シェオル A

記事名読み
しぇおるえー/Sheol A
バトルコンテンツオデシー」に属するバトルフィールドの一つ。2020年3月10日のバージョンアップで追加された。


突入条件
だいじなものモグパケット」を所持した状態で、ラバオ(G-6)の"Veridical Conflux"を調べ、「シェオル A(CL:119~)」を選択することでコンテンツに突入できる。コンテンツに突入すると、だいじなものモグパケット」はテンポラリアイテムモグパケット」に変化する。

参加人数は1~6人。占有時間は30分。エリアウォークオブエコーズ〔P1〕あるいはウォークオブエコーズ〔P2〕のいずれかが割り振られる。
攻略
パーディッション A-1~A-7までの7階層に分かれており、各階層のどこかにあるVeridical Confluxを調べて先の階層に進み、最終的にA-7にあるOtherworldly Vortexを調べることでクリアとなる。
Otherworldly Vortexを調べた際、それまでのシェオル Aでの雑魚やNMの撃破数に応じてギル(雑魚の撃破数x5000ギル)と色褪せた鱗(箱、大箱含む)が得られる。この報酬は突入後最初に調べた際しか得られないようなので、最大限の報酬を得たい場合は時間いっぱいまで敵を倒してから調べるとよい。

通常雑魚(Nostos ~)はエリア内の広場や部屋ごとに同種の敵が10匹ずつ固まっている。
基本的にインスニでやり過ごすことが可能で、単にクリアだけ目指すのであればインスニして先に進んでしまえば良い。
アクティブ・ノンリンクだが、オーメンと同じく全ての種族視覚感知が追加されている。
アルカナ類魔法感知アンデッド類生命感知がある点は通常エリアと同じなので要注意。

敵を倒す場合、A-1の敵はIL119から見て「おなつよ」だが、A-2、A-3、…と進むごとに敵が強くなっていくため、パーティの強さに応じた階層で戦うのが好ましい。リンクはしないので、1匹ずつ釣って戦うことが可能。
なおいずれの敵も範囲攻撃を受けた際はターゲット中の敵以外はダメージがかなりカットされるため、範囲狩りはできない仕様となっている。

奇数階層に「Agon Halo」という魔法陣が存在しており、この周辺には半透明の獣人が徘徊している。
この獣人インスニ見破りをもち、なおかつ「Agon Halo」を破壊しないと攻撃することができないため注意しておきたい。

イザット(Izzat)
バトルフィールド突入時に画面左上に表示される専用のポイント。

雑魚敵を5体倒すごとに1 Izzat、フロア内の獣人殲滅することで10 Izzat貯まる。
一定量のIzzatを消費することでエリア内に配置されている宝箱を開錠したり、Agon Haloから出現するEthereal JunctionからNMを沸かせることが出来る。

なおIzzatは突入するたびにリセットされるため、次の攻略に持ち越すことはできない。

Translocator
A-1、A-3、A-5に存在し、これを一度でも調べておくとTranslocator同士で各階層間をワープすることが可能となる。
なおワープ可能になっても敵対心が発生していると調べても「それどころではない」と拒否され、これはVeridical Confluxも同様になっている。ワープで敵から逃げる事は出来ないと覚えておこう。

各階層に配置、もしくは「Agon Halo」を破壊した後に出現する。前者はEthereal Junction #○(○には階層に応じた数字が入る)、後者は単にEthereal Junctionという名前で出現する。

数字つきのものはウォンテッドNM戦利品をやユニティポイントで交換できる特殊素材トレードすることで、対応するウォンテッドNMの上位種のNMが出現する。素材の必要数は階層を進めるほど多くなるので後述にて解説。必要数はNMを討伐するごとに減少する。数字なしのものは、10Izzatを消費することでこの上位種の中からランダムでポップする。

これらのNMHPが減るとSPアビリティを使用し、何らかのフィールドを展開するという特性を持っている。フィールド効果はPC全滅して黄色ネームに戻った後も解除されない。

各階層にChestが3個ずつ配置されている(場所はランダム)。

・各宝箱はIzzatを消費するか、シーフシーフツールで解錠できる。
・解錠コスト(解錠に必要なIzzat)は各宝箱を10回開けるごとに-10%減少されていき、最大(50回の解錠)で-50%になる模様。
 ※解錠回数によるIzzatの軽減は各シェオルで別カウント。
 ※PTメンバーが空けた分もカウントされる。
・Chestを解錠するとその場にCofferが出現することがあり、Cofferを解錠するとその場にAurum Strongboxが出現することがある。
・Izzatを用いて宝箱を開ける方が、シーフツールを用いるよりCoffer・Aurum Strongboxになる可能性が高い。
シーフツールによる解錠は、使うツールにもよるが30%~40%程度で成功し、5%程度でミミックになる。

