カンパニエバトルの変遷

記事名読み
かんぱにえばとるのへんせん
このバージョンアップにより、オズトロヤ城〔S〕ラヴォール村〔S〕ベドー〔S〕が開放された。
しかしこの3拠点はNPCから目的の場所まで遠い上に、敵の配置次第では、周囲の雑魚がリンクし地獄と化すなどの関係で凄まじいほど攻略が困難であり、さらにラヴォール村〔S〕を落としたワールドでは、何の報酬もないばかりか防衛に当たるべきサンドリア王国軍南サンドリア〔S〕に出撃してしまうバグが確認されるなど、カンパニエバトル目標としては全く魅力が無く、過疎地となった。

各行動に対する報酬の計算方式も変更されており、特に与ダメージにおいては以前と比べ格段に稼ぎにくくなっている。
これは味方の援護を一切行わず、ひたすら与ダメージのみで報酬を稼ごうとするイナゴと呼ばれるプレイ行為に対する措置であると推測されている。

また、友軍NPCの強さが若干下方修正され、同時に敵モンスター若干強化されたためプレイヤーがあまり参加しない時間帯ではほぼ全てのエリアアルタナ連合軍が劣勢となり、結果ほぼ全エリア獣人血盟軍優勢という事態に陥った。

このあまりの下方修正ぶりに流石のバトルチームもやりすぎ感が拭えなかったのか、2日後の3月13日にアルタナ連合軍NPCHP量を上昇させる措置をとった。
これにより、参戦PCの数が少なくても獣人血盟軍が波状的に攻めてこない限り勝利できる程度まで持ち直した。

13日にバージョンアップ告知漏れとしてペットが敵の範囲攻撃や敵部隊の攻撃対象になったことで、獣使い竜騎士からくり士からは不満の声も上がっている。
しかし味方に効果のある契約の履行PTメンバー外のPC友軍NPCにまで効果が及ぶようになったため、召喚士がかなり活躍が出来る場と化したという一面もある。

この他に「ベルフリー」「マントレット」「シージターレット」という新要素も追加された。

新たに「救護兵」が実装された。防衛時には回復強化蘇生を行う彼らの存在は頼もしい反面、侵攻時の敵救護兵回復強化行動によって侵攻がより困難になるという一面も生み出した。

他、拠点(Fortification)の防御力が引き上げられ、2008年3月18日のパッチで一時的に除去されていた拠点と敵勢力のリンクが復活、敵勢力内の拠点攻撃(いわゆる「壁たたき」)による経験値連合軍戦績稼ぎがし難くなった。

獣人血盟軍の内部レベルが引き上げられ、さらに戦況に応じて獣人血盟軍の戦力が調整されるようになった。これは形勢不利な勢力側にレベルボーナスによる補正がかかるもので、仕様自体は以前より存在していたがその対象はアルタナ連合軍のみであった。
味方に対し支援等を行えば獣人軍を撃退することは不可能ではなかったが、支援に対する評価は低く明らかに割が良くないため(強化一回10、回復は10%でケアルVですら45-65。一方、弱体は一回15、オートアタック与ダメージの10%+5である)、好んで行う者は一度に多数の支援が可能な召喚士学者ぐらいであった。そこに、サンドリア以外の部隊が本国エリアカンパニエバトルの対象となっていない場合でも本国へ出撃することで、戦力の分散が発生した。結果、バージョンアップ直前までアルタナ連合軍優勢だったワールドが、この仕様変更によって翌週には獣人血盟軍優勢になるという事態に陥った。

この9日後の6月19日に修正が入り、戦況に応じて獣人血盟軍の戦力にかかる補正が一部緩和された。敵の強さは6月10日以前の程度にまで引き下げられたものの、修正の入らなかった敵拠点は未だ強固であり、カンパニエバトルの発生率が上がった事もあって、獣人血盟軍優勢となったこの週ではほとんどのワールドで過去三国の本拠地エリアが積極的に襲撃されるようになっており、一度敵の手に落ちたエリアの奪回は依然として難しいままであった。

また、これにより他の戦線へ侵攻する必要性も低くなってしまったので、過去三国の本拠地エリア以外を獣人血盟軍に奪取されたワールドは、敵の戦力補正が緩和されたこの日以降必然的にプレイヤーがそれぞれ所属している本拠地エリア集中的に集まるようになっていった。
それまでのアルタナエリアの広範囲で起きていた侵攻・防衛の小規模な局地戦に反し、大して広くもない一つの本拠地で大人数が防衛戦を行うさまはさながらビシージのようだと揶揄されるまでに至った。

