ファナティックダンス

一部のオーク族NMが使用する特殊技の一つ。
放射型範囲のPCに「魅了」の効果。
ファナティックは「熱狂的な・（名詞として）狂信者」といった意味。さぞや熱狂的な踊りなのだろう。異種族をすら魅了するほどなのだから。

デュナミスに出現するオーク族NMが使用するのが初出かつ最も有名であろう。多人数で取り囲んで殴っている間にこれを使われ、ものの数分で部隊が壊滅した経験をもつ裏LSも少なくないと思われる。
実装当初はデュナミスの個体のみが使用していたが、アルタナエリアのクエストNMも使用することが確認されている。大戦当時から現代に至る20年の間に失われた踊りなのだろうか。

ファナティックダンスによる部隊壊滅の理由としては、

• 魅了を食らうのは専ら盾役を含む前衛である
  
• その前衛の多くが空蝉の術で自身を護っている
  
• 魅了されたPCに対して、範囲魔法が適切に機能しない
  

といったものが挙げられる。
ファナティックダンスの効果範囲はそう広くなく、標準的な立ち位置を取っている場合後衛には効果が及ばない。したがって、「味方のはずの前衛が一斉に後衛に殴りかかる」という構図になる。このとき、ヘイトリストが術者（オークNM）と共有されるため、多数の前衛が後衛を各個撃破にかかるという周到振りである。
また前衛を無力化しようにも、単体魔法は空蝉の幻影に阻まれ、範囲魔法はターゲット1人にしか効果が及ばないというおまけまでつく。

対処法としては、NMにグラビデを入れておき、時間を決めて黒魔の精霊魔法一斉射撃→印スリプル→一斉射撃→…という風にする事が多い。
石像と同様の認識を持ち石像担当のグループに対処を任せれば意外にすんなりと終わる。

万が一この技を使われたら、魅了されなかったPCは直に敵を殲滅したエリアを周回するように逃げれば被害を最小限に抑えられる。