特別需要または
特需景気の略。
特別需要とは在日米軍が日本から調達する物資などに対する需要のことを指すマスコミ用語で、朝鮮戦争に伴う
特需によって生じた好景気は朝鮮
特需と呼ばれた。
特需景気とは上記「朝鮮
特需」のように、事件・社会現象に関連して発生する急激な需要増による景気上昇のこと。原因となる事象は「特別需要」によるものに限らず一般化している。
ヴァナ・ディールにおいても同様で、新たに
実装された
クエスト・
ミッション・
合成レシピ等に必要な特定の
アイテムの需要が突然高まることをいう。
当該
アイテムが敵の
ドロップ品だったり、数量限定の
ギルドショップ販売品だったりすると激しい取り合いになったりもする。また、
合成品の場合は
職人にとっての書き入れ時でもある。
これまで使い道の乏しかった
アイテムが急に脚光を浴びたりもすることもある。
このような一部
アイテムの高騰は現実の
特需と同じく一過性のものであり、多くは
冒険者に行き渡ることで用済みになったり、競合他者との値下げ合戦、
ドロップ率修正など入手難度緩和により価格は落ち着いていく。
特需に乗って財をなすことも可能であるが、引き際を見誤り不良在庫を抱えてしまうこともある。これもまた現実の市場取引と同じといえる。
バージョンアップ前後には開発関係者やゲーム雑誌関係者による(とされる)情報リークがよく噂になる。
告知よりも前に不自然な買占めがあった場合、リークの可能性を疑うのも無理のないことであり、特に売買しているのが雑誌編集者や開発者関係の
キャラクターであったりすると嫌疑をかけられても仕方がないといえる。
この事情を逆手にとった
ネタ書き込み(「(関係者の名)が○○を買い占めている」など)も
バージョンアップのたびに見られ、これに踊らされると本当に「不自然な」値動きも起こり得る。