試練・改

召喚士がイフリート・リヴァイアサン・ラムウ・タイタン・ガルーダ・シヴァとの契約を行うためのクエスト6つの総称。2004年4月22日のバージョンアップで実装された。

従来からの試練をクリアして神獣との契約を行うためには、高レベル（Lv60以上）のフルパーティが必要であり、これが召喚士のハードルを上げていた。その改善のために追加されたのがこの一連の試練・改クエストであり、既に試練を突破した召喚士はこれらのクエストを行う必要は特にない。

レベル15以上の召喚士が、各種試練クエストの依頼者となる鼻の院のタルタル（痛樽）の隣にいる護衛の冒険者に話しかけると発生する。
また、オファーに必要な名声のハードルも緩和化されており、通常の試練を発生させるには高い名声ランクが必要だが、こちらは名声ランク2(「聞いた覚えがあるような、ないような」)程度あれば発生するようになっている。

1. Lv20制限、制限時間15分、強化持ち込み可
   
2. 神獣と1対1での戦闘（1人専用BF）
   
3. 呼び出せるのはカーバンクルのみ

   注釈1

   不具合と思われるがセイレーンも召喚可能となっている
   
   
4. 現地までのテレポ・サービス
   
5. 負けても経験値ロストは無し
   
6. 勝利した際の報酬は、神獣との契約（とおまけの呪符デジョン）のみ
   

試練クエスト同様に6属性召喚獣1体ごとに個別のクエストが存在する。

クエスト名称	召喚獣	オファー場所	依頼者	名声	BFエリア (隣接エリア)
火の試練・改	イフリート	カザム(J-9)	ドドモス （Dodmos）	カザム (ウィンダス)	灼熱の回廊 (イフリートの釜)
水の試練・改	リヴァイアサン	ノーグ(H-9)	ヴェルクティサ （Verctissa）	ノーグ(天晶堂)	海流の回廊 (怨念洞)
雷の試練・改	ラムウ	マウラ(I-9)	ラシア （Lacia）	ウィンダス	雷鳴の回廊 (ボヤーダ樹)
土の試練・改	タイタン	バストゥーク港(I-7)	フェロール (Ferrol)	バストゥーク	震動の回廊 (流砂洞)
風の試練・改	ガルーダ	ラバオ(G-9)	ラヒ・フォーラッティ （Rahi Fohlatti）	ラバオ (バス + サンド)	突風の回廊 (テリガン岬)
氷の試練・改	シヴァ	北サンドリア(E-7)	カスティルシャ (Castilchat)	サンドリア	凍結の回廊 (フェ・イン)

実装当初は、カーバンクルを呼び出してひたすらちまちま削る戦法で臨んで苦労した人が多く、実態としてはMPを支える薬の力頼みだったり、中にはハイポーションをがぶ飲みしつつ殴り倒したなどいう漢気溢れる報告まで出る始末だった。しかし、現在ではシアリングライトを何度か当てることにより短時間で勝利する戦法が確立しており、高レベルのジョブを持たない召喚士もLv20前後から一人でも神獣の契約をすることができるようになった。ただし、それなりに難度は高い（Lv60以上のジョブをもっていれば通常の試練をやったほうが数段楽といわれるくらいには）とされており、挑む際には十分な準備をしていこう。

対峙する召喚獣はHP600程度、シアリングライトをレジストされなければ200は削れるので3発レジストされずに入れば勝利できる。

ここで駆け出し召喚士の陥りがちなミスが、
カーバンクルをけしかける
→カーバンクルが召喚獣と殴り合いを始めた
→すかさずカーバンクルにシアリングライトを命令
→ところが、召喚獣のタゲがこちらへ移り、カーバンクルから離れた
→シアリングライト不発orz
というものである。

• シアリングライトの射程は短い
  
• シアリングライトを命令してから実際に発動するまで、ためがある
  
• シアリングライトの命令自体のヘイトがやや高い
  これをしっかり覚えておきたい。
  

シアリングライト発動の際には、カーバンクルと召喚獣が殴り合ってる場へ自分も駆け寄ってから、命令するように心がけよう。

薬品は、究極履行発動後も継続してカーバンクルを維持するためのジュース、とっさのHP回復のためハイポーション数個、究極履行発動のMP40を回復できるMP回復薬が2個ほどあればクリア可能。だが、シアリングライトがレジストされダメージが足りなかったり、麻痺によって不発になってしまったりした場合は、カー君ミサイルなどで残りを削る必要があるので薬品は多めに持っていった方が無難である。現在、ペットにも効果があるベリー大福を食べることでレジストはほぼなくなり、星唄ミッションを進めていた場合はCurio Vendor Moogleから薬品、ジュース、呪符、ベリー大福と、どれも揃えることが可能なので競売にない場合は覗いてみるのがいいだろう。

戦闘自体は、かなり運の要素が強く、悪い時には各種精霊II系でカーバンクルがリキャストの30秒どころか10秒ももたずに瞬殺される場合があるため、キャラクターの装備も非常に重要。ただし、敵の攻撃力は低く、防御重視の装備は全くと言って良いほど意味を成さない。追加ダメージや履行技がそれに数倍する威力を持つので、防御よりは各属性の耐性を上げて対処しよう。ちなみに、防御100程度で属性耐性0の場合、通常攻撃は6～12と、丁度の敵並のダメージなのに対し、追加ダメージは18～36、各種履行や精霊IIにいたっては30～120にもなる。

相手の召喚獣のアストラルフロウはシアリングライトを2発当てた辺りで使用する。ダメージは160ほどと即死まではいかないが、それなりに被害を被るためできれば距離をあけるかタイミングよくカーバンクルを帰還させて不発させたい。
また、対峙する召喚獣の属性と一致する曜日に突入することも避けたい。
カーバンクルを呼びなおす場合、サポ白のアクアベールを唱えることで失敗を防止することができる。

なお、試練を受けた場合は、だいじなものとして各種の音叉を受け取り、これがバトルフィールドに入るためのキーアイテムとなる。区別のためか試練・改はアイテムである各種「音叉・改」をプロトクリスタルにトレードすることにより開始される。試練と試練・改を両方受けた状態でクリスタルをうっかり調べると、開始されるのは通常の試練であるので注意したい。

試練・改での神獣戦は、クリア後も挑戦できる（実用的な意味は無い）が、現地へのテレポは一度クリアすると受けられなくなってしまう。行くまでが面倒くさい場所に一気に飛ばしてもらえるため、召喚士をメインジョブとするプレイヤーの中にはあえて試練・改をクリアせず、テレポを利用し続ける人もいた。

言い換えれば、試練・改をクリアして召喚獣を入手するとテレポ・サービスが使えなくなるデメリットを背負うということでもあり、低レベルのメイン召喚士救済のために導入されたはずなのに、クリアしないメリットが存在する点について疑問の声も出ていた。

2014年10月7日のバージョンアップからは、（有料ではあるが）このテレポ・サービスよりも遥かに便利なHome Point間ワープを使えるようになったため、心置きなくクリアできるようになっている。

ここで召喚獣を入手しようという駆け出し召喚士の方は、テレポ・サービスを受けたら1度外に出てHome Pointを忘れずに開通しておこう。

【試練】【音叉・改】