ギルドショップ(ぎるどしょっぷ/Guild Merchant)
営業時間や在庫数・買取品目が決まっているショップ


概要

名前の通りギルド売店がこれにあたるが、天晶堂ノーグの店も同じシステムを採用しており、ある種の結社的な存在であることを示唆している。これ以外にも、チップ販売ゴブリン未開封リンクシェル販売NPCギルドショップ形式で販売を行っている。なお、この形式のショップで取引している時は、画面左上に「ギルドショップ」と表示されている。

商品の在庫はヴァナ・ディールでの一日毎に一定数ずつ補充されるほか、冒険者が売却したアイテムも在庫に回される。入荷はしないが買取はしてくれるアイテムも存在し、こちらは冒険者が持ちこんだ分だけ販売される。在庫には品目毎に上限があり、買い取ってもらえる数には限りがある。
また、在庫数が決まっていることからアイテムの争奪が激しくなり、2003年7月17日のバージョンアップからは連続で購入するためには3秒間待たなければならなくなった。その後、2012年5月16日のバージョンアップでこの待ち時間が短縮されている。

販売・買取値段は在庫数によって変動するのでよく買われるものは高く、よく売られるものは安くなっていく。値段と在庫数はメンテナンスでリセットされるので、人気商品を安く買うべくメンテナンス前にギルド売店でログアウトする人達も居る。

場所・営業時間

ギルドショップの場所や営業時間は関連項目を参照。

かつては全てのギルドショップに休業日という、特定の曜日に閉店するシステムがあったが、2014年6月17日のバージョンアップで廃止された(後述)。

入荷の種類

在庫の入荷には初期入荷と定期入荷の2種類がある。メンテナンス等でサーバーリセットすると在庫がリセットされ、初期入荷が行われる。定期入荷はヴァナ1日ごとに行われる。

中には菊一文字のように初期入荷のみしか入手手段がなく、1度売り切れると他PCから手に入れるか、次のメンテナンスを待つしかないものも存在する。

これらの入荷量は→ファイナルファンタジーXI ギルド・マスターズガイド Ver.101207 (ゲーマガBOOKS)にて詳細が公開されている。

在庫について

アイテムを購入、ないし売却すると、その結果は即座に在庫に反映される。ただし、開店時の在庫が0個だった場合、アイテムを売却してもその日は販売リストに載らず、翌日以降に販売されるようになる。

なお、ほとんどの販売品は買取も行っているが、チップ販売ゴブリンリンクシェル屋のコンパスチェーンのように、販売はしても買取はしていないアイテムも存在し、こちらは初期入荷/定期入荷のみがショップへの供給源となる。

在庫の上限

ギルドショップでは商品ごとに在庫の上限が決められており、この上限に達するとそれ以上アイテムを買い取ってくれなくなる。

ただし、これとは別に開店時の在庫の上限も存在しており、閉店時の在庫+定期入荷がこの上限を上回っていると在庫の一部が処分され、翌日には在庫に余裕がある状態で開店する。

そのため、1度買い取ってもらえなくなったアイテムでも、翌日になるとまたある程度買い取ってもらえるようになる。

この営業中の在庫上限は後述する標準在庫の2倍になっていて、開店時の上限とは独立に決まっている。

価格変動の法則

ギルドショップにおける販売価格と売却価格は標準価格に対し、開店時の在庫によって補正がかかる形で決定される。つまり、ショップ営業中に売買によって在庫の数が変動しても、閉店まで価格は変動しない*1

大雑把に言うと、販売価格は販売標準価格の-25%~+400% (75%~500%)、売却価格は売却標準価格の+12.5%~+50.0% (112.5%~150.0%)の範囲で変動する。後述するようにこれは典型的なパターンの1つに過ぎないが、ギルドショップでの価格変動は多くの場合この範囲に収まると考えて差し支えない。

補正の変化率

基本的に価格補正率は開店時の在庫が増えれば増えるほど小さくなる。

後述するように販売価格=標準価格となるときの在庫の数は特別な意味を持っているので、便宜上、以降ではこの時の在庫を標準在庫、それに対する在庫の割合を在庫率と呼んで解説する。
在庫率 = int( 開店時の在庫数 ÷ 標準在庫 ×100)
(intは小数点以下切捨て)

在庫率は次の範囲で変動する。これは各品物によって異なる。
int( 定期入荷数 ÷ 標準在庫 ×100)≦在庫率≦int( 開店時在庫上限 ÷ 標準在庫 ×100)

価格のランク

通常のショップの価格は物価ランクという形で21段階で変化するが、ギルドショップの価格は在庫率に応じて変化する。そのため、通常のショップよりもずっと細かく価格は変動する。以下では補正率の一部を例示する。
在庫率補正率補足
販売売却
0%500%150.0%最高値
20%420%145.0%
40%340%140.0%
60%260%135.0%
80%180%130.0%
100%100%125.0%標準在庫
120%90%120.0%
140%80%115.0%
150%75%112.5%典型的な底値
200%50%100.0%システム的な底値

システム上は開店時の在庫処分が行われず、在庫が標準在庫の2倍(営業中の在庫上限)になる場合がボトムになると思われる。このようなケースが存在するかは不明だが、少なくとも在庫率が166%となる商品は存在する。

売却価格

売却価格は以下の計算式で決まる(在庫率1%に対し0.25%変動)。
売却価格 = int( 売却標準価格×(1.5 - 在庫率/400))

