MMM駆除部1課

記事名読み
もぶりんずめいずもんがーくじょぶいっか/Sanitization Team Alpha
モブリンズメイズモンガーにおいて、メイズバウチャー01に対応したメインテーマ。
MMM入門者なら誰しもが通うことになる部署と言える。

エリア常花の石窟で、専用のフィールドに配置されている多数の雑魚を殲滅するのが目標となる。

モブリンマーブルの基本値は8。突入手数料は100G。突入するためにはメイズバウチャー01(初期セット。捨ててしまった人は100ギルか、モブリンマーブル1Pと交換可能)をセットする必要がある。

制限時間は30分。軟弱地形の試練ルーン101)のルールを追加することで短くなる。

敵のレベルパーティメンバー中の最低レベルに合わせて設定される。

概要
エリア内部は2MAP構造で、各MAPに「Maze Lurker」という名称のモンスターが複数徘徊している。四面楚歌の試練ルーン102)のルールを追加することで3MAPに増える。
全てのモンスター種族に関係なく「Maze Lurker」という名称であるため、広域スキャンで事前に敵を判別することは不可能。

Maze Lurkerを倒すとその種族に対応した素材ドロップすることがある。(例:クロウラー族だったら絹糸インプ族だったらインプの翼、など。)
ドロップ率は高レベルの個体になるほど高くなる。逆にLv1程度の強さだとドロップ率はかなり低く、メイズ内の全ての敵を殲滅しても1つも落とさない、ということもよくある。

MAPにいる「Maze Lurker」を全て倒すと所定の場所に木箱(Forcer)がPOP、破壊するとテンポラリアイテムが入手できる???が出現する。
なお、入手できるテンポラリアイテムはランダムであり、なおかつ最初に調べた人しか入手できない。

メイズ内のMaze Lurkerを全て倒すと、最後に倒したMaze Lurkerの場所にHoardboxが出現。
開けるとモブリンマーブル経験値、たまにメイズルーンが入手できる。
経験値メイズ内で稼いだ経験値量とほぼ同量が得られるため、専心チェーンボーナスなどでより多く稼げばその分クリア時に得られる経験値量も増える。
経験値量のキャップは56000のようだ。

攻略法
経験値稼ぎ
何もメイズルーンをセットしていなければ敵の強さは丁度~強であり、2-3人のPTで問題なく狩り続けられる程度の強さである。
メイズルーン018「強力」を付けると強~とて、017「偉力」を付けるととてとてとてまで敵のレベルが上がるため、6人PTでも十分な経験値を稼ぐことが可能。
また、メイズルーン019「微力」を付けると敵の強さが丁度、020「雑魚」を付けるとまで下がるため、ソロでの攻略も可能となる。

敵を多く倒せばその分クリア時に多くの経験値が得られるため、経験値狙いであれば敵の数が増えるメイズルーン102「四面楚歌の試練」は欲しいところである。
さらに、メイズルーン108「修業の契約」があればクリア時の獲得経験値にボーナスが付くため、持っていれば是非とも付けておきたい。

出現する敵はランダムであり、物理型の編成エレメンタル族スライム族が出てくると非常に厳しいため、敵の種族を固定するメイズルーンがあるとより楽になる。

編成や出てくる敵の数にもよるが、専心抜きでおおよそ一回の攻略で1500-2000ほど、経験値稼ぎに特化したルーンをセットした場合で4000~6000程度の経験値が得られる。なお、クリア時に得られる経験値では1レベル分しか上昇しないようになっており、たとえばクリア直前にレベル40だった場合、「レベル42まであと経験値1」の差に相当する経験値しか得られず、余剰分はカットされる。低レベル時は注意されたし。

特化したルーンのセットとしては「バード」「小兵」「偉力」「修業の契約」+「四面楚歌の試練」がよく選ばれる。
得られるモブリンマーブルの基本値は8ポイント。
これにさらに以下のルーンを付けることで22ポイントまで獲得ポイントを上げることが可能。