宝箱基本解錠コスト最低解錠コスト出現条件
Chest105各階層内にランダムで3つ設置
Coffer158Chestを開けた際にまれにその場に出現
Aurum Strongbox2010Cofferを開けた際にまれにその場に出現

シーフツールスケルトンキーリビングキーシーフツール)による解錠に失敗した場合に出現する可能性がある。
出現した瞬間にデストラップを使用してくる。
また、ヘイトトップが離れていると、単体引き寄せをしてくる。
この距離はトレード可能限界よりも短いので、ぎりぎりで解錠していると、もれなく引き寄せされる。

討伐に際しては固く回避も高いため、攻撃力ブーストしなければ倒すにかなりの時間がかかる。
またソロの場合、デストラップスタンヘイトリセット回復タイプのフェイスが狙われることが多い為、不安定になりがち。

討伐せずタゲ切りしたい場合は、盾やフェイスタゲを取らせている間に離れてログアウト戦闘不能になることでタゲを切ることができる。
ただしタゲ切りした後、感知範囲に入るとその瞬間赤ネームになり引き寄せてくるので注意。
この感知範囲は魔法範囲とほぼ同じくらいと非常に広範囲に渡るため、安全を取るならミミックが見えなくなるまで離れたほうが良い。

階層モンスターLv初期必要トリガー
雑魚ミミック上位NM
A-11191241221
A-21211261243
A-31231281266
A-412513012810
A-512713213015
A-612913413220
A-713113613425
各階層
A-1
第6ウォークと同じマップ
フロア内にAgon Halo+獣人6体あり。

分岐を常に左手に進んだ場所にVeridical Conflux #1。
スタート直後の部屋にTranslocator #1。
A-2
第13ウォークと同じマップ
「田」の字のフロアの右下(南東)からスタート。

「田」の字のフロアの真ん中上の場所(北側)にVeridical Conflux #3。
分岐を常に右に進んでいけばたどり着ける。
A-3
第15ウォークと同じマップ
フロア内にAgon Halo+獣人6体あり。

最初の広場からすぐ右手(東側)に下りる階段があり、その先の部屋にVeridical Conflux #5。

最初の広場の東側にTranslocator #2。
A-4
第9ウォークと同じマップ

分岐を常に右手(東側)に進み、あとは道なりに進めばVeridical Conflux #7。
A-5
エコーズロビーと同じマップ
フロア内にAgon Halo+獣人6体あり。

フロアに入ってから常に左手の壁沿い(東側)に進めばVeridical Conflux #9。
フロアに入ってから常に右手の壁沿い(南側)に進めばTranslocator #3。

Translocatorの場所は敵グループと非常に近く、Agon Haloがある場合はインスニでの迂回が困難なこともあるのでワープする際は注意。
A-6
第1ウォークと同じマップ

分岐を左手(マップ北側)に進めばVeridical Conflux #11。
A-7
第2ウォークと同じマップ
フロア内にAgon Halo+獣人6体あり、3種族混合。

最初の広場を常にまっすぐ(東側)に進み、階段を下りた先の部屋にOtherworldly Vortex。
出現するモンスター
雑魚 (Nostos ~)
1区画に1種族10匹ずつ。
アクティブ、ノンリンク、全種族視覚感知追加。
種族
ビースト類ウサギ族大羊族ダルメル族剣虎族クァール族オポオポ族マンティコア族バッファロー族
リザード類トカゲ族ラプトル族エフト族ブガード族
ヴァーミン類甲虫族蜂族クロウラー族フライ族サソリ族スパイダー族
プラントイド類キノコ族樹人族(若木)樹人族マンドラゴラ族グゥーブー族モルボル族サボテンダー族フライトラップ族
バード類死鳥族コウモリ族コウモリ族(編隊)コカトリス族ロック族
アクアン類クラブ族プギル族頭足族ウラグナイト族
アモルフ類ワーム族リーチ族スライム族
アンデッド類スケルトン族片手棍+盾)、スケルトン族両手鎌)、ゴースト族屍犬族ドゥーム族
アルカナ類ボム族イビルウェポン族ゴーレム族
ドラゴン類ワイバーン族
スケルトン族の(片手棍+盾)は戦士タイプ、(両手鎌)は黒魔道士タイプ。イビルウェポン族赤魔道士タイプ。
Agon ~
6体の獣人魔法陣(Agon Halo)で1つのグループを構成している。
パーディッション A-1、A-3、A-5では同種の獣人のグループだが、A-7は3種混成グループとなっている。
魔法陣は8属性いずれかの属性を持ち、風水耐性あり。距離が離れるほどダメージカットが高くなる。
獣人アクティブリンク見破り持ち。
魔法陣を破壊するまでは半透明でターゲット不可。

