神聖アドゥリン都市同盟(しんせいあどぅりんとしどうめい/The Sacred City of Adoulin)
- ヴァナ・ディールの国家の1つ。本項で解説する。
- アドゥリンミッションの第1章のタイトル。【アドゥリンミッション】項で解説する。
国家「神聖アドゥリン都市同盟」 編
クォン大陸の西、ザフムルグ海に浮かぶアドゥリン島(Adoulin Isle)を中心とした群島に位置する都市国家。元々は王国であったが、二百年前に王制から旧王家を含む十二家の当主による寡頭制へと移行している。政治・行政 編
初代王と呼ばれるオーグストと初代王と共に活躍した十一名を始祖又はルーツにもつ十二家(十二名家と呼ばれる)の当主で構成される合議制による評議会を最高意思決定機関とし,各名家の当主がそれぞれ国の枢要な役職及び機関の長を分担して担っている。旧アドゥリン王家の当主が元首(総務大臣)を務めているものの、他の国の元首(星の神子や大統領など)のような強い権限は持っておらず、儀礼上の存在となる。
役職 | 人物 |
元首(総務大臣) | ユグナス・S・アドゥリン(Ygnas S Adoulin) |
財務大臣 | メルヴィアン・ドゥ・マルクロワ(Melvien de Malecroix) |
法務大臣 | イルドベール(Hildebert) |
民務大臣 | スヴェンヤ(Svenja) |
文務大臣 | イキ・アスカモット(Ikhi Askamot) |
商務大臣 | チェイロマチェイロ(Chero-Machero) |
スカウト・マイスター | マルグレート(Margret) |
パイオニア・マイスター | レイ・ランガヴォ(Lhe Lhangavo) |
ピースキーパー・マイスター | グラッツィグ(Gratzigg) |
マッマーズ・マイスター | フラヴィリア(Flaviria) |
クーリエ・マイスター | レジナルド(Reginald) |
インベンター・マイスター | アムチュチュ(Amchuchu) |
民族構成(冒険者を除く) 編
ヒューム諸族:35%ミスラ諸族:25%
エルヴァーン諸族:15%
エルヴァーン系サンドリア人:10%
ガルカ系ウシャラド族:10%
その他:5%
十二名家の中にはタルタルも2人含まれるようだが、アドゥリン全体としては「その他」に含まれるほど少数派のようだ。ウシャラド族はバイキングの本拠地ウシャラド島と関連があると思われる。今後の情報が待たれる。
言語 編
共通語主な宗教 編
アイメルト派(アルタナ信仰)サンドリア国教会派(アルタナ信仰)
諸島系アニマティズム
語り部崇拝
タブナジア派(アルタナ信仰)
設定上は古式アイメルト派のアルタナ信仰を頑なに守っている。
ハロウィンイベントでは神聖アドゥリン都市同盟から派遣されたエクソシストと呼ばれる人々が登場する*1。
主な史跡・建造物 編
アドゥリン城エクソシスト・プライオリー
シルバー・ナイフ(会員制オークションハウス)
セレニア図書館
シャニラの泉
ジョリウスの門
太陽の広場
女神像
モグガーデン
歴史 編
古代、アドゥリン島、及び周辺諸島は「ヴェルク族」と呼ばれる獣人が支配していた。これを「初代王」と呼ばれ、現代でも称え伝えられる「英雄オーグスト」らが撃退し、残党勢力を東ウルブカの遥か西へと追いやり、現在のアドゥリン城と城下町の礎を作ったと云われている。
また、初代王オーグストと共に活躍した十一人の勇者が、現在の十二名家の始祖(またはルーツ)である。
→神聖アドゥリン都市同盟 (2013/02/20)(公式サイト)より
初代王自身は魔境の恐ろしさを知り、魔境に手を出さないよう遺言して没したものの、大遠征時代と呼ばれる数百年前には再び開拓が行われていたようである。
しかし、権力者たちが開拓力で競っていた大遠征時代は、二百年前にとある事件を境にその幕を閉じたとされる。残された僅かな領地に国民たちはしがみつき、数百年に及ぶ長い大遠征の疲弊によってアドゥリン王国は衰退していた。
この事態を重く見たアドゥリン王家と十一の名家は、協議の結果、長く続いた王政を廃止し、「神聖アドゥリン都市同盟」を結成する。
衰退した国力の回復と周辺諸国への牽制を視野に入れた軍事的な目的の同盟ではあったが、この選択は正しく作用し、海上貿易都市として大きく発展することになった。中には資産家となった者もいるようだ*2。
近年では冒険者によるウルブカ開拓が再開されたが、十二名家はウルブカ開拓推進派と開拓反対派に分裂しており、同盟内の権力者同士の関係に亀裂が生じつつあるようだ。
その他 編
水晶大戦時代にクォン大陸を訪れた蛟騎士のアシュテルはアドゥリン島の出身である。同じく蛟騎士とされるテュランドー家のフラヴィリアとの関係は明言されていない。しかし、フラヴィリアは中の国に渡ったテュランドー家の人物について言及しているため、アシュテルもテュランドー家であったと考えられる。クォン大陸との交流は古く、「大羊」の発祥地であることから、殊にサンドリア王国とは良好な関係を築いてきた。
小説版FF11ではアドゥリン都市同盟から来たという踊り子が登場する。
関連項目 編
【アドゥリンの魔境】【西の国】【ウルブカ大陸】【エクソシスト】【アシュテル】【アドゥリンミッション】
外部リンク 編
→神聖アドゥリン都市同盟 (2013/02/20)(公式サイト)→都市同盟(Wikipedia)
- *1
- 彼らがアドゥリンから派遣されたことはほぼ確実視されながらも、長い間明言はされていなかったが、「→女神の翼のもとに (2013/10/16)」で、エクソシストを派遣したのがアドゥリンであることが明言された。
- *2
- プロマシアミッションでは大金を積んでタブナジアの魔石を買い取ろうとしたり、タブナジア侯爵家の復興を(条件付きで)支援しようとした西の国の資産家の話が出てくる。