みやぶる(みやぶる/Gauge)
1項. 獣使いのジョブアビリティ 編
獣使いのジョブアビリティの一つ。Lv10で習得する。標的をあやつれるか調べる。
再使用時間30秒。
このアビリティを使った際に表示されるメッセージで、標的をあやつれる確率を目算することが出来る。ペットがいる状態では使用できない。
大概においては「調べる」コマンドにて敵の強さを知ることが出来るため、このアビリティの表示を指針にして「あやつる」を行う獣使いは殆どいない。初めて行くエリアで事前に情報がない時には使えるかもしれないが、昨今ではアビリティ感知の敵も増えてきているため、このアビリティで調査すること自体が危険になっていたりもする。
また、あやつれる確率がなんとなく分かる程度の精度しかなく、高い成功率と思われても失敗することはあるし、その逆もある。結局のところ、システム上で「あやつれる」か「あやつれない」かを判別する程度のものでしかない。勿論、あやつれる敵がどこにいるかを把握しておくことは緊急時に役に立つこともある。
そして何より、当の獣使い自身の戦闘スタイルがアビセア以降汁ペット主体へとシフトしており、あやつるの出番自体が激減している。
全ジョブのアビリティを通して見てもトップクラスの不遇アビといえる。
近未来的な照準レーダーを模したグラフィックが少しかっこいい。
なお、開発からは2002年9月にあやつる等と共に何らかの改善が告知され、あやつるは再使用間隔15秒化によって獣使いの使用感そのものに劇的な変化をもたらしたが、みやぶるのほうは言うと一切改善されていない。
アビの存在自体が忘れ去られているのではないかと疑う者も少なくない。
2項. モンスターの能力を表す通称 編
特に正式名称が存在するわけでもなく、過去のFFシリーズに実際にあった言葉であるところの「みやぶる」が使われている、といったところか。看破能力、知覚遮断無効などと難しく書かれることもある。もともと(ジラート期まで)は各獣人拠点奥地に棲む最上級の獣人の一部*1が有していた能力だったが、プロマシアの呪縛以降は通常個体でもこの能力を持つモンスターが多数、クエスト等で普通に移動する経路にも追加された。
また、魔法感知・生命感知・アビリティ感知に関してはそもそも遮断が不可能であるため、これらについては「みやぶる」という概念そのものが存在しない。
後述する一覧においてもこれら3種の感知方法については省略されていることに注意。たとえばソウルフレア族は表記のみやぶる感知能力に加え魔法感知とアビリティ感知を併せ持っている。
勘違いされやすいのだが、看破するのは基本的にその種族が有している感知能力に対してのみである。即ち、オーク族のみやぶる特性を持つNMは視覚に対してのみ看破能力を有し、例えインビジを掛けずに背後に立ったとしても襲われることはない。
この特性を理解せずに、聴覚感知のNMにインビジのみを掛けた状態で突っ込んでいって攻撃され、「見破られた!」と騒ぐPCも、にわかには信じがたいが実際いたりする。これの最たる例が、いまだにみやぶると一部で勘違いされつづけているイフリートの釜のAsh Dragonであろう。周囲のモンスターが視覚感知(+魔法感知)のみのボムやワイバーンしかいないためスニークを怠り、結果聴覚感知のAsh Dragonに絡まれる事故は後を絶たない。
こういった間違いが起こりやすい背景には、みやぶると思われているモンスターの多くが脅威となるほどの強さを持つことにある。
つまり、絡まれる=死であり、それを避けるために可能な限りの防御策(インスニ+魔法禁止+HP全快+離れて通る)を取るため、本来そのモンスターが持っている感知手段(と看破能力の有無)の特定ができなくなり、結果として正確かつ明瞭な情報が浸透しなくなるのである。
ちなみに、特殊なバトルフィールド(BFNMやデュナミス、ルモリアなど)に生息する個体は本来の種族が有する感知能力以外のものも付与されていることもある。
フィールドによってはみやぶる能力自体がなかったり(サルベージの一部種族など)もするが、基本的に特殊バトルフィールドにおいては通常エリアの常識は通用せず、各々の空間ごとに異なったセオリーが存在するものと認識すべきだろう。
なお、この見破り能力についてはフォーラムでも様々な論議が行われ、見破りを無くしてインスニでレベルを問わず常に安全に移動できるようにすることを要求する派と、緊張感などを求めて見破りを残す派で何度も論争を起こしていた。こういう経緯もあってか、アドゥリンエリア、星唄エリアで追加された新たな種族で見破りを持つ敵はほぼ存在しないという結果となった。
見破りを持つモンスター一覧 編
獣人の側近など、特定の個体のみが見破りを持つ場合も含めないものとする。その特性上、基本的にはアクティブな個体が多くを占めるが、中にはトライマライ水路のポロッゴ族のようにノンアクの個体もいる。
全個体が見破りのモンスター 編
一部は見破らないモンスター 編
関連項目 編
【獣使い】【MGS】- *1
- オーク・ヤグード・クゥダフ・アンティカ・トンベリ・サハギンの各種族の、いわゆる「王」「神」とその側近達。アトルガン以降はトロール・マムージャ・ラミア・メローもこれに倣う。