MMM傭兵課(もぶりんずめいずもんがーようへいか/Liquidation Team)
モブリンズメイズモンガーにおいて、メイズバウチャー07に対応したメインテーマ。メイズバウチャー07をクリア条件に設定したメイズの通称としても使われる。しばしば傭兵課、ないし傭兵と略される。
エリアはゴユの空洞で、マップのない専用のフィールドでNM1体を倒すのが目標となる。
モブリンマーブルの基本値は10。突入手数料は200G。突入するためにはメイズバウチャー07(モブリンマーブル100Pと交換可能)をセットする必要がある。
制限時間は30分。
軟弱地形の試練(ルーン101)のルールを追加することで短くなる。
敵のレベルはPT内の最高レベルに合わせて設定される。
MMM傭兵課で入手できるLv72装備は16種類あり、武器は傭兵課で配置できる分類に対応したキラー効果を持ち、防具は同分類に関係の深い名前を持つ装備がそれぞれ2種ずつある。
注意点として、これらの装備はいずれも「特定の種族やキラー効果に対して時々ひるむようになる」という隠し性能を持つことが挙げられる。
防具
しかし、2009年1月7日時点ではこの方法での装備のドロップ報告はなく、また、装備のドロップ報告は強力(018)か偉力(017)のルールが追加されたものが大部分であるため、敵のレベルが装備のドロップ率にも関係している。
また敵を強化するルーンを付け難しくすれば、ドロップ率が上がると開発がインタビューで明言している。
Flammaは火、Tellusは大地、Ventusは風、Glaciesは氷、Fulmenは雷、Luminareは光を意味する。
Anapos:ギリシャ神話における東シチリアの水の神。ハデスがペルセポネを誘拐するのに反対したため、アナポ川へと姿を変えられてしまったという。
Kimmerios:キンメリア人のこと。紀元前9世紀頃に実在した遊牧騎馬民族だが、ギリシャの伝説では暗黒の国に住む民として描かれている。
→Sphinx(英語版Wikipedia)
Chichevache(バッファロー族):ヨーロッパの伝承に登場する、美女を食べる怪物。カンタベリー物語では人間の顔をした牛として描かれている。直訳では「けちな、貪欲な雌牛」という意味。
→Chichevache(英語版Wikipedia)
Haferbocks(大羊族):ドイツの民間信仰における穀物の精霊。名前は「カラス麦の山羊」を意味する。この精霊は収穫した最後の麦の束に宿るとされ、 収穫祭ではこの束を精霊の人形に加工して祝う。
Seua Peek(剣虎族):タイの神話における、虎と孔雀の相の子。上半身が鳥で翼を持ち、下半身が虎というグリフィンのような姿をしており、手はものを掴むことができるとされる。
Sparky Sam(ウサギ族):直訳すると「閃光のサム」。コカトリス族のSkewer Samと関係があるかは不明。
Nimble Nelson(ウサギ族):直訳すると「すばしこいネルソン」。
Gorib(クァール族):南アフリカのコイコイ人の神話には、Ga-Goribという怪物が登場する。この怪物は大きな穴の縁に座り、通行人を挑発して石を投げさせるのだが、この石は必ず投げた人に戻り、穴に落としてしまう。最後は英雄に穴に落とされ、退治された。
→Khoikhoi mythology(英語版Wikipedia)
Rahu:【Rahu】項を参照。
Tatzelwurm(タッツェルブルム:エフト族):アルプス山脈に住むとされる未確認生物*2。鉤爪のある前脚を持った蛇のような姿をしており、その名はドイツ語で「足の生えた虫」を意味する。別名ヨーロッパのツチノコ。なお、ウィンダスミッション「月詠み」にはTatzlwurmというワイバーン族NMが登場する。
→タッツェルブルム(Wikipedia)
Kendi(トカゲ族):オーストラリアの先住民族アボリジニのエリマキトカゲの呼び名。アボリジニの伝承では雨を呼び込むとされ、雨が降ってほしいときには彼らはこのトカゲを決して狩らないという。
Gnyan(ダイアマイト族):チベットのボン教における、森や山に住む精霊の一種。
死や病気をもたらすとされる。
Iyamoopo(クロウラー族):アフリカの染色と機織りの女神。
Dicey Dorcus(クロウラー族):diceyは「危険な、冒険的な」、Dorcusはオオクワガタの学名。甲虫なのにクロウラー?という疑問はあるが、この場合は幼虫なのかも知れない。
