ソウルフレア
ちなみにこの形の
モンスターの伝統は古く、
FFIから登場する。
ピスコディーモン、マインドフレア(フレイア)といった名前で、
通常攻撃に
即死効果がついていたり
特殊技「
マインドブラスト」で
麻痺やら
スリップやら厄介な
状態異常を付与してくる危険な敵という位置付けが多かった。初期
FFシリーズでは
クァールと並び「遭遇したらとにかく逃げろ!」という教訓が与えられるほどの危険さを誇っていた敵でもある。ただし
FFIのピスコディーモンからは逃げられない。低レベル帯で遭遇するピスコ
ディーモンのトラウマから誤解されがちであるが、マインドフレイアからは逃走可能である。
FFIVでは隠し
召喚獣としても登場した。
FFVや
FFIXでの
マインドブラストは、「のうみそをすいとられた!」というメッセージが表示されるショッキングな技であった。脳みそを吸い取られて正気を保てるのかどうか、不安である。
D&D世界の設定
種族Mindflayerが元
ネタ。なおこれは通称で正式な
種族名はイリシッド(Illithid)という。外見はほぼSoulflayerと同じであるが、オリジナルでは頭は
イカではなく
タコである。異界(宇宙)からの
来訪者で強力なサイオニック能力(超能力みたいなもの)を持ち、知的生物の脳を食べてその
知識を
吸収するという特徴をもつ。それ故に精神喰らいと呼ばれ怖れられている。
モンスターとしての行動はその
代名詞ともいうべき精神
攻撃(Mind Blast)で相手を無力化した後、相手の脳を「摘出(extract)」(口の
触手で脳をちゅーちゅー吸い出す!
即死効果)という恐ろしいものである。
FF過去シリーズでの挙動もこれを元にしている(
4,
5の
マインドブラストは正確ではないが)。
なお、過去シリーズでそのままマインドフレアとしていた名前をわざわざ変えたのは、いまさらではあるが版権問題を避けるためと推測される。実はD&Dでは
ビホルダーと並んで有名な
モンスターだったりする。ただしMindflayer自体も元々クトゥルフ神話における様々な怪物をモデルに創造された側面がある。その外見はクトゥルフ神がモデルと推察される。
また、過去
FFではピスコディーモン(Piscodaemon)と一緒くたにされているが、原典では無関係の
種族である。こちらは出典はD&Dの旧設定の
デーモンの一種で、頭は
芋虫(キャリオンクローラー)で体はエビのようなキチン質、手はハサミとなっており、頭部を除けばどちらかというとバルタン星人に近い。勿論脳は食べない。こちらもクトゥルフ神話に出てくるミ・ゴがモデルではないかと思われる。
【
モンスター】【
デーモン】【
族】
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