メイジャンの試練(歴史)

記事名読み
めいじゃんのしれん れきし
ここではメイジャンの試練における歴史(変遷)について扱う。


歴史
D値強化系・複数回攻撃D値(後の2回攻撃)・複数回攻撃属性系の4系統が実装された。属性系と複数回攻撃D値は6セット、他は8セットの試練で、完成に至るものであった。
レリックウェポン最終段階ミシックウェポンは、2段階の強化実装された。

属性系以外は、まず最初のNM討伐が壁である。同一のNMを複数回狩るという作業感の強い試練を要求され、しかもその多くが抽選ポップであるために抽選対象を狩ることで、低レベルの狩場が荒れるという問題が生じた。また、NMが湧かない/取り合いに勝てないなど運が悪いと延々と狩り続けることになる問題がある。
加えて良いドロップアイテムを持つNMの場合、アイテム目当てのプレイヤー業者との争奪戦も発生している。カウントさえ出来ればよいので、パーティを組むという選択もあるが、メイジャンアイテムの双方を狙うPCもいるため、決断は人それぞれである。

属性系では、最初とその次の試練に共通する「指定された天候下で指定されたモンスターを100匹討伐」が壁となった。
指定のモンスターとその生息エリアによってはひたすら天候を待ち続けなければならない事は勿論、ヴァナ・ディール季節でその天候が起きる頻度は異なるので、プレイヤーの都合と試練内容によってはかなりの時間を費やさなければならない。指定された天候またはその天候と同じ曜日が条件となっている後々の試練の方が明らかに容易であった。

一部に達成が特に難しい組み合わせがあり、衛府の太刀試練659「天候:火風雷光でオポオポ族100」、ストリボーグ試練492「土曜日/土天候ペット攻撃サボテンダーに止め150」などがあった。レリックウェポン最終段階ミシックウェポンは、〆ノックを含むあまりにも多い回数が不評となった。これらは後のVUで討伐数が大幅に緩和されている。
単純に弱い相手がおらずソロでは難しい、ソウルフレアワイバーンが対象となる試練も見られるが、こちらはレベルキャップの上昇による緩和も見られたためか、アプカル以外は対処されていない。

条件の厳しさから二の足を踏む者も多いが、良い性能の武器が入手できることもあり、着手しているプレイヤーもまた多い。レベルキャップの上昇により、せっかく鍛えても使い物にならないのではという懸念は、4月26日に続きのクエスト実装を予定していると発表されることで、解消された。

また、両手棍についてはテイウァッツ属性によらず名称が同じであるため、使い分けが難しいという問題が生じた。

なお、上記の一覧等で確認するならいざ知らず、インターフェースの仕様により条件を確認するだけでも一苦労であるが……、これはメイジャンの試練だけの問題ではない。
全ての完成形はLv80の装備となった。これに伴い、試練を完遂したレリックウェポンミシックウェポンLv80の装備に変化した。

エンピリアンウェポン実装されたが、それはD値強化系の先に位置するものであり、アビセアのコンテンツではなくメイジャンの試練の一部に位置づけられたこと自体が議論を呼んだ。要求されるものはアビセアン第二段階の討伐8回の後、アビセアエリアNMドロップ50個であり、それ以前の段階と比較しても、さらに困難なものとなった。
回避ルートとして従来のD値強化系も実装されたが、ウォークオブエコーズコイン30個であり、こちらの難易度も高く回避ルートとして機能しなかった。その結果、コイン武器という概念でまとめて語られるようになった。

複数回攻撃系は、2~3回攻撃系とダブルアタック+D値系に分岐した。
これに伴い、複数回攻撃D値系は、2回攻撃系として位置づけられた。その2回攻撃系と属性系・レリックウェポンミシックウェポン試練は、従来の延長となった。

