コカトリス

モンスターの一種族。バード類コカトリス族。

「ビーク」と呼ばれることもあるが、「コカトリスの肉」「コカトリスの皮」をドロップすることから、「コカトリス」「コカ」などと呼ばれることが多い。
同族にCockatriceという名の個体がおり、そちらを指す場合もある。

走鳥類なのだが、チョコボの近縁種とはとても思えない姿をしている。かろうじてクチバシ周辺と脚に鳥としての面影があるが、ソロムグ原野には似たような姿のラプトルがいるので同類だと思っていた冒険者もいるとか。

邪視以外は特殊技がさほど強力でないことから、伝統的にレベル上げの獲物としてはかなり人気があった。しかしながら、まとまって生息しているケースが少なく、狩場として成立しうるのはオンゾゾの迷路、テリガン岬(北西・東部)、クフタルの洞門程度しかない。マムークのジズ(Ziz)やテリガン岬のSand Cockatriceもバフラウ段丘やゼオルム火山が混みすぎている時にはレベル上げで狩られたこともあった。

山串最強時代はコカトリスの肉に多くの需要があったため、ジュノから徒歩0分のソロムグ原野では金策目的でのビーク狩りが盛んに行われていた。

アトルガンの秘宝で亜種の「ジズ(Ziz)」が追加された。
また、モンスター飼育ではコカトリスの幼鳥として子コカトリスが登場する。ミンダルシア大陸では荒野に棲息しているが、実は肉類より魚類を好んで食べる生き物である。

• 索敵：視覚感知(明視)
  
• 弱点属性：風
  
• 耐性属性：土雷
  
• ダブルアタック
  
• 極めて高い石化耐性

  注釈4

  精霊の印 + ブレイクすらレジストする。ただし完全耐性ではなく、レジストハックも発動するため、全く石化しないわけではない。
  
  
• 主な戦利品：コカトリスの肉、コカトリスの皮、大鳥の羽根、土のクリスタル
  
• ぬすむ：大鳥の羽根
  
• ぶんどる：大鳥の羽根(命中率ダウン)
  

大部分の個体はアクティブノンリンクだが、亜種には夜間寝ているものもいる。
テリガン岬に生息するものだけは例外的にMPを持つ。設定ミスなのか意図的なものなのか不明である。

名称	範囲	効果	備考
サウンドバキューム	前方範囲	静寂
サウンドブラスト	自身中心範囲	INTダウン	ラーニング可
邪視	視線単体	石化
ハンマービーク	近接単体	物理ダメージ
ポイズンピック	近接単体	物理ダメージ＋毒
コンタミネーション	範囲	自身に掛かっている弱体効果を相手に与える	一部NMのみ使用
コンテージョン	前方範囲	相手に掛かっているステータス変化を全て 注釈5 強化魔法に加え、アビリティや食事効果を含む。それどころか状態異常までも吸収する。 吸収、吸収した効果は消去可能	一部NMのみ使用
トクシックピック	単体	ダメージ＋毒＋悪疫＋ヘヴィ	一部NMのみ使用

見てのとおり、通常の5種の特殊技のうち2種しかダメージを持つ技が無く、おまけにともに単体。他の技も状態異常の回復さえ怠らなければ、さしたる脅威ではない。
かつては邪視の石化はメイン白魔道士または学者でしか柔軟な治療ができなかった。トカゲやタウルスの様に視線を外すことで回避出来るが段違いで発動が早く回避する難易度は非常に高いので白魔道士や学者を含めた編成で挑む必要があったが、レベルキャップが99まで上昇した今日ではサポ白でも治癒可能となったため、その必要性は低下した。

種族名	ジョブ
コカトリス族	戦

習得Lv	モンスタースキル	効果	消費TP	備考
1	サウンドバキューム	対象に向かって扇範囲の敵に静寂の効果。	800
10	サウンドブラスト	自身の周囲の敵にINTダウンの効果。	800
20	邪視	対象に石化の効果。	1300
30	ハンマービーク	物理攻撃。ダメージ補正300%。	1000
40	ポイズンピック	物理攻撃。追加効果:毒。	1000
50	トクシックピック	物理攻撃。追加効果:毒、悪疫、ヘヴィ。	1500
60	コンテージョン	対象に向かって扇範囲の敵の良い効果、悪い効果を吸収する。	2000

雄鳥の身体にトカゲの尾を持つモンスターで、雄鳥が産んだ卵をヒキガエルが温めることにより孵化すると言われている。身体は猛毒を発し、その視線には石化（即死）の魔力がある。多くは荒涼とした荒野に住むが、それは自らの毒のため周囲が荒野になってしまうためだという。

メディアを問わず、昔から多くのファンタジー作品で登場しているメジャーなモンスターだが、FFシリーズも例外ではない。

FFシリーズでは初代から複数の作品（I～V、VIII、XII、USA）に出てくる。概ね共通しているのは「石化能力を持つ鳥類モンスター」であるという点。
ただし、FFIIIでは「コッカトリス」という名前で、姿もトカゲ型だった。
FFXIIでは石化能力を持たない鳥類モンスターとなっており、遊牧民に家畜として飼われていたりする。

また、FFIVでは隠し要素扱いの召喚魔法として呼び出すことができる（ただし、習得アイテムのドロップ率は恐ろしく悪い）。
FFUSAでも登場するが、この作品では普通に石化攻撃をしてくるだけでなく、物理攻撃を行うと「さわるとせきか」で反撃してくるという「石化系スパイク」とも言うべき極悪な特殊能力を持っていた。

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