「偉力」以外はモブリンマーブルとの交換で入手可能。

当然だが、敵が強い状態でこれらのルーンを全て付けると全く勝てなくなってしまいモブリンマーブル稼ぎどころではなくなってしまう。
そのためPTメンバーのうち、誰か一人を低レベル(大体はLv1)にしておき敵の強さをかなり下げた状態で攻略することが多い。

魔法の詠唱さえさせなければただ殴ってくるだけ&物理カット能力持ちで倒すまでに時間が掛かる、という特徴を持つエレメンタル族を相手にすることで武器魔法スキル上げを行うことが可能。

必要なメイズルーンは012「エレメンタル」のみ、またサイレススタンが使えるメンバーを入れておくことが望ましい。

たまにトゥー・リアで開催されるエレメンタル族でのスキル上げMMM版と言うべきもの。
トゥー・リアとは異なり、ジュノ下層からすぐに行ける&ジラートミッションを進めていなくても参加できるという利便性があるため一部の人に人気がある模様。

青魔法の中にはPMを進めていないと該当レベルでソロでの習得が不可能なものが多くあるが、海魔法はともかくとして、中レベル帯までの青魔法ならこれら全てをソロラーニングすることができる。

また、頭足族など絶対数が少ない場合にも便利である。メイズ突入時に敵の強さがPTの最も低いレベルに合わせられるため、コースなど凶悪な強さを誇るモンスター相手のラーニングも楽になる。

最低限必要なルーンはそれぞれのモンスターに対応したルーンのみ。当たりモンスターを引く確率を上げたいなら対象モンスターに対応した013「大兵」もしくは014「小兵」、2MAP目までハズレモンスターだった場合の保険に102「四面楚歌の試練」、あとはできれば019「微力」と020「雑魚」もあったほうが安全である。

生息数が少ないが大人気なインプ等はアライアンス以上で乱獲するパターンが多い。それらをペット〆で狩らなければならない人は、全体の効率を下げるために乱獲アライアンスに入れてもらえないケースが多く、その場合にはソロ乱獲アライアンスの包囲網をかいくぐりながら獲物の取り合いをしなければならない。
しかし、取り合いを好まない、あるいはアライアンスとの獲物の取り合いに勝てないと見込まれる場合には、MMM駆除部1課で地道に消化するという方法もある。
1日1回のMMMトリガーを消費して手伝ってくれる人がいなければ一度に消化できる数は少ないが、こちらは取り合いが発生しないため、精神衛生上とても良いという利点がある。
また、天候が発生しないため完全に曜日縛りとなる。

傾向と対策、その変遷
野良募集に限って言えば駆除部1課と傭兵課以外はほぼ皆無というほど、MMMの中でも人気のテーマ。特に経験値目的での募集が多かった。リアル1日1回という制限こそついているが、パーティを組むことで長時間挑むことも可能であり、全員で1回ずつ6回=約3時間に及ぶ長期パーティになることも少なくなかった。

ワールドにもよるが、「バード+小兵+偉力+修業の契約+四面楚歌の試練」の中レベル用とこれに「強力」を加えた高レベル用にコピータビュラが用意されていることが多く、必ずしも自力でタビュラを用意する必要はない。むしろ、パーティで挑む際にはコピー元のPC名を指定し、全員で同じタビュラを攻略するのが基本となっている。

倒したときの経験値がもっとも多いレベル帯や、この環境化では最強と名高いペンタスラストでサクサク敵を殲滅出来るレベルを中心に連日レベルシンクパーティが組まれていた。
ただし、前述のコピータビュラとレベルは手抜き装備と適当構成でクリアできるほどは甘くない上、30分以内に殲滅して箱を開けられなければ、微量の経験値しか貰えない。少なくとも前衛が適正レベルの武器を持たない様では厳しいとされる。

