Windows
公式にサポートされる、
PS2版に続く
FFXIクライアントシステムの2つ目の動作環境。
PlayStation 2と
Xbox 360のサービス提供が終了してからは
FFXIをプレイできる唯一の
クライアントになっている。
俗に「
PC版」と呼ばれ、表記は被るが
PC(Player Character)とは明確に区別される。公式には「Windows版」が正しい。
公式に対応しているバージョンは、以下の通り。
- Windows 10(マイクロソフトは2025年10月14日をもって一般サポート終了)
- Windows 11(公式の推奨環境には2024年3月1日から追加)
32bit版、64bit版のどちらでも対応し、エディション違いも基本的には不問。ただし、
バージョンアップで動かなくなるかもしれないという注釈がついている。
発売当初は以下も対応していた。
発売後にサポート対象となり、再度対象外となったバージョンもある。
- Windows 7 (2020年1月14日をもってサポート終了)Windows(R) 7 サポート終了のお知らせ
- Windows 8 (マイクロソフトは2023年1月10日をもってサポート終了、公式の推奨環境からは2024年3月1日で削除)
Windows Vista・Windows 7対応(当時)
Vista及び7では標準IME、オフィスIMEで文字入力が正常に行えない
最初のキー入力が勝手に2回押しになる、
変換直後のキーが無反応になる、文字の取りこぼしなど。Google
日本語入力でも発生し、
ATOK2007以降のみ発生しないが、
ATOKは
変換候補ダイアログが画面上に残ったまま消えなくなるという不具合があるなど、いずれにせよ快適な
チャットが出来ないという事には違いはない。
という不具合があった。本件については公式でも「既知の不具合」として記載され、
公式Twitter(当時)でもこの問題に対し、原因を特定するべく調査中と発表している。
公式Twitter(当時) 2011年1月18日より
Windows Vistaおよび
Windows 7で
チャット入力時に発生している症状については、継続的に調査を行っています。現時点ではDirectX SDKサンプルコードによるものではないことが判明していますので、原因を特定すべく引き続き、調査・
検証を進めます。
これに対し、
ATOK等他の
日本語入力ソフトを入れ、
FF11向けに設定し使っている記事をブログに載せた
プレイヤーも存在した。
後にこの現象は、
2012年3月27日のバージョンアップにて修正されている。
OSとして自由度が高い裏返しとして、システムの破壊が起こりやすく、悪意の第三者の脅威に常にさらされている。
当然
クライアントシステムもOSの上で動く以上、これらの脅威と無縁ではいられない。
- Microsoft社の提供するセキュリティパッチの即時対応
- 市販セキュリティソフト(最低でもファイアウォールとウィルス対策)のインストール
はもはや絶対必須の要素であり、これを怠るとまず確実に
アカウント被害の犠牲者となると考えたい。
また、OS自体の不安定化も常につきまとうので、インストール時より、OSは壊れるものという考えに基づき、
クライアントの保護が必要である。
小技1 OSと
クライアントは別のドライブにインストールする。
OSに被害があった場合、データを道連れにされずに済む。
メール、
スクリーンショット、ゲーム内の設定、
マクロはこれでほぼ完全に保護できる。
インストール時から対策が必要だが、いざ復旧する際の時間は大幅に短縮できる。
復旧方法はOSをレストア後、被害を受けていないドライブの
クライアントのフォルダ名を一時的に変更し、
POLと
クライアントを再インストールするだけ。
インストール終了後、新しい
クライアントをフォルダごと削除して、名前を変えた古い
POLのフォルダの名前を元に戻して起動する。
初回起動時にエラーが出るが、2回目以降は正常に起動でき、最新
パッチもチェックのみで完了、ダウンロードの時間が省略できる。
HDDの空き容量が20GB程度必要。
物理的に別シリンダにすることで更に安全性と速度を向上できる。
主立った違いは
の二つ。
OSの特性上、ハードウェア環境が固定されておらず、かつ複数の仕事を処理できる仕様のため、環境が画一的な
PS2版と異なり、
クライアントにかなりの設定自由度がある。
設定の
切り替えは、
クライアントのコマンドラインから変更するものから、同梱のコンフィギュレーション
プログラムで起動前に設定しなければならないものもあり、多岐にわたる。
このため新規の参入者はまずはマニュアルを熟読することが必要となる。
PS2版も似た様なものだが、
PC版は輪をかけて対応する必要のある内容が多い。
FF11は、
2007.11.20まで全画面モードしか存在せず、
ウィンドウモードを実現するには外部ツールによる不正な操作が必須であった。
当初の
開発チームには
などの意図があったようだ。
しかし、4Gamer.netのインタビューに対しては
というような状況になっていると認識している、と開発部の発言があった。
正式な
ウィンドウモードを検討、
実装する意向で、それにより
- マルチウィンドウでPCの他機能を実行しながら遊べるように
- 不正ウィンドウモードツールの抑制(正式にウィンドウがあるなら不要)
- そのツールに付属する他の不正機能を利用しようと興味を持つことの抑制
- そのツールのOSハックなど構造問題によるPCへの負荷、危険性の排除
以上を目的に実装をしたようである。
当初DirectX9向けに
プログラムを移し変える作業を行っていると書かれていたが、DirectX8ベースでの
ウィンドウモードにとどめることとなったために、(ささやかながら)期待をしていた向きからは
ガッカリ砲扱いされてしまった。
ウィンドウモードに関する
開発チームの発言のソースはこちら。
FFXI Creator's voice Ζ
4Gamer.net
なお、公式の
ウィンドウモードは
ウィンドウフォーカスが他の
タスクに移る際、ゲームコントローラの入力を一時停止する特性があり、これを嫌ってか非公式の
ウィンドウ化ツールの根絶には未だ至っていない。
ただし、非正規に配布されている
ウィンドウ化ツールはブービートラップが仕込まれている可能性もあり、手を出すべきではない。無論、そうでなくとも外部ツールは不正なので手を出してはならないのだが。
Windows版には提供ソース別に複数のバージョンが存在する。
例に取ると初回はCD-ROM版4枚組
初回特典版は4国の
国旗シンボルをあしらったピクチャーレーベル仕様、予約特典でオルゴールがおまけで付いた。
で、その後はDVD-ROM版に移行した。
運営のCD-ROM版発売当時の社名は「SQUARESOFT」で、
POLの下層にあるフォルダ名が社名のため、これに合わせて複数バージョン存在する形である。
ファイルレベルで
最適化が図られているらしく、両者を
上書きしたり混ぜたりすると破損する。
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