ミノスの王は
呪いを受けた妻が牛と交わった結果生まれた怪物
ミノタウロスを閉じこめるため、名工ダイダロスに命じて迷宮ラビリントスを作らせた。やがてテセウスによりミノタウロスは退治されたのだが、「ダイダロスが迷宮の秘密を漏らした」との疑念に駆られた
ミノス王は、ダイダロスとその息子イカロスを迷宮に閉じこめてしまう。
身の危険を感じたダイダロスは迷宮を脱出するために、集めた鳥の羽を蝋で固めて翼を作り、イカロスと共に大空へと羽ばたいた。しかし、空を
飛ぶことに夢中になったイカロスは、父の警告を忘れて太陽に近づいてしまい、その結果蝋が溶けて翼が
分解、墜落死してしまった。
このエピソードを歌にしたのが、かの有名な「勇気一つを友にして」である。
この歌は小中学校で学んだ、あるいは十数年前のNHK「みんなのうた」などで流れていたこともあるので、重い歌として記憶に残る人も少なくないのではないだろうか。