忍刀は
打刀や
太刀のような、通称日本刀(
FFXIにおける
両手刀)と呼ばれるものとは形状が違う。
日本刀は美しい緩やかな弧を描いているが、
忍刀は直刀である。直刀であるがため斬撃に向いておらず、突く事を前提に作られた。
とはいえ製法そのものはあくまでも「刀」であるため、刃物としての
切断能力においては同じく直線の刃を持つ「剣」とは一線を画している。
忍者という存在からすると、敷地内などで行動することが多く、狭いところでは満足に振れない場合があり、「立っている相手に斬り付ける」「同じく刀で武装した相手との斬り合いを行う」といった「動いている
目標」を狙うケースより、「眠っている(横たわっている)相手に確実な一撃を加える」というケースが多くなる。
こういった状況では傷の深さという観点からも突きが有効であるが、基本的に
切断することに特化した日本刀は突いて使用するのには向いていないため、このような形状に進化したものと思われる。
戦闘以外にも塀を越える際の踏み台にしたり、鞘をシュノーケル代わりにしたという文献もある。
だが、某ハットリくんのように背中に刀を差すのは誤りのようだ。30センチ程度であっても抜くことが難しくなり、潜入の邪魔になる。
もっとも、変装すべき潜入工作に一目で
忍者とわかる
装備はありえないわけだが。