モンスターの一
種族。
アモルフ類ワーム族。
通称「
ミミズ」。
Tunnel Worm 〔トンネル
ワーム〕
クォン大陸全土の地中に広く分布する環形動物。
エルヴァーン族の生物
学者クラボエール男爵の説によると、彼らは地中深くに住み、普段は土や岩を食す大人しい生物らしい。しかし、誤って
クリスタルを食べてしまうと、方向器官が狂ってしまい、地表付近へと向かってしまうケースがある。その際、人の歩行のリズミカルな
振動が地中に伝わると、慣れない感覚にパニック状態になった個体が、地表にとび出てきたり、人に襲いかかったりするようだ。彼らの腹中には、地中深くにしか見られない珍しい鉱物が、未
消化のまま残っていることも多く、思わぬ発見があるかもしれない。
うごめく敵たち グスタベルグ地方より。
ワーム族
モンスターの最大の特徴は移動できないことにある。
プレイヤーの足止めに
バインドを使ってくるが、
冒険者から見てワーム族が
おなつよ以上でもない限り、たいていの場合は難なく逃げ出すことができる。
非
戦闘状態のワームは時折「ボコーン」という音と共に地面に引っ込み、やや移動した別の位置から「コオーン」という音と共に再出現する。地形によっては段差を超えた移動をする事もあり、山の向こうや崖の上など、手が出せない位置にいたワームが突然目の前に出現して襲い掛かってくることもある。
戦闘状態に無いワームは筒状で垂直に立っているので、どちらが
正面かわかりにくく、「
不意打ち」を使いにくい。白っぽい方が背であるが、光の当たり具合によっては色から判断することは難しい。口の周りの4本の触覚のうち短い2本があるほうが腹なので、こちらで判断するとよいだろう。
戦闘状態になれば
ヘイトが一番高い
プレイヤーの方に身体を曲げるため、どちらが
正面かは一目でわかる。
多くの
ワーム族は黄土色だが、
NMや一部
エリアには黒いものもいる。また、
アビセアエリアなどには白い
エントゾアンという
亜種もいる。なお、黄土色の
ワームと一口に言っても、
クォン大陸方面の
ワームは頭部が茶色く、
ミンダルシア大陸方面の
ワームは頭部が赤いという微妙な違いがある。
過去には、
ヘイトを持つ
プレイヤーに向かって
ミミズが少しずつ移動する、
戦闘状態になると地上に胴体を現した格好のままで高速移動するなどという、とんでもない
バグが存在した。一部のワーム族は
アクティブであったため、
リンクしようものなら多数のワームが高速で群がってくるという洒落にならない状況が見られた。襲われて逃げているほうからするとたまったものではなかったが、傍から見ている限りではかなり笑える光景であった。
現在でも、
ノックバック系の
WSを当てると、地面に刺さったまま横軸移動したり、こちらが
ノックバック技を食らって
立ち位置が変わった際に、一旦遠くに走っていって戻ってくるような動きを見せる事がある。
シャクラミの地下迷宮など、この状態で壁に埋まると、
エリアによってはこちらが手を出せなくなる事が稀にある。
他にも、半透明もしくは透明のまま地面から出現したりと、気味の悪い
バグが後を絶たない不思議な
モンスターでもある。
β版では広い範囲で
リンクしたことから、地下で繋がっていると
ネタにされた事がある。