スカウトNPCMaruna-Kurina」の追加によって、今まで不明確な点も多かったカンパニエのルールをある程度知ることが出来るようになった。

歌パニエを筆頭に戦闘に係わらずポイントを稼ぐ対策として、歌・自己強化の大幅な引き下げ(20から1)が行われた。同時に、強化として扱われる契約の履行によるポイントは0に、自己への回復は評価が半減(他者への回復は維持)。他方、直接戦闘に関わるダメージ弱体キャップは引き上げられた。またレイズの評価は大幅な引き上げが行われ(20から100)、それまで割に合わなかったレイズが一躍有力な稼ぎの手段となった。
この変更により、戦況に関わりなく行動するプレイヤーの排除が行われたが、同時に後衛が参戦する利点は大きく損なわれた。特に召喚士にとっては致命的な変更であり、履行による範囲回復の取り合いとなるため参戦数が激減することとなった。従来より、オートアタックによるポイントを少しでも稼ぐため直接戦闘に参加することの多かった後衛であるが、弱体による間接的な支援こそ引き続き得られるものの、もとより他者強化は評価が10と低く、回復に至っては多大なHPを持ち無駄になりにくいNPCへの支援がPCのそれに比して安定する評価とあって、直接的な支援を期待することはより困難となった。

しかし、カンパニエバトルが発生した場合にテレポ・サービスNPCが消えなくなったことにより転戦が容易となり、またエリア支配率の変動幅が大きくなった。
これにより不利な勢力がエリアを奪還しやすくなったが、これはPCの死亡によって獣人勢力が逆転しやすくなることも意味するため、あえて大ダメージを受けて死亡し、差額で稼ぐスタイルは従来以上に戦況に悪影響を与えることになる。同時に、カンパニエバトルが発生していない状態で防衛に当たる獣人を倒す行為によってエリア支配率を左右することが容易になっている。2009年4月9日のバージョンアップスキル上昇判定もなくなったため直接的な報酬は全く無い行為であるが、特定のエリア支配率を変更する手段として利用されるようになる。

また、敵味方問わず、勝ち負けに関係なく部隊長が倒されてしまうと必ず負傷扱いになるようになった(これまでは撤退が連続で発生していた部隊のみであった)。負傷は1時間以内に発生する出撃予定がキャンセルされるため、部隊長を如何に殺さずして守りきるか、攻め込むかという行為に意味が出てくるようになった。また、集中的に侵攻され、圧倒的に形勢が不利な状態でも、部隊長さえ倒せばその部隊は最大1時間攻めてこなくなり、鎮静化させることができるようになった。

また、放置されていたウィンダスバストゥークの部隊が本国に出撃する不可解な現象は、ラヴォール村〔S〕攻略による黒太子討伐の発生が確認された後にカンパニエバトルが活発化したことで、ベドー〔S〕オズトロヤ城〔S〕へ侵攻しないという問題が確認され、これに伴い24日に修正された。

いわゆる「壁叩き」によって得られる評価ポイントが激減した。Fortification血盟軍兵よりもレベルが低めなのか、Lv50程度のPCでも攻撃命中し、ダメージを与えられた。このため、壁叩きは中レベルPCも含めた稼ぎ場となっていたが、拠点への攻撃だけでは殆ど評価ポイントを得られなくなったため、PCのレベルを問わず壁叩きのみでは全く稼げなくなってしまった。

学者によるパーティ外への範囲強化も含め、強化は他PCに対する物も1pに引き下げられ、支援による稼ぎも全く割に合わない物となった。これにより、元々攻撃魔法の効率の悪さという欠陥を抱えた後衛はこつこつNPC強化するだけではポイントが不足し、ケアルタンクと化すか、前衛と同様に武器を振るうことでしか稼げなくなった。

PCが人のいない場所へ敵を運び占有、安易にバトルを長引かせる行為に対する措置なのか、占有しタイマンする際と、敵に対する一般的な必然行為(占有以外の)の評価に大差がなくなったという報告も多く聞かれる。また、アライドタグをつけない状態での壁叩きや、獣人軍への攻撃でも、スキルアップしないよう修正された。

従来は隣接エリアテレポしてから移動しなければならなかった、ガルレージュ要塞〔S〕クロウラーの巣〔S〕エルディーム古墳〔S〕へ直接戦績テレポで移動できるようになった。また、連合軍戦績NMの追加によって、各エリアの確保に意味が生ずることになった。

以上の修正により、PCの参戦状況や各戦線の戦況に影響が出ている。
特に、血盟軍支配下への侵攻に対する稼ぎが防衛よりも大幅に効率が悪くなったため、血盟軍支配地域を奪還することが難しくなっている。
顕著なのは血盟軍支配下のエルディーム古墳〔S〕で、修正前は連日大盛況であったのに現状では殆ど参加者が見られなくなった。

