コリブリファンタジー

記事名読み
こりぶりふぁんたじー
2010年6月22日のバージョンアップの「禁断の地アビセア実装により「アビセア乱獲」が普及する以前、ひたすらコリブリを筆頭にバード類ばかり狩って経験値を稼いでいた状況を指す。

概要
コリブリ」の項にあるように、コリブリはいやらしい特殊技も持っているが、レベリングで相手をするのには好条件の整った敵である。

もっとも、コリブリが生息しているのはアトルガンエリアアルタナエリアのみ
注釈1
2012年現在ではアビセアエリアにも追加されている。
で、これらの狩りに適したレベル帯は限られていた。

具体的には、以下のとおり。

以降はレベルシンクで適切なレベル帯に調整し、上のいずれかで75まで上げ続ける、というのがコリブリファンタジーのセオリーであった。

Lv75以降のメリポ稼ぎではコリブリ以外の選択肢も増えたものの、タンジャナ小島のGreater Colibriを相手にすることもあり、やろうと思えばどこまでも「ファンタジー」を続けることができた。この辺りがかつての「虫虫ファンタジー」や「骨骨ファンタジー」と異なる点であろう。

なお、2022.7.11からはタンジャナ小島のGreater Colibriは高レベルのLocus Colibriに置き換わり、ジョブポイント稼ぎで再度コリブリを獲物にできるようになっている。
MMMでの「鳥鳥ファンタジー
また、2009年以降はこれらと並行して、MMM駆除部1課バードを指定したメイズを攻略し、経験値メリポを稼ぐパーティも人気となった。この設定のメイズではコリブリは出現しなかったが、2009年11月10日のバージョンアップによりコリブリヒポグリフが追加され、ランダムで姿を見せるようになった。

こちらも戦術としてはほぼ同様だが、コリブリ以外の敵を狩ることも多いだけに、正確には「鳥鳥ファンタジー」「槍槍ファンタジー」とでも称すべきかもしれない。

元々コリブリ自体がそこまで構成を選ばない敵であり、盾役ナ盾忍盾どちらでも問題はない。

アタッカーについても同様だが、席を得やすいのは突属性である遠隔武器両手槍の使い手。具体的にはそれぞれの武器の本職である狩人竜騎士をはじめ、戦士や侍などが該当する。この他、2009年11月に追加されたバードベーン突属性を持つ例外属性武器であり、これを装備したモンク射撃戦オートマトンからくり士なども選択肢に入ってくる。

また、MMMでは盾役を定めず、サポ忍前衛全員でタゲ回しを行うのが一般的。

中・後衛
武器の縛りを受けない分、前衛以上に柔軟な構成で望むことができる。強いて挙げるならば、詩人コルセア命中率の底上げができればさらに戦いやすくはなるだろう。また、コルセアはサポや銃弾を吟味することで、コリブリ相手のレベル帯に限ってはアタッカーに準じた活躍をすることも可能である。

注意点としては、アトルガンエリアコリブリ「以上」のコリブリは自身に掛けられた魔法をオウム返しでそのまま叩き返して来ると言う点だ
注釈2
しかも、コリブリINTが恐ろしく高いために返って来た魔法は数段破壊力が増していると言う有り難くないオマケ付きである。
。そのため高レベルのコリブリ狩りの場合は後衛サポ忍で来たり、初めから強化回復以外は手を出さない当の工夫が必要となり、最悪存在意義すら失ってしまう場合がある
注釈3
特に黒には漂白の時代の再来とも愚痴られた。
。オウム返し対象は白魔法黒魔法全般及び忍術呪歌青魔法履行クイックドローは返される心配は無い。

一方、MMMでは闇属性睡眠耐性のある敵が出現するため、リポーズララバイライトショットなど光属性の寝かし手段やペット釣りなどでリンク処理ができることが望ましい。

コリブリファンタジー」の利点と問題点
利点
バード類の倒しやすさもさることながら、サンクションシギルの効果によりMP管理が容易になる
注釈4
MMMは例外。このため、リフレシュが使えないレベル帯では、MP持ちのジョブジュースを用意するといった光景も見られた。
など、シグネットエリアでの狩りに比べ条件がよく、該当レベル帯で抜きん出た時給を叩き出すことが可能だった。レベルシンクを用いることで、長期間同じ狩場経験値を稼ぎ続けることができたことも大きい。

注意点・問題点
特に白門レベル以降のWSに強力なものが集中するため、そこまでの武器スキル上げはほぼ必須であった。一方、パーティでLコリや無印コリばかりを相手にしていては60前半相当までしかスキルが上がらず、カンストレベルまでのスキル上げに手間がかかることもあった。

そして、使用武器がほぼ突属性に固定されるため、本来両手槍が専門ではない戦士や侍は自分の得意な武器を使うことができなかった。「とにかく槍振ってりゃいい」的な空気が広まった結果、他の武器スキル上げ放置している例もあった。一方、モンクからくり士前衛の枠に優先して入るためには、取り合いの末にChanequeを倒し、100%ドロップでもないバードベーンを入手することが求められたため、若干ハードルが高かったのも事実である。

さらに、最盛期には効率追求のためジョブ縛りが厳しくなるケースも多く、暗黒騎士など実用的な突属性攻撃手段が乏しいジョブにとっては冬の時代でもあった。

また、前衛にとってはスナッチモースルでひたすら食事を持って行かれる分、財布に優しくないという欠点もあった。こちらについては、安い食事を大量に投入したり、一切食事を摂らないといった選択肢もあるが、いずれにしても命中を十分に確保する必要があったことには変わりない。

その他、コリブリファンタジーMMMなどアトルガンエリアアルタナエリアでの時給が優秀であるために多くのプレイヤーが参加を希望し、結果としてシグネットエリアではメンバーが集めづらいという問題も起きた。例えばレベル55以上の場合、それ未満のシンクは「過去コリ」とMMM以外お断り、というプレイヤーも少なくはなかった。

衰退・終焉
しかし、メイジャンの試練実装されると、アトルガンエリアLesser Colibriなど、Lv75以上でも経験値の入る敵は常に乱獲されるリスクを抱えることとなった。

さらに、アビセア実装後しばらくして「アビセア乱獲」が普及し、ビジタントの光や〆といったルールが解明されてゆくと、その効率はコリブリファンタジーどころか従来のメリポパーティすら凌駕するものとなった。このため、Lv75以降のレベル上げメリポ稼ぎは大部分がアビセアエリアで行われるようになり、同時にそれに満たない低レベルのジョブLv30以上あれば箱役などで莫大な経験値を稼ぐことも可能になった。

アビセア乱獲ではバード類が狩りの対象に選ばれることも少なくはないが、それ以上に狩場への利便性やビジタントの光る色、時間POPするNMの有無、ドミニオンオプスの受けやすさといった諸条件が重視されるようになり、ブガードドールバッファローといった敵も人気になっている。

猫も杓子もバード類という時代はここに終焉を迎えたが、代わりにやってきたのはアビセアファンタジーとでもいうべき状況であった。
後にGoV乱獲が普及するに至り、もはやバード類どころか従来のレベル上げパーティを組む必要性そのものが失われてしまっている。

関連項目
ファンタジー】【我々のコリブリ

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