Pil

1. ベヒーモスの縄張りに出現するカトゥラエ族（タビヤット）NM。本項で解説する。
   
2. 真界のBF「妖艶の座天使」に出現するカトゥラエ族（タビヤット）NM。【妖艶の座天使】の項を参照。
   

ヴォイドウォーカーの一体。
六芒星の白色のジェイドIIIとヴォイドストーンを所持したPCが(E-7)、(H-8)、(J-10)テンキー7にあるPlanar Riftを調べると出現する。

古代魔法（範囲化）、ブレクガを含む各種弱体ガ系、範囲アドル、範囲スタン、コメット、メルトンを詠唱する。

以下の特殊技を使用する。

名称	効果範囲	効果	備考
マラインインボケション	自身中心範囲	ダメージ＋アムネジア
シャーマット	視線単体	テラー＋死の宣告	発動後瞳が青くなり、その間視線が合っているPCにのみ効果適用
タビヤガンビット	自身	HP回復（2000程）＋状態異常回復＋バリア	バリアは発生しないこともある。 バリア展開中は魔法攻撃力増加 その他バリアの性能は後述
フランクオーペニング	自身中心範囲	ダメージ＋防御力ダウン＋ノックバック	バリア展開中はダメージ2000以上になることもある

アビセアのカトゥラエ族がそのまま外に出てきた感じの強さである。
攻撃のほとんどが4桁を越え、唱える魔法は大半が範囲魔法、単体魔法はコメットとメルトンだけという凶悪さで空蝉がほとんど意味を成さない。

特殊技の一つ「タビヤガンビット」のバリア効果は打・格闘・斬・突・遠隔・魔法のうちどれか1つのダメージだけが通り、あとは0ダメージになるという強力な性能である。またバリア発生中は状態異常を与えても即座に解除される。
唯一ダメージが通る属性で1000以上のダメージを与えるか、弱点を突くことでバリアの解除が可能。
このため、各種武器属性で攻撃できる編成を組むことが望ましい。

前衛の武器による攻撃の他に、複数の武器属性による攻撃が可能な物理系青魔法や召喚獣の履行による攻撃も有効である。
特に打属性は武器では片手棍・両手棍に頼らざるを得ないため、召喚獣のカオスストライクは大きな助けとなる。
また、属性WSは魔法ダメージ扱いのため物理のバリアを破壊する際は物理WSを打つ必要がある、また逆に魔法が該当の際に属性WSでアシストすることが可能。
他、トワイライトサイズの通常攻撃などによる無属性攻撃、及びクイックドローはいずれのバリアにも攻撃を通すことができる。

弱点がほぼ固定のアビリティの弱点を突かずに保持しておき、打属性など解除しにくい属性に当たった場合に弱点を突いて解除してしまうのも手である。
どちらにせよ、バリアを張っている最中はダメージを与えられず、魔法攻撃力増加のお陰で魔法一つ一つやフランクオーペニングが脅威となるためバリアは即座に解除してしまうことが望ましい。

シャーマットの効果時間中はタゲが固定されている場合はタゲを取っている人はそのまま死の宣告で死んでしまうため、背中を向けてキープするか、定期的にタゲを奪って死の宣告のカウントをリセットする必要がある。
そのため盾役一人にタゲを集中させることが困難で、ある程度ヘイトを分散させておく必要もある。

バリア解除の煩雑さ、攻撃の熾烈さ、タゲ固定の難しさなど多種の問題を抱えており、ジュノルートStep3の中でも非常に強力な部類といえる。

第11回ヴァナ・ディール国勢調査では「冒険者を戦闘不能にした回数の多いモンスター」の第1位に君臨している。

トキハーネス、ディララムソルレ、フィルの堅甲、黒一角獣の尾、アリヤトチャクラム、ヘヴィメタル。
ヘヴィメタルのドロップ率が非常に高く、次いでアリヤトチャクラム、その他のドロップ率はかなり低めとなっている。

またホワイトフェイズのアラインメントの値によっては新星のジェイドと自在のアートマ霊子が手に入る。
更に六芒星の白色のジェイドIIIを所持しているPCは称号「フィル　アンフロッカー（Pil Unfrocker）」が手に入る。

カトゥラエ族であることやその称号から、チャトランガの流れを汲むペルシアのボードゲーム「シャトランジ」における駒の一つに由来すると思われる。意味はペルシア語で「象」を意味する。

フィルは斜め四方に2歩ずつ進み、間にある駒を飛び越えるという動きをする。フィルはチェスにおいてはビショップ（僧正）に相当し、称号もそれを意識したものとなっている。

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