種族名称
オーク族Fighter(戦)、Pugilist(モ)、Thaumaturge(黒)、Crusader(ナ)、Villifier(暗)、Archer(狩)
クゥダフ族Marauder(戦)、Cleric(白)、Evoker(黒)、Pillager(シ)、Squire(ナ)、Ravager(暗)
ヤグード族Bruiser(モ)、Spiritualist(白)、Magus(黒)、Lyricist(吟)、Samurai(侍)、Shinobi(忍)
オーク族Black Belt(モ)、Renegade(暗、獣人王タイプ)
クゥダフ族Enchanter(赤)、Champion(ナ、獣人王タイプ)
ヤグード族Chirurgeon(白)、Archon(黒、獣人王タイプ)
上位ウォンテッドNM 16体
名称種族下位NMトリガー備考
Tipuli1フライ族Valkurm Imperatorインピラトアの翅魔法防御力ダウンフィールドマイティストライク
Brachys1クラブ族Emperor Arthro皇帝アースロの甲殻攻撃力ダウンフィールドインビンシブル
Dione1フライトラップ族Orcfeltrapフェルトラップの葉魔法回避率ダウンフィールドブラッドウェポン
Gloios1スライム族Garbage Gelガーベジオイル防御力ダウンフィールドマイティストライク
Damysus1グゥーブー族Joyous Greenジョイアスの苔防御力ダウンフィールドブラッドウェポン
Aegypius1死鳥族Abyssdiverアビスの羽根装備変更不可フィールド絶対回避
Salmandra1エフト族Intuilaインツリアの皮麻痺フィールド絶対回避
Ailuros1クァール族Vosoヴォソの毛皮魔法命中率ダウンフィールド絶対回避
Megaera1コカトリス族Warblade Beakウォーブレイドの皮魔法攻撃力ダウンフィールドブラッドウェポン
Eurytus1グゥーブー族Keeper of Heiligtumハイリグタムの苔回避能力ダウンフィールドマイティストライク
Harpe1イビルウェポン族Jester Malatrixマラトリクスの破片魔法防御力ダウンフィールド連続魔
Kusarikku1ブガード族Immanibugardイマニブガードの皮回避能力ダウンフィールドブラッドウェポン
Leucippe1コウモリ族Tiyanakチヤナックの牙装備変更不可スフィア絶対回避
Cynara1サボテンダー族Cactrot Velozベロスの針回避能力ダウンフィールド百烈拳
Ptelea1樹人族Woodland Menderメンダー原木スロウフィールドマイティストライク
Physis1モルボル族Sybaritic Samanthaサマンサのつる魔法回避率ダウンフィールドブラッドウェポン
道中のモンスターからは色褪せた鱗ドロップする他、NM箱【色褪せた鱗】ドロップする。また、活動に応じてモグセグメントを得られる。

BF内の活動(敵の撃破や箱開けなど)をしていると、ピルグリムモーグリの応援効果(フェイス強化)を得られる。これは段階的に強化されていく。

また、出口(Otherworldly Vortex)に触れると成果に応じた個人報酬を獲得する(1回の突入で1回限り)。
・通常雑魚撃破数1匹ごとに5000ギル
注釈1
獣人NMはカウントされない。

・罠破壊後に獣人殲滅を1セットごとに箱【色褪せた鱗】を一つ
NM撃破数 × ジョブポイント
Mimic撃破数 × 大箱【色褪せた鱗】

目標シェオル Aの出口に到達する」を受領していれば、ユニティポイントなどの他、特別報酬として大箱【色褪せた鱗】を得られる(1回限り)。
名称について
シェオル(sheol)は「黄泉」を意味するヘブライ語
注釈2
シェオル(Wikipedia)
。ギリシア語では「ハデス」「ゲヘナ」がこれに相当する。

nostosは「長い旅路からの帰還」といった意味の古ギリシャ語にちなむ言葉
注釈3
Nostos(Wikipedia英語版)
。例えば英雄オデュッセイアが長い旅路の果てに帰還したのもnostosであり、「オデシー」というコンテンツ名との関わりを感じさせる。

