2007年11月にアメリカで行われたFan Festival2007において、「それと、前回の
バージョンアップで行った
両手武器の調整で
ステータス補正が少しやりすぎではとのご指摘や、再調整をとのご要望をうけ、若干の調整を
バージョンアップで行うことにしました。」という発言が飛び出した。
まず、
開発チームは
両手武器の再調整の理由として、常に
両手武器がベストである状況を改善し、使い分けられる様にしたいと述べている。しかし、
武器を使い分けたくとも
侍や
竜騎士、
モンクや
狩人等殆どの
アタッカーに選択の余地は無い。これはおそらく特定の
攻撃スタイルが常に優位という状況ではなく、敵や状況によって各種の
攻撃スタイルが生きる場面を作りたい、ということだと思われる。
STRによる
攻撃力補正の低下も響いたが、それよりも
DEXによる
命中補正の低下が深刻だった。
廃人級の
装備を揃えている者を除き、
両手武器を使用するほとんどの
プレイヤーが
命中を維持できなくなって、スシ食に戻る
プレイヤーが増えた。
両手武器を使用する
ジョブはいずれも影響を受けたが、
侍への影響は特に大きかった。
両手武器弱体の影響とともに
雪月花ダメージ倍率 TP100%:1.75→1.5625、
TP200%:2.0→1.875という
二重苦を背負わされることになり、
両手武器強化以前よも低く設定される部分すらあった。もっとも総合力では
両手武器強化前よりはまだ十分強くなっている。
この一連の調整に対して
ユーザー側の反応は賛否両論であり、現状が適正だと言う人もいればこれは不当な
弱体だと唱える人もいる。ただ、賛成・反対に関わらず概ね一致しているのは
「再調整後の内容を最初から実施していればほぼだれもが納得する神修正であったであろう」という意見、および8月28日の
VU前に公言した
「あらゆる面から再検討した結果」がたった3ヶ月であっさり覆された点への非難である。このあたりはもう少し上手く調整できなかったのかと思わされる部分である。この点に関して、説明責任の不足を指摘する声もある。