Noxious Nellie(スパイダー族):直訳すると「有毒なネリー」。
Winged Menace(スパイダー族):wingedは「翼のある、速い、崇高な」、menaceは「危険、要注意人物」といった意味。この場合は「素早い脅威」といった意味か。
Red Pillywiggin、Yellow Pillywiggin(蜂族):
Pillywigginはフランスの伝承に伝わる小妖精。蝶の羽に触角を持った、よくある妖精の姿で描かれる。
→Pillywiggin(Wikipedia仏語版)
Atlas Beetle(甲虫族):アトラスオオカブト(東南アジアに生息するカブトムシの1種)。アトラスは天を支えるギリシャ神話の巨人に由来する。
Siltim(ラフレシア族):ペルシャの森に現れるという悪魔。人の形をしており、
見つけた人間を傷つけるという。
Metshaldjas(フライトラップ族):エストニアの森の悪魔。エストニア語でmetsは森、haldjasは妖精を意味する。
Kerwan(樹人族(若木)): ネイティブアメリカンのホピ族の神話におけるカチーナ(精霊)の1つ。冬至、もしくは萌芽を司る。
Niveus Tages(マンドラゴラ族):niveusはラテン語で「雪のように白い」を意味する。Tagesはエトルリア地方の伝承における知恵の神で、古代エトルリア人に占いの技術を伝えたとされる。Jove(ローマ神話ではジュピター)の孫であるとも、Joveが耕した土地から直接生まれたとも言われる。プラントイドなのは後者の出自に由来するのだろう。
→Tages(英語版Wikipedia)
エリアはゴユの空洞で、マップのない専用のフィールドでNM1体を倒すのが目標となる。
モブリンマーブルの基本値は10。突入手数料は200G。突入するためにはメイズバウチャー07(モブリンマーブル100Pと交換可能)をセットする必要がある。
制限時間は30分。
軟弱地形の試練(ルーン101)のルールを追加することで短くなる。
敵のレベルはPT内の最高レベルに合わせて設定される。
出現する敵 編
- ルーンを追加しない場合
突入した曜日に対応した属性のエレメンタルが出現する。エレメンタルは基本的にハズレの存在*1のため、スキル上げでもするのでない限り戦う意味はほとんどないだろう。
- 分類ルーンを追加する場合
MMM傭兵課でセットできる分類ルーンは2009年1月時点ではビースト、リザード、ヴァーミン、プラントイド(ルーン004~007)の4つであり、アクアンやドラゴンなどを指定することはできない。
MMM駆除部1課(メイズバウチャー01)とは異なり、分類を指定した時点で出現するNMは決まる模様。また、複数の分類ルーンを設置するとエレメンタルになるという報告がある。
大兵、小兵、動、静のルーン(ルーン013~016)を配置することで出現するNMを変えることも可能である。
エレメンタル類 編
Flamma(炎)、Tellus(土)、Anapos(水)、Ventus(風)、Glacies(氷)、Fulmen(雷)、Luminare(光)、Kimmerios(闇)ビースト類 編
Purushamriga(ダルメル族)、Chichevache(バッファロー族)、Haferbocks(大羊族)、Seua Peek(剣虎族)、Sparky Sam(ウサギ族(茶))、Nimble Nelson(ウサギ族(黒))、Gorib(クァール族)リザード類 編
Tanihwa(ブガード族)、Rahu(ラプトル族)、Tatzelwurm(エフト族)、Kendi(トカゲ族)ヴァーミン類 編
Terror Fly(フライ族)、Gnyan(ダイアマイト族)、Iyamoopo(クロウラー族)、Dicey Dorcus(クロウラー族(緑))、Noxious Nellie(スパイダー族)、Winged Menace(スパイダー族(黄))、Red Pillywiggin(蜂族(赤))、Yellow Pillywiggin(蜂族)、Atlas Beetle(甲虫族)プラントイド類 編
Dzoavits(グゥーブー族)、Siltim(ラフレシア族)、Fungic Koti(キノコ族)、Metshaldjas(フライトラップ族)、Kerwan(樹人族(若木))、Niveus Tages(マンドラゴラ族)戦利品 編
