ミミズファンタジー

記事名読み
みみずふぁんたじー
ミミズ(ワーム)のみを倒し、レベル上げを行うこと。

累次の修正(遠隔攻撃の仕様変更、敵魔法への変更等)を踏まえ、かつてほどの旨味は無くなったものの、現在でも選択肢としては存在する。

解説
典型的なパターン
一般的に、Lv10を越えるあたりからシャクラミで上げはじめ、ある程度上がったらコロロカで上げ、ジュノデビューできる年齢になるとクフィムで上げる。
ソロで突っ走るならば、Lv.1~グスタベルグLv.8あたりからコンシュタット高地ラテーヌ高原Lv.16前後からシャクラミの地下迷宮で、Lv.20前後からコロロカの洞門、以降クフィムLv.26くらいまで引っ張れるだろう。

さらに穴となっていたLv30台後半のミミズまで登場し、サポとして必要とされるレベルまでなら一切パーティを組むことなく上げることも可能。

このLv10強~Lv30強までの間をミミズのみで上げるのが、ミミズファンタジーのハイライトである。

なお、Lv30を超えてもミミズ狩りは可能ではあるが、レベル帯によってはお勧めできず、とりわけ高レベルではHPの増加が著しいため、狩りの対象としての旨味は大幅に薄れる。

バトルでの立ち回り等
ミミズは、離れたところから攻撃できる手段を持っていればソロ少人数パーティでも狩れるため、知り合いと誘いあわせて2、3人で黒魔法射撃のみで倒したり、狩人黒魔道士召喚士ソロで手軽に経験値稼ぎをすることもできる。

かつては、狩人は、下手なパーティを組むよりは、ソロクフィムデビューまで頑張った方が効率が良いほどだった。もっとも、さすがにその後ミミズの挙動や遠隔攻撃自体への調整が入り、魔法WSを完全に避けることが難しくなったため、ゲームバランスの破綻はある程度修復されている。
その調整過程で、ミミズがジワジワ移動するようになったり、ミミズ魔法射程PC並みに短くなり、PC遠隔攻撃で一方的に攻撃できるようになるなどの不具合を出している。

PTを組んでの戦闘では戦闘そのものに特段留意する点はないが、ミミズは移動しないため必然的に移動狩りとなる。経験の少ない後衛は面食らうかもしれない。

ソロの場合は従来と若干毛色が異なったスキルが要求される。
遠隔攻撃攻撃する場合、ストンガ等の痛い魔法を避けることができる。この場合、ターゲットロックを解除し射程ギリギリから攻撃する。魔法詠唱のログが流れたら即座に数歩後退すれば魔法を避けることができる。また元の位置に戻りこれを繰り返す。
注釈1
昨今では、モンスターの詠唱する魔法の効果範囲がPCのそれよりも大変に広いため、この手法で回避しきれない場合もある。
射程レーダーが使えるジョブ(あるいはサポ)だと判りやすいが、無くても地形や地面の模様を参考にすると、即座に射程に戻りやすい。
詠唱の早いラスプストーンは避けづらいので、無視して攻撃しても良いが、ストーンも累積するとバカにならないので、耐土装備バストンが可能ならばかけておくと気休めにはなる(運が良ければストンガでも一桁ダメに抑えられる)。遠隔攻撃硬直に合わせられるとどうあがいても避けられないので、この場合はミミズ中の人が上手かったと思って諦めよう。美味しい相手とはいえ事故の可能性は常に付きまとう。相手は動けないのだから、早めに見切りをつけて離脱する判断も重要である。
この手段は遠隔攻撃スキルを持つジョブなら可能であるが、効率を考えると長弓装備でき、スキルを持つ向きの戦法といえる
注釈2
短弓は威力が低いため、長弓に比べて多量の矢が必要になるうえ、1匹にかかる時間が長くなる。クロスボウも同様で、強力なボルトが使用できる頃には、美味しい時期をあらかた過ぎている。ただしLv.30以降も続けるつもりなら、ホーリーボルトの威力は長弓を上回るだろう。


魔法での攻撃の場合、魔法射程PCよりミミズの方が数段長いため、遠隔攻撃より魔法を避けづらいため注意が必要
注釈3
ミミズ魔法射程PC遠隔攻撃射程PC魔法射程となっているため、数歩後退すれば魔法を避けられる遠隔よりタイミングがシビア。
ラスプを受けると長時間ヒーリングができなくなるため、場合によってはソロよりも少人数PT、あるいはフェローを呼んで遠近でタゲを分散しつつ削るほうが結局は効率が良い場合もある。

近接戦闘の場合、相手が動けない以外は通常の相手と変わるところは無い。相手が動けないことは不利な局面に逃走しやすい反面、安全なキャンプに釣ることができないという面があることは念頭に置くべきである。また、組し易い相手ではあるが、ミミズTP技には空蝉の術と相性の悪いものが多い。土竜巻消化液弾サウンドバキュームあたりがコンボで来るとあっさり敗退することもありえるので注意。

経験値が底上げされたため、以前よりも上げやすくなったが、それは他者や他パーティも同じこと。ミミズファンタジー最大の敵は、実は同目的のPCであるともいえる。あまり固執せず、ソロの気軽さ、身軽さを活かした遊び方をすべきであろう。
当然ではあるが、ソロパーティとでは、立ち回り、装備食事は大きく違ってくる。
ソロで上げる場合は一撃の威力を重視した装備でも問題ないが、とてとて連携メインパーティ戦においては、手数命中を重視した装備が要求される傾向が強い。

ヘイト管理に精通していない冒険者がこれに依存してレベルを上げた場合、Lv30台以後のパーティ戦では、あたかもパワーレベリングに依存した冒険者かのような醜態をさらすリスクがある。このため、ミミズファンタジーは、狩人のかつての不遇時代においては、唯一の希望であると同時に闇の部分でもあった。

参考:クフィム以降のミミズ狩り















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