オークの黄金マスク

記事名読み
おーくのおうごんますく/Gold Orcmask
アイテムの一つ。12個スタック
Alt Ex
オークの王族が着用する黄金のかぶと。
形状が特殊なため、人間装備不可能。

ダボイ修道窟ズヴァール城外郭に生息するOrcish Trooper及びOrcish Overlordドロップする獣人製品

クエスト天晶堂での取引で要求されるアイテム
アルタナミッション勇胆の証」でも使用できる
注釈3
詳しくは「勇胆の証」を参照。

雷のクリスタル分解彫金:上限52)するとゴールドインゴットを得られる。
Ex属性のためバザー競売に出品することはできないが、同一アカウント内であれば宅配は可能。

標準売却価格は1,300ギル
遍歴
実装当時分解成功率が通常合成と変らなかったこともあり、当時先行していた彫金目録達による熾烈な分解競争が行われた、いわゆる分解祭である。分解で複数種類の素材が戻ってくる仕様と、90%を超える成功率の問題点はこのオークの黄金マスクで取り沙汰されたと言ってもよく、実質これに対する修正で分解成功率と還元素材の1種限定への変更がなされたと言う経緯がある。
また黄金マスク自体のドロップ率もその当時の半分以下にまで徐々に引き下げられている、当時は3匹狩れば1個は出ると言うほどの確率であったのだが…。

金をスキル上げに使い続ける彫金職人にとっては68-82スキル帯と88-92スキル帯ではゴールドインゴットが数百本単位で必要となるためお世話になることは多い。業者による金策の手段としても用いられるようになってしまっていたが、その後のデフレ傾向により利益率が低下し、システムからの換金行動が増えたため、沈静化していった。

余談ではあるが、黄金マスク分解でいさかいが起こりやすいのはOrcish Trooperの獣人特有の特殊な抽選の方式に原因がある。
4種類のオークのどれが再POPするかは完全ランダムのため、何が沸くかは沸いてみるまでは分からない、そのため抽選に外れてOrcish Trooperが沸かなかった場合そのオークを倒さなければ次の抽選が当然行われないのである。
取り合いが熾烈になると全種類のオーク掃除してる人は常に他の種類のオークとも闘っているためにOrcish Trooperと関係ないオークだけしか倒せなくなり、横からOrcish Trooperだけを狙ってる人はそれだけしか一切倒さないという状況が発生していた。他人の労力だけを利用して対象のOrcish Trooperだけを根こそぎ持っていくという状況がシステム的に発生しやすかった訳だ。
しかしそこで掃除をする人が業を煮やしてOrcish Trooper以外の掃除を止めてしまえば抽選数が著しく減るために、オークの広場にOrcish Trooperが一匹もいなくなると言う状況が発生、文字通りお互いに動けないにらみ合いになり険悪な雰囲気を非常に作りやすかった。

クエストアイテム分解できてゴールドインゴットになる時点で、こういう状況になるのは予想できそうなものであるが、当時は世界もシステムもまだ未成熟なこともあり様々なエピソードを生んだアイテムである。現在高級素材に関わるような名前のEx/Rareクエストアイテム素材に一切分解できないのはこれの教訓からなのかもしれない。
関連項目
ダボイ】【Orcish Overlord】【彫金】【勇胆の証

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