勝利するとHoardboxが出現し、開けると経験値200(ルーンによって増減する)とモブリンマーブルに加え、メイズルーンとLv72のエクレア装備が出ることがある。MMM傭兵課で入手できるLv72装備は16種類あり、武器は傭兵課で配置できる分類に対応したキラー効果を持ち、防具は同分類に関係の深い名前を持つ装備がそれぞれ2種ずつある。
注意点として、これらの装備はいずれも「特定の種族やキラー効果に対して時々ひるむようになる」という隠し性能を持つことが挙げられる。
MMM傭兵課で入手できるLv72装備一覧 編
武器種類 | 名称 | 必要なメイズルーン |
短剣 | キューデルミヌ | 「ビースト(004)」+「大兵(013)」 |
両手剣 | シェヘラザード | 「ビースト(004)」+「動(015)」 |
片手剣 | カグルマンダー | 「リザード(005)」+「大兵(013)」 |
片手棍 | ゾンニュア | 「リザード(005)」+「動(015)」 |
両手斧 | エヴァントルーズ | 「ヴァーミン(006)」+「大兵(013)」 |
片手斧 | バークボーラー | 「ヴァーミン(006)」+「動(015)」 |
両手槍 | ザイーデ | 「プラントイド(007)」+「大兵(013)」 |
片手刀 | 鬼縛り | 「プラントイド(007)」+「動(015)」 |
防具
種類 | 名称 | 必要なメイズルーン |
首 | ノールトルク | 「ビースト(004)」+「小兵(014)」 |
頭 | ノールクラウン | 「ビースト(004)」+「静(016)」 |
背 | マムージャマント | 「リザード(005)」+「小兵(014)」 |
耳 | マムージャピアス | 「リザード(005)」+「静(016)」 |
頭 | アンティカバンド | 「ヴァーミン(006)」+「小兵(014)」 |
指 | アンティカリング | 「ヴァーミン(006)」+「静(016)」 |
腰 | リコポンサッシュ | 「プラントイド(007)」+「小兵(014)」 |
耳 | リコポンピアス | 「プラントイド(007)」+「静(016)」 |
装備のドロップ条件 編
実はレベル判定はロビー突入時ではなく、Rediroqに話しかけてメイズに突入する時点で行われるため、例えばLv75+Lv1のPTを組んで、ロビーでLv75のプレイヤーがログアウトし、メイズに移動した後に再ログインすると弱いNMと戦うこともできる。しかし、2009年1月7日時点ではこの方法での装備のドロップ報告はなく、また、装備のドロップ報告は強力(018)か偉力(017)のルールが追加されたものが大部分であるため、敵のレベルが装備のドロップ率にも関係している。
また敵を強化するルーンを付け難しくすれば、ドロップ率が上がると開発がインタビューで明言している。
NMの由来 編
エレメンタル類 編
水と闇以外はラテン語に由来する。Flammaは火、Tellusは大地、Ventusは風、Glaciesは氷、Fulmenは雷、Luminareは光を意味する。
Anapos:ギリシャ神話における東シチリアの水の神。ハデスがペルセポネを誘拐するのに反対したため、アナポ川へと姿を変えられてしまったという。
Kimmerios:キンメリア人のこと。紀元前9世紀頃に実在した遊牧騎馬民族だが、ギリシャの伝説では暗黒の国に住む民として描かれている。
ビースト類 編
Purushamriga(ダルメル族):東南アジアの伝承における人頭獅子身のスフィンクスに似た怪物。名前はサンスクリット語で「人獣」を意味する。神の乗り物として使われたり、寺院の入り口に厄除けの像として配置されていたりする。→Sphinx(英語版Wikipedia)
Chichevache(バッファロー族):ヨーロッパの伝承に登場する、美女を食べる怪物。カンタベリー物語では人間の顔をした牛として描かれている。直訳では「けちな、貪欲な雌牛」という意味。
→Chichevache(英語版Wikipedia)
Haferbocks(大羊族):ドイツの民間信仰における穀物の精霊。名前は「カラス麦の山羊」を意味する。この精霊は収穫した最後の麦の束に宿るとされ、 収穫祭ではこの束を精霊の人形に加工して祝う。
Seua Peek(剣虎族):タイの神話における、虎と孔雀の相の子。上半身が鳥で翼を持ち、下半身が虎というグリフィンのような姿をしており、手はものを掴むことができるとされる。