agonは古代ギリシャにおける懸賞付き競技のこと。

Otherworldly Vortex:「別世界の渦」といった意味。

パーディッション(Perdition)には「地獄に落ちること、永遠の罰」という意味がある。 ブフート特殊技パーディション」に同じ。BFが7階層あること、黄泉を意味する名前を持っていることからも、地獄を下っていくイメージなのかも知れない。
Agon ~
Agon Halo:haloは「後光、光輪」という意味。
Agon Pugilist:Pugilist=「ボクサー」
Agon Thaumaturge:Thaumaturge=「魔術師」
Agon Crusader:Crusaderについては【Bozzetto Crusader】項を参照。
Agon Villifier:villifyという一般的な英単語は存在しないため、vilifierの誤記と思われる。vilifyには「けなす、中傷する」という意味があり、vilifierだと主君におもねって他人を貶める(讒言する)者、つまり讒臣(ざんしん)という意味を持つ。
Agon Marauder:Marauder=「略奪者」
Agon Cleric:Cleric=「聖職者」
Agon Evoker:Evoker=「幻術師」
Agon Pillager:Pillager=「略奪者」
Agon Squire:Squire=「大地主、騎士の従者」。この場合は従者のほうだろう。
Agon Ravager:Ravager=「略奪者」、ラベジャーアーマーのラベジャーに同じ。
Agon Bruiser:Bruiser=「乱暴者」
Agon Spiritualist:Spiritualist=「降霊術者
Agon Magus:Magus=「魔法使い」
Agon Lyricist:Lyricist=「叙情詩人
Agon Renegade:Renegade=「背教者、脱党者、裏切り者」
Agon Enchanter:Enchanter=「魔法使い、妖術者
Agon Chirurgeon:Chirurgeon=「外科医」
Agon Archon:Archon=「支配者」
Tipuli:フライ族であることから、昆虫のガガンボ科(Tipulidae)に由来すると思われる。

Brachys:brachysには古ギリシャ語で「短い」という意味がある。なお、短尾下目(カニ下目)の学名Brachyuraはギリシャ語の「短い尾」に由来する。

Dione:ディオネはギリシア神話に登場する女神
注釈4
ディオーネー(Wikipedia)
。ディオネという女神は複数存在するが、主なものにウラノスとガイアの娘でティターン神族の一柱と、アトラスの娘がいる。
叙事詩「オデュッセイア」には、オデュッセウスがティターン神族の女神ディオネーに捧げられたドドナの神託所に立ち寄り、ゼウスの神託を求めたという逸話があることから、オデシーつながりでティターン神族のほうが由来かも知れない。

Gloios:古代ギリシャのアスリートは、衣服を脱ぎ、体に油を塗って競技を行っていた。体についた汚れた油は最後にこそぎ落とされ、集められて薬として販売されていた。この油がグロイオス(Gloios)と呼ばれる。

Damysus:ギリシャ神話に登場する巨人
注釈5
Damysus (Giant)(Wikipedia英語版)
巨人の中でも最も俊足だったとされる。一説によると、アキレスは子供の頃に足を焼失し、ケイローンにこの巨人死体から足を移植されたことで俊足を手に入れたとされる。

Aegypius:ギリシャ神話の登場人物
注釈6
Aegypius (mythology)(Wikipedia英語版)
。恋人の未亡人の息子との諍いが原因で、アポロンにハゲワシに変えられてしまったとされる。

Salmandra:【サラマンドソード】項を参照。

Ailuros:コイネー(古ギリシャ語の一種)で「猫」という意味。猫の頭を持つエジプトの神「バステト」はギリシャではこのように呼ばれていた
注釈7
Bastet(Wikipedia)


Megaera:Megaera(メガイラ、メガエラとも)はギリシャ神話に登場する女神
注釈8
メガイラ(Wikipedia)
。復讐の3女神の1柱で、「嫉妬する者」という意味を持つ。

Eurytus:【Eurytos】項を参照。

Harpe:【ハルパー】項を参照。

Kusarikku:シュメール神話に登場する有翼の牛
注釈9
Kusarikku(Wikipedia英語版)
女神ティアマトがマルドゥークに対抗するために生み出した11の怪物の一つ。

Leucippe:ギリシャ神話には様々なLeucippeが登場する
注釈10
Leucippe(Wikipedia英語版)
が、コウモリ族であることから、ミニュアデスの一人レウキッペが由来と思われる
注釈11
ミニュアデス(Wikipedia)
。レウキッペは酒と狂乱の神ディオニューソスに対して不敬であったので、神罰を受けて鳥あるいはコウモリに変身させられたという逸話がある。

Cynara:キク科の多年草「チョウセンアザミ」(アーティチョーク)のラテン語名。名前はギリシャ語でアーティチョークを意味するkynaraから。

Ptelea:ミカン科の樹木。名前はギリシャ語におけるニレの木に由来する。

Physis:ギリシャ語で「自然」を意味する言葉。
関連項目
オデシー

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