クリスタル戦争時に
闇の王を討ち滅ぼした張本人であるが、
ヒューム側の都合で公式にはその事実は伏せられている。
ヒュームと
ガルカの確執、そして歴史の暗部に潜む不穏な動きの狭間で世界の危機と対峙して行く。
ただ、その経歴に比して各
ミッションのストーリーが進むにつれ非力な場面を見せる事が多く
匿名掲示板等では「ヤムチャ」などと揶揄される事もある。
当初、孤高でハードボイルド的な
キャラクターであったのだが、いつのまにか
プレイヤーが扉を開ける為に必死になって集めた
アイテムを「待っていたぞ」「さあ行こう」「なるほど、な……。そういう仕掛けになっていたのか。」とか何とかいいながら
便乗する辺り、他人を利用するのが上手い男になっていたりする。
また前述の通り、登場する敵
キャラクターを
NPCである彼が倒してしまう訳にはいかない事情から敵側の
NPCに対しては滅法弱い印象を受ける。
しかし、その真の実力は
バストゥーク最終
ミッション「
双刃の邂逅」で見ることが出来る。
普段の
ミッション・シーンとは異なり、
アブゾ系の威力は通常の
PCが使うのとは比べ物にならないほど明晰な効果を発揮し、
ナイト以上の驚異的な
防御力と
シーフ並の
回避力を誇り、
両手剣の間隔も滅法早い上、
分身技で
一人連携してくる反則的な強さで「こいつは本当に
暗黒騎士か?」と更に疑惑のタネを増やしている。
ちなみにその高い
防御力を持つ彼の鎧は名匠
ゲーヴィッツの手に依る物。
ハーネス系にしか見えないが彼の
防御力から察するにかなりの逸品に違いない。
兜は額の傷を隠すためでもある。ちなみに
フェイスタイプは
F1A(額部分と細部は異なる)。
なお、
バストゥークの
クエストや
ミッションにおいて、彼からの手紙がきっかけになっている事が多々ある。
宛先は
大統領から
ガルカの少年までと幅広く、なかなかの健筆家であるようだ。あの体格でマメに手紙を書いて寄越す、彼の姿を想像すれば、なにやら微笑ましくもある。
タフで硬派なイメージが強い彼だが、このように細やかな心遣いのできる男でもあるようだ。
過去世界クエストでは忠誠と背反の間で苦悩する姿も描かれており、一人の人として描かれた姿に驚きもし、また親しみを感じるかもしれない。本当の彼は優しく、義理固く、それゆえに危険に身を置く自分から遠ざけようとさえしている。現代の無愛想な姿は彼の一面に過ぎない。
星唄ミッション後の
エンディングロールでは
ミスリル銃士隊の前に姿を見せる場面がある。