ござる

記事名読み
ござる

文法や表現方法としての「ござる
ござる」とは室町時代から使われだした表現であり、文法的には「ある」「いる」などの尊敬語の他、丁寧語としても幅広い意味で用いられた。

現代では常用語の「ございます」などにその形が残っている。
またさまざまな作品中で、武士や忍者など「古めかしい日本人」というキャラクター付けに、あまりもとの意味にとらわれず語尾として使われる場合が多い。FF11もこのパターンとして、東方出身のキャラクター
注釈1
TenzenGesshoなど。
が語尾に用いることがある。
ジョブ蔑称としての「ござる
ジョブ蔑称として使われる場合がある。
効率重視傾向が強いメリポパーティにおいて、ネトゲ実況では以外のジョブは効率を落とす、という主張があり、前述以外のジョブメリポパーティへの参加を嫌うプレイヤーが少なからず存在する
注釈2
いわゆる仙人(メリポ
。そうしたプレイヤー達が、前述の特定ジョブに入っていないにも関わらず、メリポパーティへの参加を希望するに対して使用するケースがあった。

転じて、メリポに関連して発生した経緯とは無関係にそれ以前のジョブ蔑称イ寺」に相当するような、プレイヤースキルが低くTPOを弁えないに対しても用いられる
注釈3
例として、カンパニエバトルにおいてイナゴ行為をするが、「イナござる」と一部で揶揄されているようである。


昨今ではアビセアPTに於いて青〆白〆を優先して欲しいとリーダーに指示を受けていながらも何を考えているのか頑なに、ひたすらにWS(何故か月光の率高し)で〆たがるに対して「月光ござる」と呼ばれる状況が発生している
注釈4
当然ながら月光では赤しか光らず、光輝陣風でも黄しか光らない。


ござる」が生まれた経緯
元々は2007年の両手武器強化祭りの際、ある片手武器系のジョブを馬鹿にして「かたじけのうござるwww」とサチコメに書いたことが始まり。 ネ実において、メリポと呼ばれる高効率メリポパーティに参加するを揶揄した「ござるを嫌がって忍戦赤詩コがメリポ希望を出さない」というスレッドが長寿化し、「ござる」という蔑称が広く知られるようになった。

そのメリポにおいて、特に槍玉に挙げられた理由として、以下の点が考えられる。
  1. 両手武器強化以降の人口が急増し、相対的にメリポに参加する前衛として、他のジョブよりもが目立つようになったこと
  2. 前項から「強化されたヒャッホイしたがっている」との解釈が促され、その質も悪いという見方につながったこと
  3. 総合的な能力ではなく、石火之機などによる瞬間的大ダメージを見たリーダーが増えたこと
  4. 八双を活用しようとすると空蝉の術に足枷が生まれる、ダメージソースとしての比重がWSに偏るといった特徴上、タゲ回しに参加しづらく、結果他のメンバーの負担を増加させるケースが多かったこと
  5. サポ忍を選択した場合、離れた位置にいる敵や睡眠中の敵に対してヘイトを稼ぐ手段が乏しく、ミサイルを誘発するなどの危険が大きかったこと

実際にメリポパーティにおいて、オーバーキル上等でダメージを追求するあまり被弾を省みないが報告されており、その自分勝手な振る舞いが批判の対象にされていた。

ただし当然のことながら「全てのござる」ではないことには注意し、「ござる」という蔑称を濫用することは控えたい。
たとえ当人が「ネタ」として気軽に「ござる」を使ったつもりでも、聞く相手や状況によっては、それを不快に感じるプレイヤーもいることはお忘れなく。

余談:ござるの行方
後に禁断の地アビセアが発売されると、アビセア乱獲の普及に伴い、かつて話題の中心だったメリポパーティカンパニエ人口は激減。それでも、前述の通り乱獲赤〆を連発するなど、相変わらずござるにまつわるネタは尽きなかった。

しかし、アビセアの死闘発売後、状況は一変する。灰塵凶角などのアートマによりクリティカルヒット強化された一方、実用的なクリティカルヒット確率修正WSを持たないは他の前衛に比べ大ダメージを出すことが困難になった。
また、この時期にはアビセアNM弱点に関する情報も出回ったが、赤弱点陣風光輝スキルさえ上げていれば忍者でも使えるため、NM戦でを誘う必要性も低下した。

こうした不遇アビセアの覇者でも変わることはなく、それどころかエンピリアンWSを手にした戦士モンク忍者などがさらに暴れ回るという結果となり、に見切りをつける者が続出。やがてござるの話題は、ネ実などでもほとんど見られなくなってしまった。

なお、その間のネ実では、元ござるの転職先として、剣の舞いばかり使ってろくに回復をしない踊り子を「ござり子」と呼んだり、多段青魔法ダメージばかり追求する青魔道士を「サムライブルー」と呼んだりといった造語が提案されたが、結局どれも定着することなく終わっている。

関連項目
イ寺】【ダハクに月光】【Tenzen

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