この結果、挑戦するメイズは固定される傾向にあり、「鉄板」とされる攻略法も生み出されている一方、前衛は参加にあたってバード類弱点である突属性武器スキル上げを強く求められ、後衛には、バード類を指定した際に出てくることのあるコウモリ対策としての光属性睡眠手段を豊富に持つ詩人コルセアズロールでボーナスを増やせるコルセアが歓迎されるなど、ここでも効率を追求するための「縛り」が生まれることもあった。

逆に、メリポジョブ以外のジョブを排除する風潮が珍しくなかったメリポパーティに対し、リンク処理さえできればそれほど構成を選ばない点、狩場占有・取り合いなどの要素を考慮しなくてもよい点、一般にいわゆる「ぬるぽ」よりは稼げるとされる点などを買われ、メリポ稼ぎ(通称「MMMメリポ」)に用いられた例もあった。
また、アストラルフロウによって短時間に多量の経験値を得られる「アスフロMMM」が主催されたこともある。

一時は、バード類を指定したMMMでの経験値稼ぎの人気が特に高く、たびたびサーバー障害を起こすほどにプレイヤーが殺到していた。このため、2009年11月10日のバージョンアップにて出現するバード類ヒッポグリフコリブリが追加され、難易度が引き上げられている。もっとも、ヒッポグリフはともかく、コリブリでは難易度上昇とは言えず、バード人気は相変わらずのままだった。

それでも人気は落ちることなくシュッシュオンラインが頻繁に発生し、サーバーにはしばしば障害が発生していた。そこで裏パッチとして入場制限が行われ、50人前後しか突入できなくなった。
これにより、常花の石窟サーバーがダウンすることはなくなったが、連戦が難しくなったことにより効率が低下した。だが、他の狩場にはない数々の利点は大きく、人気に陰りは見られなかった。

しかし、2010年6月22日【禁断の地アビセア】がリリースされてから以降は、プレイヤーの多くがアビセアエリアに移行してしまった為、比較的快適な環境でプレイできることが多くなってきた。
アビセア乱獲の確立により、前衛は75、後衛は70以降、こちらでレベルあげをする傾向が強く、猫も杓子もMMMという風潮は次第に衰えていった。
それでも、しばらくはアビセア対応レベルまでのレベル上げコンテンツとして人気が残っていたもの、FoVGoVエミネンスなどのソロでレベルを上げる方法の充実もあり、MMMによる経験値稼ぎはあまり行われなくなったようだ。

攻略法その2
おおまかに言うと、5点の要点を押さえていれば、多少編成が良くなくても失敗の確率は格段に減る。

  1. 固定盾を設定しないで、空蝉の術を利用したターゲット回しを行う。
    注釈1
    多段攻撃を使う相手に遭遇すると、たちまち苦しい展開を強いられる。

  2. 空蝉の術を最大限に利用する。後衛前衛のような立ち振る舞いをさせる。
    注釈2
    サポ忍にして、ディア釣りを実行する。空蝉の術が切れる頃には、前衛ターゲットを奪ってくれる。

  3. リンク処理ができる環境を整えること。寝かせるまたは、マラソンする。メンバーが揃わない場合は、サポ召喚で代用する。
  4. 休んでいる時間をなるべく減らすため、MP持ちのジョブジュースを大量に準備する。
  5. レベルシンクしたレベルで、最高の攻撃ができるように工夫する。
    注釈3
    例、30レベルになった戦士射撃中心にするなど。常識に囚われない選択も。ただし、それを快く思わない人も居るので、リーダーをしたほうが意見が通し易い。


また、メイズルーン109「支援の契約」をセットすることでモブリンマーブルと交換が可能になる薬品には強力なものが多く、余裕があれば交換しておきたい。
特にダスティエーテルスーパーエーテルは、併せて250ものMP回復することができ、低レベル帯ではこれらの有無でMPまわりに非常に大きな差が出る。
このことを知らないプレイヤーは、突入後即モブリンに話しかけてワープしてしまいがちだが、一声確認することが望ましい。
関連項目
モブリンズメイズモンガー

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