最大になるのは開店時の在庫がない時で、売却標準価格の1.5倍になる。在庫が増えると一定のペースで下がっていき、開店時在庫数がその品物ごとに決まっている最大値に到達した時に最小となる。典型的な開店時在庫上限(標準在庫の1.5倍)では、売却標準価格の+12.5%となる。

通常のショップアイテムを売却する場合、物価ランク最高でも+2.5%までしかいかないため、ギルドショップで取り扱っているアイテムならば、基本的にギルドショップで売り払った方が高く売却できる*2

販売価格

販売価格は以下の計算式で決まる。販売価格が販売標準価格よりも大きいか小さいかで価格の変動率は変わる。
i) 開店時在庫≦標準在庫の時(在庫率1%に対し4%変動)
販売価格 = int( 販売標準価格 ×(5 - 4×在庫率/100))

ii) 開店時在庫>標準在庫の時(在庫率1%に対し0.5%変動)
販売価格 = int(int(販売標準価格×1.5) - 販売標準価格×在庫率/200))

最大は在庫率が0%の時で、販売標準価格の5倍になる*3

開店時の在庫が多いほど価格は下がり、品物ごとに決まっている開店時在庫の最大値に到達した時に最小となる。典型的な上限(開店時在庫が標準在庫の1.5倍)では、販売価格は標準価格の-25%となる。

なお、2005年7月19日のバージョンアップまでは最高値でも2倍(+100%)だった。このバージョンアップ以降、最高値は+400%=販売標準価格の5倍となり、入荷量の少ない素材職人泣かせとなった。

標準在庫と在庫上限の関係

ギルドショップ開店時の商品の在庫が最大いくつかは品物ごとに異なっている。例えばナパは150個、サルタ綿花は180個、HQ1宝石は90個といった具合である。この数はショップによっても異なっており、遁術触媒ノーグナシュモでは180個、ジュノでは45個、バストゥークでは50個となってる。

この開店時の在庫上限は標準在庫の1.5倍であることが多く、例えば上限が180個であれば標準在庫は120個、上限が90個であれば標準在庫は60個が典型的なパターンとなる。従って、底値は標準価格の-25%(販売価格)と+12.5%(売却価格)となることが多い。

しかしこの両者の関係は必ずしも一律ではない。例えば、マウラ彫金ギルド原石は開店時の在庫上限が35個で標準在庫が30個、バストゥークアルザビ彫金ギルドに至っては上限15個に対して標準在庫は120個である。

表で価格を比較すると次のようになる(原石の販売標準価格は1400ギル、売却標準価格は200ギル)。
開店時
在庫数
マウラバストゥーク
アルザビ
備考
在庫率販売売却在庫率販売売却
1個3%6,832G
(+388%)
298G
(+49.25%)
0%7,000G
(+400%)
300G
(+50%)
最高値
15個50%4,200G
(+200%)
275G
(+37.5%)
12%6,328G
(+352%)
294G
(+47%)
バストゥーク
アルザビの底値
30個100%1,400G
(±0%)
250G
(+25%)
---マウラの標準在庫
35個116%1,288G
(-8%)
242G
(+21%)
---マウラの底値

上記の例は開店時の在庫上限が標準在庫の1.5倍(在庫率150%)よりも小さい例だが、逆に大きくなることもある。

例えば、天晶堂バストゥーク支店で販売されている遁術触媒は開店時在庫上限50個に対して標準在庫は30個(最大在庫率166%)である。
触媒は販売標準価格40ギル、売却標準価格10ギルだが、50個の触媒を売り払った翌日には、販売価格26ギル(-33%)、売却価格10ギル(+8.5%)で店頭に並ぶことになる、もっとも、この忍具は定期入荷しないので通常は店頭に並ぶところすら見られないのだが。

ホーリーバジルに至っては、1.5倍を上回るショップと下回るショップの両方が存在している。

このように、「在庫で変動する」と一口に言っても、様々な要因で決まる上にその要因がアイテムごとに異なるため、ギルドショップにおける価格の解析・予測は困難なものとなっている。

休業日について

ゲーム中のメッセージでは「休業日」と表示されるが、公式発表やNPCでは「定休日」という言葉が使われることもある。プレイヤーには基本的にどちらでも通じる。

休業日でも入荷は行われるため、休業日翌日は実質的に2倍の入荷が行われることになり、普段よりも商品を買いやすいという戦略性があったが、ギルド販売品の需要が落ち着き、奪い合いが減ってからは、買いたいときに買えないという不便さが目立つようになっていった。

2014年6月17日のバージョンアップでは、プレイヤーの利便性向上の一環として、合成キット合成用のテキストコマンドが追加されると共に、サービス開始から続いたギルドショップの休業日も廃止された。(営業時間は従来通り)

関連項目

ギルド】【天晶堂】【チップ】【未開封リンクシェル】【ショップ
*1
おそらく閉店中に入荷処理や価格の再計算が行われているものと思われる。ギルドショップに必ず閉店時間(営業時間)が設定されているのもそのためだろう。
*2
小数点以下切捨てで同じになることはある。理論上は在庫率190%で売却価格が+2.5%になるが、開店時に上限を越えた在庫が処分されて在庫率は150%前後までしか上がらないようになっているため、ここまで価格が下がることは基本的にない。
*3
開店時の在庫が0の時にはアイテムは店頭に並ばないが、例えば標準在庫が120かつ在庫が1個の時、在庫率はint(1÷120×100)=0%になるため、標準価格の5倍で販売が行われる。
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