ホーバージョン

記事名読み
ほーばーじょん/Haubergeon
防具の一つ。通称「ジョン

ダークチェーンメイルの胴部で、縦縞グラフィックが特徴的な装備である。

回避が大幅に下がるものの、アタッカーに必要な性能が非常に高い水準で詰め込まれている。同レベル帯の競合品といえる王国騎士制式鎖帷子ジャリダペティと比べて一歩も二歩も抜き出た攻撃性能を持ち、免罪装備五神装備ナイズル島踏査指令サルベージ戦利品と比べても遜色ないトップクラスの装備としてレベル75になっても使い続けることが可能である。

レベル69で上位装備であるホーバークに打ち直す使い方もあるが、装備できるジョブが制限されることや攻撃性能そのものは変化がないこと、Lv60制限で使えなくなること、などからホーバージョンのまま使い続ける者も少なくない。特にホーバーク装備できない侍や忍者
注釈1
もっとも忍者の場合は回避が大きく下がるためWS用の着替えとして使うことが多い
レベル75までホーバージョンを愛用することもある。

やや丈の短いホーバーク状の鎖帷子。大部分を黒鉄の鎖で覆い、要所だけを板で守っているため、動き易く、防御性にも優れている。また加熱を防ぐため、サーコート
注釈2
サーコートは中世騎士が鎖かたびらの上に着た外衣で、和風にいえば陣羽織のこと。主に直射日光で鎧が過熱するのを防ぐ目的で使われた。原文では「加熱」となっているが、誤記である可能性が高い。
も付けられている。
ファイナルファンタジーXI 公式設定資料集 ~Life in Vana'diel~P97より

素材の一つのダマスクインゴットが希少だった頃は、同レベル帯で装備できる防具群の中では飛びぬけて高い相場で取り扱われていた。しかし新規BF等でダマスクインゴットの調達ルートが拡がった事や、比較的初期から存在する防具であるため十二分に数が出回ったこと等から、昨今ではそれ程金策に腐心せずとも入手できる程度の相場に落ち着いている
注釈3
これに限った話ではないが、相場の下落に伴う職人の利益の減少や、AF3ペルルオーベール等の新興勢力の発生などから、需要と供給のサイクルに滞りが生じており、いくら相場が下落したとは言えど必要になった時に出品されておらず、入手しづらい場合があると言う問題もある。


突出した性能とネーミングからこの防具独立防具と誤解されがちだが、これは黒鉄鋼を素とするダークチェーンメイルシリーズ(バシニットダークマフラダークブリーチズダークソルレット、そしてホーバージョン)の1パーツである。ジョンを除いた当シリーズは、命中などの前衛職に好まれるプロパティがついておらず地味な防具に仕上がっており、それに加えて装備レベル丁度アーティファクトが視野に入るレベル帯である事も災いし、いささか存在感が希薄な物となっている。

近いレベル帯の胴装備で、同じく希少(だった)素材を使用し効果も絶大な物にスコピオハーネスが挙げられるが、これの作成に際し要求される合成スキルが骨69+革33と、骨100+革64(革職人装備+革上級サポ)を満たせば25%の確率でHQが見込めるものとなっている。この点から類推して「ホーバージョンも実は鍛冶69+裁縫33なのではないか?」(つまり鍛冶を極めた上でサブの裁縫装備等で補強すれば、スコハネ同様にHQが狙いやすくなるのではないだろうか?)という論争が長く続いていた。
そんなある日、恐るべき事にとある鍛冶職人が割れ覚悟で裁縫スキルの体当たり調査を敢行した。当時のダマスクインゴットの相場を鑑みると、どれだけ多額のギルクリスタルとともに散っていったかは想像の及ばない話である。
この名も無き先人の偉業によってサブ裁縫スキルは38であることが明るみに出ており、いかなる職人装備調度品合成サポートを用いてもHQが見込める確率は5%以下という結論が導き出されている。この事から、NQがお手ごろになった今尚HQは高嶺の花であり続けている。

そんな状況が続いていたが、2012年3月27日のバージョンアップに伴い、いわゆる返上をせずに上げられる合成スキルキャップが70となった。
このため本装備裁縫スキルに関しても装備調度品に頼らず+31を容易に達成可能となったことでHQ品の流通量が増加しつつある模様で、多くのサーバーで旧来よりも多少の値下がりが見られる。
ホーバージョン+1(Haubergeon +1)」と名称が変化する。

関連項目
ダークチェーンメイル】【ホーバーク】【バーニー】【スコピオハーネス

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