さらにLv80向けに新たな武器が追加された。これはEVWS強化系(格闘のみ双竜脚、後のWS強化系)か、ストアTP系となっている。

従来の試練では、一部の討伐数が見直された。「指定された天候下で指定されたモンスターを100匹討伐」が「指定された天候下で指定されたモンスターを50匹討伐」のように、半減されているものが多い。特に492と659は、2段階の修正が行われた。

また、これはメイジャンの試練に起因する問題ではないがレベルキャップの上昇に対応した武器の追加がごく少数にとどまり、NMドロップ等の入手難易度の高い武器を除けば不十分な性能であったことにより、メイジャンの試練回避することが困難となった
注釈1
加えて、レベルキャップのさらなる上昇が予定されていたため、入手難易度の高い装備に対する意欲は押さえられていた。
。このため、作成難度がまだましと考えられる属性系・WS強化系・ストアTP系を中心に人口が増大、対象の仁義なき取り合いに発展する場合も見られていた。
防具系のメイジャンとしてエンピリアン装束と、その強化クエスト実装された。現段階では武器系のような多岐に渡る派生強化は無く、レリックミシックルートのような一本道のものになっている。

レベルキャップの上昇に伴い各武器の最終系もLv85の装備になった。
80→85間の試練は一つだけで更なる派生は無く、名称も大きく変化せず「+1」「改」が付くだけにとどまる。
武器の性能自体は、EVWS強化系からEVWS限定が無くなりWS強化系に、D値系及びエンピリアンウェポンエンピリアンWSが解放された2点が大きな変更となる。
また、レリックウェポンミシックウェポン試練が進行するとLv75~で固有WSが使用できなくなる問題が解消された。

試練内容の変更については、属性系の試練天候が合致した場合、カウントが-5されるようになった。
これにより、属性系の入り口である「天候限定で50体倒す」試練は実質10体倒すだけとなり、初期に比べて天候は大幅な緩和がなされたといえる。また天候もしくは曜日試練だった場合、天候曜日が合致していれば、-6されるようになり、二つの条件がうまく合致すればより早く終わらせることもできる。
もっとも、天候と対象の組み合わせ自体が少ない試練については、あまり大きな変動とはならなかったのも事実である。

また、トドメ関連では他のパーティメンバーが(条件を満たした上で)トドメを刺した場合でもカウントされるようになり、同目的の他者との協力ができるようになった。
以前から問題になっていたアプカル討伐系の試練は、討伐対象がインプマンティコアなどに変更された。
反面、曜日天候関わらず「いつでもできる」タイプの試練については、カウント数の減少は見られずそのままである。

地味ではあるが、試練を受けているときに限りメイジャンの眼鏡天気予報が見れるようになったこと、サーチコメントが細分化され通常のクエスト募集と分けられたことも見逃せないポイントである。もっとも、サーチコメントに関してはサーチコメントのマークが黒紫色と非常に見づらい色であり、ウィンドウのタイプによっては背景と同化してしまう問題がある。

この段階でも既存装備への試練導入は行われず、メイジャン武器装備ジョブも現状維持、さらに入手しやすい装備もなかったため、メイジャンの試練に対応していないスキルが宝の持ち腐れになる状況、多数のExアイテム追加によるカバンの圧迫等が生じている。

サルベージ装備ナイズル装備などへのメイジャンの試練の追加が考慮されている模様であるが、採用の可否も含めて見通しは明らかではない。
ジョブエモーションと、エンピリアン装束の残りの部位(両手)が追加された。
また今までメイジャンの試練の対象外であったレリックイージスギャッラルホルン強化可能になり、エンピリアン装備に相当する弦楽器も追加された。

既存の武器Lv90の装備となった。系統としては、WS強化系がWS強化系とTPボーナス系に分岐している。試練は1段階の追加であり、名称も「+2」が後ろに付くだけで大きな変更は無い。なお片手刀両手刀に関しては「真」という接頭語が頭に付く。(例:樋螺鈿の太刀改 → 真樋螺鈿の太刀

