蔑称:
その人や物を軽蔑して呼ぶ称。
三省堂提供「大辞林 第二版」
「別称」とは似て非なるものである。
FF11の(悪しき)風習というべきか、それぞれの
ジョブに対して当て字や風貌を示す言葉で、揶揄することがある。
ジョブによってその普及率は異なるようで、「
臼」のように
ヴァナ内でもよく見かけるものから、外部掲示板でしか見られないようなマイナーなものまで存在する。
他人に対して使用すべき言葉でないのは言うまでもない。
またこれらの言葉を、単なる別称のごとく使用する
人間も少なからずいるが、本人がどういうつもりであれ、言われる側にとってみれば失礼極まりないことを認識する必要がある。自分がその
ジョブを育てていて自嘲気味に言うのであればともかく、育ててもいないのに蔑称を使うのは、親しい間柄でも避けた方が良いだろう。
ただし、「
けもりん」のように、もともとは蔑称であったものがいつのまにか愛称のように扱われるようになったものもある。もちろん蔑称ととられる可能性もあるわけであり、使用には注意が必要である。
各称はほぼ固定化されているものから、一時流行的なものまでさまざま。特に
実装からの期間が短い
ジョブの蔑称は湧いては消えるような状態である。
文化的な問題として、蔑称を使うことに関しては圧倒的に
ネトゲ実況が発達しているため、基本的にそちらからの逆輸入(?)として
ヴァナ・ディールに定着することが多かった。
近年では本ゲームの衰退に伴って
ネトゲ実況も用いられる事が少なくなっており、蔑称が広まりにくく、特定コミュニティ内でのみ用いられるケースがほとんどとなっている。
戦死、
文句、
垢などといった
誤変換を敢えて使うケース、
内藤、
墨、
臼、
イ寺など、本来の漢字表記をアレンジして状態を暗喩するケース、
緑のゴキブリ等、その
ジョブの現状から直接的に名付けられるケース等、その由来には多々パターンがある。
シーフだけ多いように見えるが過去
業者の多くが
シーフになっていた時期があり、やたらと蔑まれていた時期があった為である。
臼、
墨、
垢など初期
ジョブのものは比較的定着しているが、
踊り子や
学者はぴったりとくる蔑称が出てこないのか特定の蔑称が定着してはいない。
一部には蔑称だけではなく、ほかの意味で使われるものもある。
けもりんや
リューサンは愛称としても用いられ
、
青魔道士にとっての
イカは一周回って敬称として昇華しつつある。
どのような意味で使うか、使われているかは
TPOを踏まえていきたい。
ネ実特有な物として、漢字をひらがなにした上で語尾にwを付ける事で蔑称とする用例も見受けられる(
あほまw、
あんこくw等)。海外でも似たような軽蔑があり、wに類した
lol(laughing out loudの略-翻訳:大笑い)を接頭語にして小文字の
ジョブ名に付けられている(
lolpup,
loldrg等)。
また、
実装前の
ジョブもあらかじめ蔑称を考えようとした趣旨のスレッドが立つことが多い。ただしそれが定着するかどうかは別問題ではある。