オーク
- 公式による解説
- オーク族
好戦的な
オークは、何らかの軍務についている者が殆どである。
老若男女すべてが
戦士としての訓練を義務づけられており、
彼らの部族
単位はそのまま軍団編制に適用される。
本国は遙か北方にあり、険しい山脈に阻まれながらも
エルヴァーンと争っていたが、200年前に北方からの新ルートを開拓、攻勢が本格化しだした。
水晶大戦敗戦に伴い一度は撤退を行うも、ほどなく再度
クォン大陸上陸を果たしている。
現在は
Overlord Bakgodek(
バックゴデック大将)に率いられた
遠征軍が
ジャグナー森林奥の集落を占領して
ダボイと称して根拠地とし、
ノルバレンから
ロンフォールにかけて軍を展開している。また、
ドラギーユ城至近の
ゲルスバに
Warchief Vatgit(ウォー
チーフ・バットギット)の一隊が
要塞を構築し、
サンドリア王国攻略を虎視眈々と狙っている。
オークは全ての個体が兵士であり、生涯は闘争にのみ費やされる。後述する輪廻観や、肉体の成熟をたった3年で済ませるが
言語を話すまで8年もかかるという事実など、彼らの闘争への
最適化は
人間たちとは一線を画している。ゆえに長生きが非常に困難な種であり、年長者は崇敬されるのだという。
なお
オークたちのあいだでも「死後の世界」があると信じられているらしき発言があり、「石の世界」というのが我々にとってのいわゆる極楽浄土にあたるらしい。
また輪廻
転生の概念が存在し、現世で勇敢に闘えば「命来たりて、再び帰る場所」へ帰り再び
オークとして生まれ変われるが、無様に死ねば帰ることが叶わず別の生き物になってしまう、とされている。この「場所」(=石の世界?)をイメージした図柄が、
オークに関係した建造物で度々目にする円の中心に点の描かれた印である。
NMなどの
オークの命名方式は
タルタル男性名と共通しているが、違いとしては
タルタル男性名のような区切りの部分(-)は無い。
ジョブによって外見が異なり、
モンクと
狩人は禿げ上がった厳つい顔、
魔法を会得している
黒魔道士は腕力に劣る者として低い身分に甘んじており、それを恥じ入って素顔を頭巾で隠している。
それ以外の
戦士系
オークはモヒカンヘアのように立ち上がった頭髪と
フェイスガードが特徴的。
軍団長クラスの
NMともなると、巨大な耳のような飾りのついた
黄金のマスクをかぶっている。
また、他に広義で
オークの一種と言える
オークの戦闘機械もいる。
アルタナエリアでの
オークは
グラフィックが異なり、籠手など部分的に
装備した部位が増えただけのもあれば、赤い仮面と鎧を身にまとった
重装備の
オークも登場する。
この
重装オークは
ゴブリン製の鋳造甲冑を身にまとう最精鋭のエリート歩兵という設定だが、見た目はSF映画「スターウォーズ」を髣髴とさせる格好である。
デュナミスエリアでの
オークは、
グラフィック自体は変わらないものの、黒い肌に白い毛皮と、カラーリングが大きく異なる。また覆面
オークの紋章も、独自の
紋様となっている。
人語(共通語)を解する程度の知能はあるが、口調に訛り
があり、厳つい外見とのギャップが面白い。
Buffalostalker Dodzbraz : オデ、
オーク。
ぐいもん あづめるガカリ カリュード。
おめど ただかうない づもり。
ただし一部の
ミッション(
サンドリアミッション「
子供の救助」「
光の継承者」など)に登場する
NMなどは、訛りのない流暢な口調で話すものもいる。大抵は皇帝に近しい身分になるほど正確な語り口と、武の精神を宿すようになってゆくようだ。
方面軍の長
Overlord Bakgodekや黒太子ことDarkheir Grradhodはまだ少々の訛りが見られるが、殆ど標準レベルと言って差し支えがなく、Bloodcrown BrradhodやWarlord Rojgnojとなると、
人間と全く変わらない口調である。
Bloodcrown Brradhod : 下郎めが!
朕が腕一本で勝ち得し、地位と伝説。
欲しくば、己が腕で奪ってみせい!
Warlord Rojgnoj:
冒険者と思って甘く見ておれば!
お前はそこかしこで暴れておるヤツだな?
同朋もお前の手によって何匹も屍と化した!
今度はお前が土へと還るがいい……!
ちなみに、平時でも
戦闘中でも絶えず口をへの字に食いしばっている彼らだが、
アルタナの神兵(の
イベントシーン)で、初めて口が大きく開かれた。
サンドリア周辺、中でも
西ロンフォールの
オークは、単に歩き回っているだけではなく、
サンドリア王国を監視するかのような斥候行動を取るタイプがいる。(
サンドリアの兵士が
ゲルスバ方面や
ラテーヌ方面を巡回しているのと同じようなもの)
例えば、(F-4)の焚き火周辺に
POPする
戦士タイプの
オークのうち1体は、北の山壁沿いに沿って移動し、(H-5)の柵の陰から
北サンドリアへの城門を見張ってはまた焚き火方面に戻るといった挙動を繰り返す。この
オークは周辺の
オークに比べてレベルが高い事が多い。また、同位置に
POPする
モンクタイプの
オークは、山壁沿いではなく南の草地を巡回しては焚き火の方に戻る、といった挙動を繰り返す。この他にも、(G-5)と(G-6)の境にある道なりに移動し、通行人を監視する
モンクタイプの
オーク、同周辺の山壁沿いを移動し(H-6)の山際から
南サンドリア方面を見つめては戻る
戦士タイプの
オークなど、この
エリアに生息する意味と、確固たる意思を持って行動しているように見受けられる演出が多く見受けられる。
ザルクヘイム、および
ノルバレンリージョンでの
遠征軍において、ハーフ
オーク(Halforc)と称される
モンスターの一団が出現する。
ただし外見や使用
特殊技は
オーク族のものと同じであり、何との混血なのかも判明していない。
また、
テメナス中央塔3階にはグロニャール(Grognard)と呼ばれる
モンスターが出現するが、こちらもシステム上は
オーク族と変わらないものとして扱われている。
Grognardは「不平を言う者」という意味であるが、ナポレオンの老親衛隊も(ナポレオン自身によって)こう呼ばれていた。
恐らく
オーク皇帝直属の老兵たちであったのであろう。
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