それ以外ではレリックウェポンミシックウェポン強化に必要な討伐回数が大幅に減らされた。
ただし新たに追加された6段階目の強化ではデュナミス証NMの討伐×5などといった、実行するにあたり手間と時間がかかる内容となっている。

実装を含めて4回、1年分のバージョンアップを経て、レリックウェポンミシックウェポンを除く既存装備への導入は未だになされていない。
一方、レベルキャップ上昇がLv90で一段落する見通しになり、NMドロップに比較的入手しやすいものが実装されたため、メイジャンの試練1択という状況には改善の兆しが見られている。
新たにフェローの3段階の限界突破クエスト実装された。また、同時に受けられる試練が5から10に倍増している。

武器については既存の試練そのものには大きな変化はないが、グラウンド・オブ・ヴァラーに伴ってオリジナルエリアダンジョンLv75以上の敵が大量に追加され、これと差し替えの形で既存の敵が削除されたことにより、オリジナルエリアダンジョン狩場として選択しづらくなった。

防具については、五行素材が緩和された。火行・土行が死闘エリアHNMから、木行・金行・水行が禁断エリアHNMから得られるようになった。その多くはエンピリアンウェポン素材ドロップするHNMであった。

エンピリアンウェポンについては、五行素材禁断エリアHNMに追加されたことにより、五行素材希望者との共同編成が可能となり、相対的な難易度は低下した。

また、2011年5月の追加バージョンアップで、HNMポップする???を増やす・死闘エリア時間ポップNMだいじなものの一部がSturdy Pyxisから得られるようになり、これらの変更に伴ってエンピリアンウェポン五行素材とも着手できる層に限っては大幅な緩和となった。
同時に、エンピリアンウェポン五行素材の取得を前提とした長時間のパーティに着手できる層とそれ以外の層の格差が拡大することが懸念される事態が生じている。

また、期待されていた既存装備へのメイジャンの試練は、免罪装備及び五神装備への錬成によるオーグメント導入となったことで、メイジャンの試練による確実な強化を望んでいたユーザーの失望を招く結果となった。

なお、複数の試練に共通する素材については、従来納入時に対象となる試練を選択していたが、対象となる装備と共に素材トレードする形式に変更された。これにより、装備との対応が1対1である型紙についても、型紙装備を同時にトレードする形式となっている。
レベルキャップが95に引き上げられたことに伴い、全ての装備Lv95に対応
注釈2
アフィニティ系の両手棍は、2011年10月5日。
フェローLv90に対応する試練が追加された。
試練は1段階の追加であり、名称も「+2」が「+3」に変わるのみである(片手刀両手刀に関しては「真」が「極」に変化する(例:真樋螺鈿の太刀 → 極樋螺鈿の太刀)。
属性系の特性が伸びない、多くはDの僅かな増加にとどまるなど、性能的には僅かな伸びであり、試練内容がそれに見合わないものであったため、足止めとして受け止めるプレイヤーも少なくない。レベルキャップ上昇が行われたにも関わらず、メイジャンの試練以外を考慮しても追加された装備は少ないため、次回のレベルキャップ上昇への準備期間という性格が想起される状態となっている。

アフィニティ系の両手棍は、予定されていた内容では試練をこなすことにより弱体となってしまうことがテストサーバーで明らかとなり、実装は2011年10月5日に延期となった。実装されたものは、問題点が解決された性能となっている。

また、緩和されたはずのウォークオブエコーズであるが、コインの種類を絞れないために目論見通りに機能しておらず、コイン武器の作成も困難なままである。さらにはヘヴィメタル1500個というアレキサンドライト終身刑を想起させるような試練エンピリアンウェポンに導入され、こちらに対する批判も大きい。

