョブレベルの上限が上昇、サポ白によるホーリーが解放。次いで2022年2月10日のバージョンアップではさらなる上限解放によりサポナでもホーリーが使用可能になった。
だがFFIIのように、作品によっては白魔法と黒魔法の区別があいまいで、なおかつ魔法単位で覚えさせることができたため、この位置づけには意味が無いこともある。
黒魔法フレアに対する魔法としてある作品も多く、FFIIIでは白魔法と黒魔法の進化の来歴が攻略本に書かれており特に顕著である。それを強調するためかホーリーとフレアのエフェクトが同一であることもあった。
具体的にはFFIIIまではフレアが赤、ホーリーが青白い爆発として表現されていた。
FFIVからはエフェクトは意図的に区別されて進化して行ったが、基本カラーは変わっていない*1。本作のホーリーも、光輪状のエネルギーが収束し光の柱が爆発と共に立ち上がるという、概ねシリーズの要素を踏襲したエフェクトをしている。
例外的にFFVIIではイベント魔法扱いでプレイヤーが使用することはできなかった。
敵に光属性のダメージ。ハートオブソラス:回復量に応じてダメージにボーナスを得る。
名称 | MP | 習得可能レベル | 詠唱 | 再詠唱 | 魔法D値 | 属性 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
白 | ナ | ||||||
ホーリー | 100 | 50 | 55 | 0.75秒 | 60秒 | D125 | 光 |
ホーリーII | 150 | 95 | 99 | 1.00秒 | 60秒 | D250 |
以下ではホーリー(無印)について解説を行い、ホーリーIIの詳細については当該項にて解説する。
基本ダメージは150ほど。
白魔道士のハートオブソラス、ナイトの神聖の印によってダメージボーナスが発生する(後述)。
一時期、ホーリーは通常の魔法より射程が短くなっていたが、再調整で通常の魔法と同じ射程に戻っている(後述)。
ハートオブソラス 編
ハートオブソラスの影響を受け、蓄積したHP回復量に応じた値がホーリーのD値に上乗せされる。HP回復の蓄積量上限は1300で、このときのホーリーは通常の3倍近い威力になる。これにより、蓄積量や、魔法攻撃力アップなどの要素、対象にもよるが最大で600~1000程までダメージ増が見込める。
ちなみに蓄積量が上限に近いほどダメージの伸びが高くなるため、できれば最大限蓄積した状態で放ちたい。
D値の増加量は以下のようになっている。
回復量(hp) | 増加率(D/hp) | 増加量(D) |
1300~ | 0 | 380 |
~1300 | 1 | ~380 |
~1200 | 0.8 | ~280 |
~1100 | 0.6 | ~200 |
~1000 | 0.4 | ~140 |
~900 | 0.2 | ~100 |
~800 | 0.1 | ~80 |
~700 | ~70 | |
~600 | ~60 | |
~500 | ~50 | |
~400 | ~40 | |
~300 | ~30 | |
~200 | ~20 | |
~100 | ~10 |
ホーリーは詠唱時間が非常に速く、連携の際、MB受付時間内に詠唱を開始しても楽々MBさせることが出来る。この為、MB受付開始直後に光属性の魔法を当て即座にホーリーを詠唱させれば、1回の連携中に2回のMBを起こすことが出来る。
バニシュIIIMB → ホーリーMBの組み合わせは白魔道士によるMBとしては最高のダメージを叩きだす。しかし、使用するMPも両方合わせて消費MP196と半端ではなく、魔法攻撃力アップのジョブ特性を持つ黒魔道士の精霊魔法と比べるとダメージ・MP効率共に劣る。ただし、神聖魔法の本分であるアンデッドに対して使用した場合、ダメージ・MP効率ともに格段に改善される。
また、詠唱の早さは通常のモンスター相手の戦闘よりも、むしろコンフリクトにおける対人戦で効果が期待できる。
蓄積値が回復させたHPの絶対量に依存するため、高位ケアルを連発し、かつアートマによるMP供給が潤沢なアビセアにおいては容易に最大限の威力を保持しうる。そのため他の魔法系ジョブによるとどめが間に合わない時、とっさに撃って青〆をする補助火力として見た場合は使い勝手が良いと言える。
神聖の印 編
ナイトは神聖の印を使用することで神聖魔法スキルに応じたダメージボーナスを得られるようになる。販売店舗 編
エリア | 店舗名・座標 | NPC名 | 備考 |
ジュノ下層 | ワーグデーグ魔法書店・H-9 | Hasim | 常時入荷 |
セルビナ | 露店形式・H-9 | Quelpia | |
アルザビ | ザフィフの魔法屋・J-8 | Zafif | 店主が捕虜の際は利用不可 |
販売標準価格は35,000ギル、売却標準価格は3,500ギル。
ホーリーの歴史 編
この魔法は弱体と強化を経て現在に至る。かつては、
