カンスト

記事名読み
かんすと
カウンターストップ」の略称。
何らかの数値が、予め設定されている限界値に到達した状態。

例えば、レベルキャップに到達したジョブを「カンストジョブ」などと呼称する。
パラメータカンスト
所持金競売出品価格999,999,999ギル
バザー99,999,999ギル
宅配1,000,000ギル

インフレ期には所持金カンストプレイヤーもちらほら見かけることができた。また競売出品手数料が改定される前は、在庫があるように見せかけて値上がりを防ぐ等の目的でカンスト出品が行われることもあった。
解説
プログラムで処理できる数値は当然ながら有限であり、内部的には2のべき乗のバイト単位で処理されていることが多い。プログラム実装にもよるが、この上限値に達してしまうと値がゼロに戻ったりマイナスになってしまったりと、オーバフローに伴う不具合の温床になってしまうため、際限なく上昇する可能性のある数値は、内部的に何らかの上限を設けてそれ以上上がらないようにするのが一般的であり、これがカンスト値となる。

FFXIではバランス調整によるキャップ設定や、ウィンドウ上の表示桁数の制約という意味合いが強いが、メモリを限界ギリギリまで酷使していたレトロゲームでは、カンスト値=扱えるデータの上限(例えば1バイトなら255)ということもよくあった
注釈1
FFXIでもMonisetteに預けられるレム物語が最大255個など、同様のカンストがある。


使用できるメモリが増えたことで昨今ではあまりこの手のバグはお目にかからなくなってきたが、古くからのゲーマーであれば、残機が99以上になると数値がバグったり、突然ゲームオーバーになったりというバグを経験したことのある人もいることだろう。

しかし、FFXIがこの手の不具合と無縁だったかと言うとそうではなく、ダメージの表示はかつて65535ダメージ(符号なし2バイト整数の最大値)が最大であり、それ以上のダメージを与えるとオーバーフローし、総ダメージから65536を引いた数値が表示されていた。

みんなの怨念による検証では131071ダメージを上回った場合には総ダメージから131072を引いた表示となっていたため、65536ダメージごとに表示が0になっていたものと予想される。もっとも、これ以上のダメージが発生するのもみんなの怨念くらいしか無いと思われるが。

通常はこれほどの超絶ダメージを目にする機会などなく、稀なケースだったが、2011年7月12日のバージョンアップでこの表示上の不具合が修正されると同時にカンストダメージが99,999にされ、オーバーフローすることはなくなった
注釈2
この際には一時別の不具合が出ており、カンスト値が確認されている。ケアル項のサブ項目「デスケアル」を参照。

関連項目
青字】【キャップ

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