破軍

記事名読み
はぐん/Hagun
両手刀の一つ。
グラフィック斬馬刀と同じ。

マーシャル武器の一つ。ENM猛進転進」の戦利品として稀に入手できる。

マーシャル武器共通の特徴に倣いD値は同Lv帯の両手刀に見劣りするが、総与ダメージの大部分をWSダメージが占めるというの性質から、その主力WS雪月花の威力を高めるTPボーナスとは非常に相性が良い。

かつては一般的なプレイヤーでも十分入手可能な価格で流通していたが、2009年ごろから人口の増加に伴い値段が高騰。Lv75キャップ時代の間はにとって最終装備の一つとなっていた。
しかし2010年6月22日のバージョンアップレベルキャップが上昇したのに伴い、D値の非常に高い両手刀がいくつか現れたため一線を退く。かつては数百万近くで取引されていたのだが、一線を退いたことで大きく値下がりし、かつて高額装備であった面影微塵も無い。それでも装備レベル帯では最強の一振りと言えるだろう。

また、メイジャンの試練において両手刀TP強化ルートへ進むことにより、同等のTPボーナスを有する圭頭の大刀環頭の大刀が実質的に上位互換装備として実装されている。
これらになると見た目は破軍と異なりナタではないのだが、長くTPボーナス武器代名詞的存在であった破軍にちなみ、新破軍などと呼んで制作し愛用するも多かった。

アイテムレベル装備実装されてからはメイジャン武器も一線を退いたが、その代わりなのか、武曲というグラフィックや由来的に破軍の上位版のような両手刀も登場している。

売却標準価格は1,875ギル
ナタの呪い
SQUARE ENIX PARTY 2007」の壇上では、ワラーラターバン等とともに、強く作りすぎたアイテムの一つに挙がっていた。
アイテム担当の人に今でも責められる」との弁の通り、後続の両手刀が非常に作りにくくなったのは間違い無いだろう。
見た目は斬馬刀牛切丸と同じ、肉厚のナタであり、高レベル帯両手刀の選択肢がナタしか無い事を嘆く風流な侍達は、この状況
注釈1
頑張って強い刀を手に入れても、結局見た目はいつものナタなのである。侍をメインジョブとしていれば「またナタか」とも言いたくなるだろう。
を「ナタの呪い」と自嘲する事もあった。

この点を憂慮したのか、両手武器強化祭りにあたる2007年8月28日のバージョンアップでは、雪月花の基本倍率強化され、破軍が相対的弱体を受けた。これにより、優れたD/隔を持つ鬼丸牛切丸といった他の両手刀が復権することとなった。

しかし2007年11月20日のバージョンアップにて、再び雪月花TPボーナス倍率に修正が入る。TP3000
注釈2
当時のTP表記だと「300%」
時の倍率はそのまま、それ以下の倍率が大きく引き下げられた。これにより、コンスタントに即撃ちを行う事が難しい状況では破軍の優位性は揺るぎのないものとなった。

その後、破軍雪月花とは違った方向性を持つ両手刀八八王竜胆丸WS十之太刀・乱鴉実装されたことから、用途によらず破軍一択といった状況は徐々に改善されていった。

レベルキャップ上昇後は前述の通りD値で勝る両手刀が次々と実装されており、唯一の特徴であったTPボーナスも(分岐次第ではあるが)メイジャンの試練で作成可能な真圭頭の大刀環頭の大刀で得られるようになった。こちらは隔が異なるため完全な上位互換とは言い難いが、それに近いものになっている
注釈3
ストアTPとの関連で見れば、がやや長い分振り数の調節がしやすくなっており、D値破軍を大きく上回るため、実質的に上位武器と言って差し支えない。


人によっては長らく用いた愛着のある武器であり、手放さずにおしゃれ着として使っているプレイヤーもいるらしい。
由来説
破軍とは北斗七星のひしゃくの柄の先端にあり、西洋的に言えば大熊座の尾の先端に当たる星。固有名はベネトナーシュ。風水学において、この破軍星に向かって軍を進めれば必ず負け、また破軍星を背に軍を進めれば必ず勝つと言われている。

上位武器(?)の武曲や、Duskraven武器「巨門」も同様の由来を持つ。

また、FF10において、アーロンが用いる武器の中に「破軍星」というものがある。カテゴリが同じ刀であることも考えると、これが直接的な元ネタであるといえるだろう。
関連項目
マーシャル武器】【猛進転進】【八八王】【竜胆丸

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