救援要請

記事名読み
きゅうえんようせい/Call for Help
モンスターとの戦闘で危機に陥った際、占有権を放棄して周囲のプレイヤーが自由にモンスター攻撃できる状態にし、助けを求めるためのシステムのこと。
使用方法
・敵モンスター戦闘中(赤ネーム状態)時に、
/h
のどちらかのテキストコマンドを入力する。
/blockhelpをOFFにした状態で、手動で戦闘解除の→に隠れている「救援要請」のコマンドを選択する。
ショートカットコマンド救援要請ボタンを割り当ててそのボタンを使用する。
サービス当初はCtrl/Alt+G(Give up)に設定されていたが、キーボード操作のカスタマイズが行えるパッチが導入された際、誤操作を防ぐために新規ユーザーには設定されなくなった。

直後にモンスター名がオレンジ色の表示に変わり、占有権が解除され、同一エリア内のプレイヤーに対して

~が、助けを求めている!

のログが送信され、コンパスに対象モンスター名とその方角が赤いで表示される。
使い所
救援要請はあくまで「助けが入れば勝てる」状況で出すものであり、あまりに格上の相手に絡まれた場合、救援など待たずに早急に脱出・逃走を図るべきである。


場合であれば、かなりの確率で支援が期待できる。
狩り場での危険回避
レベル上げなどの場合、パーティが壊滅し不自然な位置に黄色ネームの敵が取り残される状況は、不測のリンクなど他のパーティにとっても不利益となることがある。
こういった理由から、救援要請を出せば助け舟を出してもらえることが多かった。棲息範囲外でヘイトの切れた敵がイリュージョンするようになってからはこのメリットはなくなったものの、明日は我が身と助けてくれる人もいることだろう。
注意点
ドロップ判定の消失
救援要請後、そのモンスターについては、


まで経験値ギルの入手ができなくなり、アイテムドロップ判定も消失する。
なお、この状態はヘイトリセットでは解除されない。
黄色ネームに戻っても、敵が攻撃対象を見失い、戦闘解除してヒーリングが完了した時点までは救援状態が維持される。厳密な意味での救援解除。
但し占有権解放はヘイトリセット時点で回復し、こちらが広義の救援解除に当たる。

詰まるところ、ドロップアイテム目的で狙われるNMの場合、救援を出されるとアイテムが出なくなるため、まず確実に見殺しにされ、救援解除された時点で横取りされる。
下手をすると常識を疑われ、蘇生すらしてもらえない。
NMを間違えて釣ってしまった場合は、戦闘解除してシャウトなどで呼びかけ、安全な場所か、釣った場所で死ぬと良い。
ただ絡まれた場合は、占有していない限りは即座に取ってもらえるだろう。

一部のノートリアスモンスターヘイトリセット後、敵
注釈1
の体力が自動回復しない。そのため救援要請を出してしまうと、救援要請が解除の条件を満たせないため、解除できなくなる。
また、敵のHPを0にすると、敵が別の形態に変身する場合救援要請を出したままHPを0にすると別の形態に変身することなく消滅する。この場合も当然アイテムドロップなどはない。
現在のところ、両方の条件に該当する敵はPandemonium Wardenぐらいしか確認されていないが、Pandemonium Wardenポップさせるトリガーの入手は非常に困難、且つ長期間を要するため特に注意したい。
何十人ものプレイヤーが数カ月かけて入手したトリガーが一瞬にして灰塵に帰してしまうこの仕様は何らかの対策が望まれる。
なお、現状は不幸にも救援要請を出してしまった場合、個人の力ではどうしようもできないため、心底お詫びするしかない…。/blockhelpをonにする、ショートカットコマンド救援要請を登録しないなど、くれぐれも誤救援を出さないように気をつけよう。
禁止事項
他のパーティプレイヤーに助けに入ってもらいながら自分達はエスケプで脱出する等は、残されたヘルパー達を危険に晒す可能性があるのみならず、自身と関係者に対してMPKの嫌疑がかかる行為にあたるため、基本は御法度。
ヘルパー側に死者が出て、GMに通報された場合、事実に基づいて拘束、検分され、良くても説教は免れられない。
悪意無し、口頭注意のみで処分が済めば幸運である。
救助に感謝しつつ、決着まで見届けるのが自衛を含めたルールである。
もしどうしても離脱しなければならないようであれば、誰か一人でも検分役を残すか、ヘルパーに対してtellにて事情を説明すること。
離脱をかける際の配慮の例
レイズ要員のみを外に出してヘイトリセットをかけ、誰か検分役(死体でも可)を残し、再合流する。
ヘルパー側が運悪く全滅しても外に出した分隊が事後処理すれば問題はない。
勝てた場合も検分役がtellにてヘルパー側に事情説明できればMPKには当たらない。

応用編
物量作戦
救援要請を出した場合、全てのプレイヤーに対し攻撃権が開放されるため、18人のフルアライアンスを越えた人数での攻撃が可能となる。
バトルフィールド戦やイベント攻略を主眼とする行動時において、特定エリアの通過のために使われたり、通常エリアでの18人以上の戦力を投入する場合にも活用される。

HNM制圧
現在よりレベルキャップの低い時代に、HNMの攻略法としてわざと救援要請を出し人海戦術に出るというものがあった。
勿論ドロップアイテムは出ないのでそれ目的の場合は使えないが、「とにかく強敵に勝利したい」という統一目的の下では頻繁に用いられた戦術である。

主にKirinが呼び出す四神を速やかに撃破するために用いられる。通常の個体とは異なり、ドロップアイテムが設定されていないため、この方法でも問題にはならない。

限界2攻略
限界2「すべての高い山に登れ」においても、NMを倒すことは氷石を取るための???ポイントを出現させることが目的であり、ドロップアイテムが目的ではなかったため、救援要請が活用された。

初期は道中の安全確保と勝率向上のため、18名のフルアライアンスを越える人数で進軍することがあった。
経験者随伴の元、攻略希望者を18人で編成し、ボス戦のパーティ編成を有利にする目的で行われた。
経験者側は最悪囮を引き受けたり、運悪く取り残されたメンバーの代わりに補充要因になるなど、3PT分の戦力を塔まで到達させるために奮戦したものである。

索敵
マップが参照出来ず、モンスタードロップ報酬の目的としない場合、散り散りになった仲間を集めるのに有効。
ナイズル島踏査指令で指定モンスターを見つけた場合などに使われる。
救援要請を出してトンベリを倒すと「みんなの怨み」の累積ポイントが貯まらない。
ジラートミッションの「ウガレピ寺院」などでも利用される。
フェローの累積撃破数
救援要請したモンスターフェローの撃破数にカウントされない。
フェロー育成中のPCが撃破数を増やしたくないときに利用できる。
アビセアでは狩り続けている敵と異なる敵を倒すと経験値ボーナスが減少するが、救援要請中の敵を倒した場合はこの限りではない。
このため、乱獲中に絡んだきたNMや光るヴォラジアンなどの敵は救援要請を出し撃破することが多い。

雑記
この手段を知らず「助けてー」「HELP!」とシャウト>shoutする冒険者はビギナーを中心に少なくないが、上述の間違えて釣った場合の救援要請であることもあり、とりあえず万全の状態でそういう状況に出くわしたら、対処できるかどうかは別にして、見に行ってみるようにしていただきたい。
あるいは素敵な出会いが待っているかも知れない。
関連項目
/blockhelp

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