若き日の彼の姿が描かれた。外見はさほど変わっていないが、鼻のあたりに横に走る傷がない。
とある事件で傷をつけられて以降は、現代と同じ顔立ちで登場する。(しかしよくよく見ると、生え際のあたりが現代と違う。)
ミスリル銃士隊の隊員。国内で起こった殺人事件と、それを契機とした騒動に対して、銃士として解決にあたる。
バストゥークの宿痾ともいえる
ヒュームと
ガルカの対立が色濃く影響する一連の事件において、
ヒュームでありながら
ガルカの民への理解につとめ、
種族特有の「
無知」から足を踏みだすその姿勢は、当時
ガルカの精神的支柱であった
ウェライをして「いつか
ガルカの民をも率いていける男かもしれん」と評される。
ただしその行動は、例えば誤解で
冤罪の嫌疑がかかった
ガルカに対して単身直接的に頭を下げにいくなど、青臭い側面が見られた。
同じ
ミスリル銃士隊隊員の
ザイドに対しては、その冷静/ドライともいえる態度に、やはり前述した青臭さをもってして感情的に反発する場面が見受けられる。しかし最終的に
ザイドの状況判断に対して正しさを認める節もあったほか、当の彼がとある嫌疑にかけられた時には、「あくまでも信じる」と発言したという。
戦闘シーンでは、現在同様得意技と見られる
ボーパルブレードを披露する。
Volker : 近しい者や戦友を失う痛みは、
何度味わってもつらいものだ。故郷を失い、
多くの同胞を失った
ガルカの民の哀しみは、
どんなにか深いものか……