また、地味ではあるがWS強化系の試練はまたしても〆ノック300回。ストアTPWS800回、TPボーナス系の500回と共にLv80からの武器は難易度調整を放置された感すらある……。
レベルキャップが99に引き上げられたことに伴い、レリックウェポンミシックウェポンエンピリアンウェポンオハンダウルダヴラを含む)以外の武器Lv99に対応した。
試練未実装となっているこれらに対しても、アンブラルマロウマルシバースコリアリフトシンダーリフトドロスといった素材実装済みとなっている。
名称は+3/極から一新され、さらにアフィニティ系の両手棍はその性能によってIからIVまでのローマ数字で分類されることで併用問題に一応の決着を見た。
性能の伸びはまたしても僅かであり、試練との格差・素材の高騰もあって積極的に伸ばすものと放棄するものとで2分される環境が生じている。

コイン武器Lv99実装に伴い、ウォークオブエコーズコインを狙いやすい第7ウォークまで・トリックダイスを狙いやすい第8ウォークから第11ウォークリミナルレジデを狙いやすい第12ウォーク以降に3分裂、参加者の減少と相まってさらに作成環境は悪化している。

WS強化系・ストアTP系・TPボーナス系は、またしても従来の試練の延長となった。調整する気は全くない模様である。

防具としてはレリック装束+2実装された。エンピリアン装束から1年以上遅れて実装されたレリック装束+2だが、第一段階ではモグの預り帳【13】を使用できない問題が残っている。また、実用性において問題のある装備が見られる点はレリック装束から変化していないため、強化される装備は一部に偏る傾向がある。

フェローLv95に対応する試練が追加されたが、こちらは従来通りお手軽である。
RME武器Lv99に強化する試練が追加された。
2013年5月16日発売の電撃PlayStation Vol.542におけるインタビュー
2013年4月30日のバージョンアップにおける強力な装備群の実装に伴い、「捨てないで取っておいてください」と言われるまでになってしまったRMEの今後に関するインタビューにて:
---メイジャンの試練強化できるのがいいとは思います(笑)。バランスを取るの難しいでしょうけど。
松井:本当ですか?みんなメイジャンの試練は嫌いなのかと思っていました。メイジャンの試練も要望が多ければ復活するかもしれません。

とのことで、メイジャンの試練は凍結状態であると明らかとなった。アイテムレベルが導入された2013年7月9日のバージョンアップ以降2019年3月現在、複数回攻撃系、ダブルアタック系、倍撃系、属性系、WS強化系、TPボーナス系、ストアTP系の武器Lv99のままでルート追加などは行われていない。
2013年9月27日の公式フォーラムの書き込み
公式フォーラムの「先生、カバンがキツいです‥」スレッドにて:
メイジャンに続きはあるのか?

申し訳ないのですが、メイジャンに関してはフジトから答えをコメントできる状況にありません。
「作ったのオマエじゃん!」と言われそうな気がしますが、もう自分だけの問題じゃなくて
アドゥリン以降の内容と照らし合わせていく必要があるため、なんとも言いにくい状況です。
もやっとした答えですみません。

これ以降2019年3月現在、公式フォーラムでは藤戸松井両氏からコイン武器のルート以外のメイジャンの試練について言及はない。そのため、ユーザ側がメイジャンの続きに関するスレッドをたびたび新規作成する事態となっている。
エンピリアンWS習得クエストの追加に伴い、NM討伐などを省略できる新しいコイン武器のルートが追加されると共に、それまでのコイン武器の必要アイテムが緩和された。またNMポップ条件が緩和されたことで、NM討伐の試練も進めやすくなっている。

また、Lv99までメイジャンの試練強化が行われていたレリミシエンピは、OboroというNPCサブクエスト強化できるようになった。
レリック装束エンピリアン装束IL化以降の強化MonisetteというNPCが担当するようになった。
ジョブエモーションの習得条件が変更された。
ジョブに対応するメイジャンの試練(No.4424~4443)達成後に習得できたものが、スタンダードジョブにおいては条件なしで習得可能になり、エキストラジョブにおいてはジョブ習得後に習得できるようになった。
関連項目
メイジャンの試練

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