Sparky Sam(ウサギ族):直訳すると「閃光のサム」。コカトリス族のSkewer Samと関係があるかは不明。
Nimble Nelson(ウサギ族):直訳すると「すばしこいネルソン」。
Gorib(クァール族):南アフリカのコイコイ人の神話には、Ga-Goribという怪物が登場する。この怪物は大きな穴の縁に座り、通行人を挑発して石を投げさせるのだが、この石は必ず投げた人に戻り、穴に落としてしまう。最後は英雄に穴に落とされ、退治された。
→Khoikhoi mythology(英語版Wikipedia)
リザード類 編
Tanihwa(タニワ:ブガード族):ニュージーランドのマオリ族の伝承における巨大なトカゲのような怪物。巨大な顎と棘のついた尾を持ち、人間を襲って食べるという。ENM「巨人の貝塚」に出現するParataとENM「甲鉄竜」に出現するHotupukuはタニワの1種である。Rahu:【Rahu】項を参照。
Tatzelwurm(タッツェルブルム:エフト族):アルプス山脈に住むとされる未確認生物*2。鉤爪のある前脚を持った蛇のような姿をしており、その名はドイツ語で「足の生えた虫」を意味する。別名ヨーロッパのツチノコ。なお、ウィンダスミッション「月詠み」にはTatzlwurmというワイバーン族NMが登場する。
→タッツェルブルム(Wikipedia)
Kendi(トカゲ族):オーストラリアの先住民族アボリジニのエリマキトカゲの呼び名。アボリジニの伝承では雨を呼び込むとされ、雨が降ってほしいときには彼らはこのトカゲを決して狩らないという。
ヴァーミン類 編
Terror Fly(フライ族):直訳すると「恐怖の蝿」。Gnyan(ダイアマイト族):チベットのボン教における、森や山に住む精霊の一種。
死や病気をもたらすとされる。
Iyamoopo(クロウラー族):アフリカの染色と機織りの女神。
Dicey Dorcus(クロウラー族):diceyは「危険な、冒険的な」、Dorcusはオオクワガタの学名。甲虫なのにクロウラー?という疑問はあるが、この場合は幼虫なのかも知れない。
Noxious Nellie(スパイダー族):直訳すると「有毒なネリー」。
Winged Menace(スパイダー族):wingedは「翼のある、速い、崇高な」、menaceは「危険、要注意人物」といった意味。この場合は「素早い脅威」といった意味か。
Red Pillywiggin、Yellow Pillywiggin(蜂族):
Pillywigginはフランスの伝承に伝わる小妖精。蝶の羽に触角を持った、よくある妖精の姿で描かれる。
→Pillywiggin(Wikipedia仏語版)
Atlas Beetle(甲虫族):アトラスオオカブト(東南アジアに生息するカブトムシの1種)。アトラスは天を支えるギリシャ神話の巨人に由来する。
プラントイド類 編
Dzoavits(ゾアヴィッツ:グゥーブー族):ネイティブアメリカンのショショーニ族の神話における巨人。子供を捕まえて食べる残虐な怪物だとされる。動物たちが協力して穴に誘い込み、熱い岩で蓋をして退治した。Siltim(ラフレシア族):ペルシャの森に現れるという悪魔。人の形をしており、
見つけた人間を傷つけるという。
Metshaldjas(フライトラップ族):エストニアの森の悪魔。エストニア語でmetsは森、haldjasは妖精を意味する。
Kerwan(樹人族(若木)): ネイティブアメリカンのホピ族の神話におけるカチーナ(精霊)の1つ。冬至、もしくは萌芽を司る。
Niveus Tages(マンドラゴラ族):niveusはラテン語で「雪のように白い」を意味する。Tagesはエトルリア地方の伝承における知恵の神で、古代エトルリア人に占いの技術を伝えたとされる。Jove(ローマ神話ではジュピター)の孫であるとも、Joveが耕した土地から直接生まれたとも言われる。プラントイドなのは後者の出自に由来するのだろう。
→Tages(英語版Wikipedia)
関連項目 編
【モブリンズメイズモンガー】【メイズ】【メイズタビュラ】【メイズバウチャー】【メイズルーン】- *1
- →「FINAL FANTASY XI Fan Festival 2008」イベントレポートより。
- *2
- 人によってはUMA、と言うほうがしっくり来るかもしれない。