ダメージ | MP | 習得可能レベル | 詠唱 | 再詠唱 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
白 | ナ | |||||
150 | 75 | 50 | 55 | 0.3秒 | 45秒 | レジストなし 射程が通常の魔法と同じ |
という、挑発の次に早い釣り性能を誇った攻撃白魔法だった。
回復のみという単調作業を強いられる白魔道士へのご褒美と言われ、高レベル白魔道士達のモチベーションを維持させた。実際、Lv50キャップ時点ではまだ「白魔のご褒美」といった評価で大きく問題にはされていなかった。
しかし、Lv55キャップになり、レベル上げでホーリーが使われると同時にナイトもホーリーが使えるようになると風向きが変わることになる。当時のホーリー全盛期は丁度【核熱時代】真っ直中にあり、MBで安定したダメージを叩き出していた。
一方でMBの本職・黒魔道士にはこの時、古代魔法や精霊III系もなかった。当時のレベルキャップ55で最強の核熱魔法ファイアIIは、多くが1/8のレジストで実用に堪えず、白魔道士がMBホーリーしている横で黒魔道士がケアルするという役割の逆転現象が起こることもあった。この精霊魔法とホーリーのレジスト率設定については、バランスを欠いていると黒魔道士から批判を浴びることになる。
また、ナイトのホーリー釣りに負けるプレイヤーが出てきたことで、射程が広く(当時の魔法は遠隔攻撃並みの射程だった)、詠唱も早いこの魔法は他の前衛からも目の敵にされることになった。
このようにホーリーが『釣り良し・キャスト早し・ダメージ安定』の良性能であったため、「出る杭は打たれる」の如く不満の矛先がホーリーに向けられた。
そしてホーリーは弱体化される。
Lv55キャップ当時、闇の王戦でナイトと白魔道士による、ホーリーのピンポン作戦が有効だった。このため→2002年11月26日のバージョンアップにて修正が入り「詠唱時間増加・使用MP増加(75→100)・リキャスト増加・射程減(25m→15m)」と大幅に弱体される。原則として魔法の射程はすべて同じはずなのに、ホーリーだけ射程が他の魔法より狭かったのはこのためである。
結果、臼や内藤が使用する勘違い魔法としてのレッテルが張られることとなった。威力とMP消費との比率を考えれば、やはり効率が悪いと言わざるをえない為だろうか。しかし、あと少しで敵が倒せる状況で、強力な回避技(ウィンドウォールなど)を使われて戦闘が長引く場合などに使用して、結果ケアル用のMPを節約できる場合があるなど、やはり何事も状況次第といえる。
神聖魔法だがバニシュと違ってアンデッドへの特殊防御減衰効果からも除外されているなど長らく不遇の時代が続いたが、2009年4月のバージョンアップで追加されたハートオブソラスの影響を受けるようになり、間接的にだが大きく強化され、条件にもよるが1000を超えるダメージを叩き出すこともできるようになるなど、死に魔法と化していた本魔法はやっとその名に恥じない威力を持つまでになった。2011年7月12日のバージョンアップでは神聖の印にバニシュ系・ホーリー系への神聖魔法スキル依存のダメージボーナスがつくようになり、ナイト側にも強化が入った。
2011年9月20日のバージョンアップでは、敵専用魔法だったホーリーIIがプレイヤーに解放されると共に、射程が再調整された。
2021年11月10日のバージョンアップでマスターレベルの実装によりサポートジョブレベルの上限が上昇、サポ白によるホーリーが解放。次いで2022年2月10日のバージョンアップではさらなる上限解放によりサポナでもホーリーが使用可能になった。
ファイナルファンタジーシリーズのホーリー 編
FFシリーズにおける伝統的な魔法の1つで、白魔法の中では貴重な攻撃魔法として扱われている。だがFFIIのように、作品によっては白魔法と黒魔法の区別があいまいで、なおかつ魔法単位で覚えさせることができたため、この位置づけには意味が無いこともある。
黒魔法フレアに対する魔法としてある作品も多く、FFIIIでは白魔法と黒魔法の進化の来歴が攻略本に書かれており特に顕著である。それを強調するためかホーリーとフレアのエフェクトが同一であることもあった。
具体的にはFFIIIまではフレアが赤、ホーリーが青白い爆発として表現されていた。
FFIVからはエフェクトは意図的に区別されて進化して行ったが、基本カラーは変わっていない*1。本作のホーリーも、光輪状のエネルギーが収束し光の柱が爆発と共に立ち上がるという、概ねシリーズの要素を踏襲したエフェクトをしている。
例外的にFFVIIではイベント魔法扱いでプレイヤーが使用することはできなかった。
関連項目 編
【バニシュ】【フレア】【驚きの白さ】【ホーリーII】【ホーリー釣り】【ホーリーナイト】- *1
- リメイク版やFFXIIなど、フレアが黒色のエフェクトとなっているものもある。