マネキン(まねきん/Mannequin)
- 調度品の一種。本項で述べる。
- モンスターの一種。【マネキン(モンスター)】を参照のこと。
マネキン(調度品) 編
共通仕様 編
Rare Ex
衣装や甲冑を飾るための、[種族]の[性別]を
模った等身大人形。調度品の一種。
種族・性別ごとに分かれ、計8種存在する。基本的な性能は同じだが、サイズはそれぞれ異なっている。自国のモグハウス内で「レイアウト」メニューにおいて「着せかえ」が追加され、装備品の着せ替えを楽しむことができる。
マネキン | 収納 | 属性 | 属性値 | モーグリの応援 | サイズ |
ヒュームMマネキン | +28 | 光 | 6 | 合成:光 | 3x2 |
ヒュームFマネキン | |||||
エルヴMマネキン | 3x2 | ||||
エルヴFマネキン | |||||
タルタルMマネキン | 2x1 | ||||
タルタルFマネキン | |||||
ガルカンマネキン | 4x4 | ||||
ミスランマネキン | 3x2 |
それぞれRare Ex扱いのため、同じものを複数持つことはできない。同一アカウント内であれば宅配可能。
入手方法 編
マウラのクエスト「呪われた人形」をクリアすることにより入手できる。クエストの内容は関係各所で話を聞き、以下のマネキンのパーツ5種類を集めてくるというもの。クエストをクリアすると、報酬として自身の種族・性別のマネキンを一つ手に入れることができる。
またクエストクリア後であれば、マウラの彫金ギルドにて以下のサービスメンテナンスを実施してもらえる。
サービス | 価格 | 条件 |
ポーズ変更 | 200ギル | マネキンを所持しており、設置済み、かつ、クエスト「しとやかな傀儡」コンプリート。旧価格1000ギル |
購入 | 10万ギル | マネキンをかつて所持したことがある。クエスト「呪われた人形」コンプリート。旧価格25万ギル |
交換 | 2000ギル | マネキンを設置解除してマイバッグに所持している。旧価格1万ギル |
10万ギルで他のマネキンを購入することもできるようになる。すでに所有しているマネキンは販売リストから消えるが、破棄等で再度購入可能になる。メインキャラでクエストをクリアすれば、倉庫用に購入・宅配することもできる。
2008年3月11日のバージョンアップにて価格改定が行われた。
パーツの入手方法 編
各種マネキンパーツは以下の方法で入手可能。- 印章BF20または30
いずれのBFもドロップ率はそこそこあり、特定のパーツを必ず入手できるのもある。以下は確実ドロップもあることで、パーツ狙いとして代表的なBFである。全BF中で最も博打的要素の低い金策向きBFとして利用する人も多いようだ。
- その他
各種マネキンパーツは競売では取り扱っていないが、バザーやトレードで入手することができる。
相場価格については、戦闘結果によってドロップ数が変化するせいかガリスンで入手できるパーツは比較的安い。
だが、制限レベルが低く、必要人数も少なく、難易度はそれほど高くないにも関わらず、BFで入手できるパーツは比較的高値で取引されているようである。
家具としてのマネキン 編
以下の特徴がある。- 見た目がその種族そっくりである。
専用のフェイスタイプとなっている。サイズは自分の設定サイズに均されるようである。
- ターゲットは出来ない。
- 「レイアウト」メニューから、設置したマネキンを選択して「着せかえ」ができる。
「着せかえ」は装備スロットのうち、キャラクターグラフィックに反映される部分であるメインウェポン・サブウェポン・レンジウェポン・頭・胴・両手・両脚・両足について、マネキンの種族が装備したのと同じように装備させることができるというもの。PCの装備変更画面に似ている。
例外として、手裏剣はグラフィックに反映されるタイプであるが、矢弾スロットに装備する消費型なので装備させることができない。
また、マネキンにはジョブが設定されていないので、本来ならば不可能な組み合わせも可能である。
ただし、ジョブ制限が無いだけで、両手武器+片手武器などの組み合わせはできない。
また、種族・性別制限は無効化できない。
複数体持つ場合は自分と同じ種族性別を一体選んでおくと種族装備などを着せられる。
2005年4月21日のバージョンアップにより、連続クエスト「微笑みの模像」、「しとやかな傀儡」をクリアすることにより、所有するマネキンのポーズを200ギル*1で変更することが可能になった。
変更するにはマネキン本体を家具設置状態にしておく必要がある。
