アレキサンドライト終身刑

記事名読み
あれきさんどらいとしゅうしんけい
かつて、ミシックウェポン関連のクエスト任務、任務……また任務!」を進めるのに必要なアレキサンドライトの数と、ドロップ状況から見積もったコンプリートまでの年月が非現実的に長いことから、このような表現がされた。

ただし、ミシックウェポンが(想定された水準に達していないにも関わらず)自分にも作れるかもといった淡い期待を抱いた層が反動的に批判を目的として拡散したり、ネタとして楽しまれていた節があり必ずしも実態を反映してはいない。
実際に、アレキサンドライトは売買が可能でデュナミス旧貨幣のように買い集めることを前提としたバランスで設計されており、バージョンアップで要求数の多少の低減は挟まるものの半年も経たずに最初の達成者が現れている。
また、当時の多くのサーバーでは3万個購入したとしても旧貨幣より安い場合が多く(旧貨幣1枚15000ギルに対しアレキサンドライト1個3000ギルなど。後ろ盾がないとアレキサンドライト以外の条件を満たすのが非常に難しかったため次第に投げ売りする者が現れるようになる)貧者のレリックと表現する者もいたようだ。

2019年現在では、後述するようにバージョンアップによる緩和で、全て自前で調達したとしても非現実的な状況は既に過去のものとなっている。
終身刑(実装初期)
2008.6.10クエスト実装され内容が明らかになると、要求されるアレキサンドライト「5万個」に対してサルベージ1回でのドロップがおよそ10個であったため以下の表が作られた。

アレキサンドライト終身刑
注釈1
えふめも FFXI - Ver.UP速報倉庫 - 08.6.10~  バージョンアップ080610 より引用(現在はリンク切れ)。この表と異なるバージョンもある。

ひ孫の世代へ  1日1個ペース・・・・・5万日(約137年)
孫の世代へ    1日2個ペース・・・2万5千日(約69年)
孫の世代へ    1日3個ペース・・・16,666日(約46年)
息子世代へ    1日4個ペース・・・12,500日(約34年)
息子世代へ    1日5個ペース・・・10,000日(約28年)
中年まで乙    1日6個ペース・・・8,333日(約23年)
若くはない     1日7個ペース・・・7,142日(約20年)
子供が青春時代 1日8個ペース・・・6,250日(約17年)
子供が反抗期  1日9個ペース・・・5,555日(約15年)
10個でもこれかよ1日10個ペース・・5,000日(約14年)

2年以内で作る人は・・・・・1日69個ペース必要
1年以内で作る人は・・・・・1日137個ペース必要

一般人ではとても無理、廃人でもそこまでやらねぇよ!という声が聞こえそうな(というか非常にたくさんの怨嗟の声が聞かれた)代物。

開発としてはアトルガンの秘宝コンテンツの目玉、プレミアム武器としてミシックウェポン取得の難易度を設定したのであろうが、あからさまなコンテンツ延命と受け取られたことは事実である。

終身刑から有期刑へ
2008年9月9日のバージョンアップで、アレキサンドライトの必要数が5万個→3万個に低減され、高額旧貨幣に相当する一度にまとまった数を入手できる代替アイテムの追加などが実施された。これにより上の表のような状況は解消され、「2~3年頑張ればもしかしたら取得できるかも?」と言われる程になり、一年も経たない2009年6月の「ヴァナ・ディール国勢調査」において一部ジョブにおいてはすでに複数の所有者が登場しているほどとなっている。

2013年12月11日のバージョンアップにおいてサルベージの突入人数制限が緩和され、ソロでも突入が可能になり、毎日コツコツと頑張り続ければ、1年もかからずに目標個数を達成可能になった。例えばバフラウ遺構-IIで3階のアレキサンドライトを必ず落とすギアを全て倒してかつ真ボスを倒せば一回攻略で平均100個ほど手に入り、単純計算300日で30000個集まることになる。つまり懲役一年、『模範囚』なら10ヶ月ほどで仮釈放となる。これを長いと見るか短いと見るかは人それぞれである。

アレキサンドライトの流通量が飛躍的に増え、資金力の豊富なプレイヤーは、バザーで買い集めて完成させることも可能となった。そのためアレキサンドライト囚人以外にとっては手軽な金策手段ともなった。また一日一回の入場制限から、わざわざ複アカや倉庫キャラミッションを進めてサルベージに通い、一日も早い釈放を願う受刑者もいた。

これらの要因により、さまざまなジョブで攻略できるアラパゴ遺構-IIの混雑が顕著となり、各ワールドサーバーダウンが発生し、その対策としてアラパゴ遺構リアル一日一回の制限がかけられた。
ついに恩赦?
2015年5月14日のバージョンアップにてヴァナ・ディールの星唄実装され、その報酬である星唄の煌めき【三奏】を所持していれば、謎の証文の交換制限が1時間(ヴァナ・ディール一日)に緩和される。

これで1時間ごとにサルベージができるが、アラパゴ遺構の24時間縛り(リアル0時またぎで再突入可)は健在のため注意されたし。仮に1時間100個と計算して、アレキサンドライト30000個収集までは300時間=およそ禁固12日となる。しかし不眠不休の強制収容所になるため現実的ではないだろう。

現実的な数字として一日400個の産出量だとすると、30000個までは75日を要する計算になる。仕様変更により、複アカやアイテム移動が面倒な倉庫キャラで通う必要も無くなった。

現在ではアンバスケードの基本報酬のラインナップにアレキサンドライトは常時設定されており、交換レートは一つ15ホールマークと低くその交換上限数も多い。毎月実装されるアンバス装備を狙いつつこちらでアレキサンドライトを稼ぐプレイヤーも増えてきている。
トリビア
『終身刑』とは満期となる期限が無く、受刑者が死亡するまで続く刑罰のこと。無期刑と同じ意味である。日本では死刑に次ぐ重い刑罰として無期懲役が存在する。日本も含め多くの国の刑法では終身刑・無期刑に仮釈放の制度があり、絶対に死ぬまで刑務所に収監したままなわけではない。さらに付け加えると、仮釈放となっても保護観察がついて刑の執行は続く。
日本における無期刑は、仮釈放となった受刑者の在所期間がおおよそ25年程度になるというところから生まれた「受刑者の多くが25年程度で仮釈放される」という誤った理解から、海外における終身刑より遥かに軽いイメージがされているが、実際に仮出所となる受刑者の割合は全受刑者の0.5%に満たない程度と極めて低く、受刑者のほとんどが獄死を遂げる。
死刑との差が大きいという誤解や、また死刑廃止議論の中では仮釈放を認めない無期刑を意味する言葉として『終身刑』が使われ、同刑罰の導入を主張する意見があるが、前述のとおりこの終身刑の区別は正確なものではない。
また、アメリカでは時として常識的な人間の余命を超える刑期(懲役80年、200年など)が言い渡される場合がある
注釈3
最長の刑期はタイの14万1078年の判決。求刑ではスペインで38万4912年の禁固刑を求刑(判決ではない)。
。実質的に終生服役することになるが、あくまで有期刑であり終身刑ではなく、模範囚に対する刑期短縮は計算され続ける。
外部リンク
2008.9.9 バージョンアップ
終身刑 - Wikipedia
五万節 - Wikipedia
関連項目
バルラーンの秘宝】【アレキサンドライト】【木綿の巾着【金緑石】】【亜麻の巾着【金緑石】

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