ボスディン氷河〔S〕ザルカバード〔S〕が開放され、これにより情報力に依存して闇の王親衛隊の部隊名が明らかとなり、出撃状況もアナウンスの対象となった。
また、闇の王親衛隊に新たな部隊が追加され、獣人部隊も一部は北方へ出撃することが確認された。

加えて「ユニオン」が実装された。ユニオンに加入することによるデメリットはなく、素材旧貨幣薬品などを報酬として受け取る可能性がある。ただ、入手方法がロットインとして実装された結果、システムの制約を引きずって絶対数がそもそも多くはないのが残念なところである。また、退出にロット権を失う大きなデメリットが発生し、発生後の参戦では到着時に終盤でありロット権を得られない可能性もあると、リスクが増加する結果になった。
リージョンマップ上のマークと出撃/勝敗の情報以外にカンパニエバトルの状況を得る手段が存在しないことが原因であるが、対処はなされていない。

ズヴァール城外郭〔S〕ズヴァール城内郭〔S〕王の間〔S〕が解放され、対応するカンパニエops闇の王親衛隊の部隊が追加された。
勲章は、最高位である暁女神勲章まで解放された。また、戦績交換品としてNPC専用特殊技カンパニエバトル中に限り使用できる装備が追加された。
カンパニエopsとして無影大王討伐実装され、北方エリアの攻略が活発化した。勲章も最上位の2種類が解放され、連合軍戦績交換品にNPC専用特殊技が使用可能となる装備が追加されるなどPCを引きつける要素も多く、2011年現在においては、カンパニエバトルの最盛期となったワールドも多い。

Lv80キャップの開放もあって取得経験値の増加(上述の係数がLv76から1.2となるため)が行われた。当初こそ盛況であったが、同時に禁断の地アビセアが発売され、アビセア乱獲が広まると共にレベル上げとしての面は弱まった。
カンパニエバトルの過疎化が始まった時期ではあるが、手軽に経験値補充できる手段として、何よりソロ活動の場として健在であったため、深刻なものとはならなかったワールドも多い。
また、一部の敵部隊が安全地帯となった北方に出撃、戦闘を全く行わずに勝利して帰還することで強化される問題が顕在化し始めた。

直接的な変更はないが、アビセアの死闘が発売され、AF3バスティオン実装された。特にアビパニエとまで呼ばれることのあるバスティオンは、不確実性はあるもののソロでも十分に稼げる目がある上に時給では上回り、カンパニエバトルの問題の一つであったキープとも縁が薄かった。
トラバーサー石消費の問題こそあるものの、アビセアの死闘エリアへの人口集中が発生し、これに伴って本格的に過疎化が進行した。

過去三国クエストの進行度に応じて勲章剥奪が免除されるようになった。このため、カンパニエops以外での勲章維持のための参加者が減少し、さらに過疎化が進行した。
過疎化が進行している原因としては、アビセア乱獲で獲得できる経験値に比べてカンパニエで稼げる経験値があまりにも小さいことや、新実装されたドミニオンオプスの存在
注釈1
カンパニエバトルより稼げるオファーが存在することに加え、ドミニオンオプスアビセアエリアなのでアートマの効果を享受できる点が大きい。
、さらに実装してから時間が経過したため、多くのユーザーが希望する戦績交換品を取得してしまったため、連合軍戦績そのものの価値が陳腐化していることが理由である。

モグの預り帳【03】により、連合軍戦績交換品の大半が保管できるようになり、連合軍戦績が使いやすくなった。
連合軍NPC強化がなされたものの、侵攻戦が稼げないためPCの助力が無く元から敗北しやすい・勝利するほど強化されるという仕様からは焼け石に水であり、その上裏パッチあるいは実装ミスとして強化自体が敵にも適用されている可能性が指摘される有様であった。
結果、多くのワールド市街戦が頻繁に発生している。
1回の査定で得られる経験値連合軍戦績の最大取得量が引き上げられた。また、行動1回あたりの評価値、および行動の評価値上限(ユニオンに関する評価基準も含む)も引き上げられた。

これにより、(アビセア乱獲と比較して)全く取得経験値がお話にならない、というほどの状況ではなくなっている。
カンパニエバトル中でもスキルが上がるようになり、スキル上げ目的でも参加できるようになった。
過去世界フェイスを呼べるようになると同時に、カンパニエバトルフェイスと共に参加できるようになった。

その結果、ソロ獣人拠点を含めた複数のエリアを落とすことができるほどに難易度は低下している。
関連項目
カンパニエバトル】【カンパニエops

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