なお、ポーズを決めたマネキンを片付けて再設置するとポーズはリセットされてしまう。
変更可能になったポーズは「座りポーズ(/sit)、国別の敬礼ポーズ(/salute)、勝どきポーズ(/hurray)、種族別の固有ポーズ」である。
交換・購入実装の効果 編
2005年2月24日のバージョンアップにより交換と購入ができるようになったことに伴い、それまで「ちょっと面白い収納家具」くらいの認識に止まっていたマネキンがより注目を浴びるようになった。これは、元々、多くの人がマネキンに求めていたのは「自分の操作キャラクター以外の種族や性別のキャラに手持ち装備を着せてみたい」ということであったためと思われ、交換・買い足しが可能になると、多くの人々がマネキンを求め、各々の使い方、楽しみ方をするようになった。
また、後に9Dアルミラーという対抗馬が出現するものの、実装時点での収納数+7の調度品はマネキンただ一つだったこともあり、それまで+5、+4が主流だった収納確保目的の調度品の中では注目に値する性能であった。
購入が可能となったことで最大8体、8枠占有で+56の収納枠を得られるメリットは大きく、また属性値が光6であることも幸いし、職人調度品の応援を求める合成職人を中心に人気を集め、実装当時はインフレの渦中だったことも手伝って、1体25万ギルもする高級品ながらも飛ぶように売れた。
凋落と復権 編
しかし、アルタナの神兵実装から数ヶ月後の2008年3月11日のバージョンアップで、調度品「バウー」が登場したあたりから、マネキンの収納家具としての存在意義は揺らぎ始める。それまでは収納数+7が全調度品の最大であったのだが、バウーはその上を行く収納数+8という性能を持ちながら、同日引き下げられたマネキンのコストと比しても1/10以下という絶大なコストパフォーマンスにより、既存の収納目的の調度品さえも駆逐する勢いであった。属性値も8と職人調度品の応援についても取り回しが容易で、新たに収納を増やす目的でマネキンを購入するという選択肢は事実上消滅した。
それに追い討ちをかけるかのように、2008年6月10日のバージョンアップでは多数の調度品において収納数が上方修正された。+20のブックシェルフ・カルトニエを筆頭に、マネキンよりもコストが低く、収納数は倍以上という調度品が多数出現、マネキンは道端に埋まっている壷にまで並ばれる始末となった。
これにより、収納数目的でのマネキンのメリットは完全に失われたといえる。
皮肉にも、購入・変更可能となる以前の「ちょっと面白い収納家具」に逆戻りしてしまったわけである。
収納家具としての価値が高かりし頃に、決して安くないコストを支払って自室に配置したユーザーからの不満は大きく、それを受けてか2008年後半に運営サイドからも収納数の上方修正を予定している旨のコメントが発せられる。
2009年4月9日のバージョンアップにてそれが遂に実行に移され、+28と頭一つ飛び抜けた収納数に改変された。バウー実装から1年あまりを経て漸く再び唯一無二の調度品としての存在感をあらわすようになった。
その後、収納数+65という凄まじい数値を持つパヌティエールが実装されたことで再び収納数第1位の座からは退いている。
ただし+28という収納能力は言い換えると3つ設置すれば家具による収納数のキャップに到達してしまうことを意味している。やはり過去に200万ギルを投資して8体揃えた諸氏にとっては、収納上限を超えた残り5体は下取りしてもらえるわけでもなく預かってももらえない、合成の応援目的がなければ無駄であり、複雑な数字であるようだ。
逆にこれからマネキンを入手する人にとっては福音であるとも言える。
また当初のマネキンは4x4というサイズであり、その占有スペースの大きさがネックだったが、どうやらこれはガルカンマネキンの大きさに合わせて設定されていたようで、2013年4月30日のバージョンアップではそれぞれの種族ごとにサイズが変更されている(ガルカだけ4x4で据え置き)。
公式設定 編
衣装や甲冑を飾るため、人間を模った等身大の人形。文中の「ある事件」とはクエスト「呪われた人形」中に明らかにされる。この事件により、競売での取引が禁止されているという世界設定になっている。
木工ギルドの製品だが、ある事件により製造中止となっている。
見た目の精巧さもさることながら、最大の売りはリアルな関節の可動。
→ファイナルファンタジーXI 公式設定資料集 ~Life in Vana'diel~P59より
関連項目 編
【調度品】【マヌカンパンプス】【種族】【マネキン(モンスター)】- *1
- 価格改定前は1,000ギルであった