アシュタリフ号威力偵察

アトルガンクエストの一つ。2006年10月19日のバージョンアップで実装された、連続クエストの1番目。

発生条件は、アトルガンミッション「賓客の資格」を終えた状態で、ナシュモ・港(H-10)に居る海象旅団の将軍Halshaobから話を聞き、アトルガン青銅貨を3枚トレードすること。

依頼を受けたら、アラパゴ暗礁域MAP[3](H-8)のCutterを目指す。行き方については【Cutter】項を参照。これを調べると、バトルフィールド「アシュタリフ号」へ侵入できる。

Lv無制限、1～6人用。制限時間30分。

エリア内に出現する雑魚敵を全て殲滅することが目的である。またボスを倒せた場合にはボーナスがある。

敵はフォモルの「Ashu Talif Crew」と、インプ族の「Watch Imp」、時間と共に個体数が決まった数で出現し、そのうちボス敵扱いのインプ族のNM「Swiftwinged Gekko」が数回出現する。全部で18セット前後のフォモルAshu Talif CrewとWatch Impを倒すことにより、クリアとなる。

ちなみに、一定時間が経過すると「鞄が少し重くなった気がする……。」とメッセージが流れ、アイテム欄にテンポラリアイテムが追加される。これは都度2回の支給がある。中身は、技能の薬/ダイダロスウィング/バイルエリクサー+1。
また、獣使いにはペットゼータ、竜騎士には竜鳴丹がそれぞれ追加で支給される。

殲滅を繰り返していると、救命艇が船に到着し、クエストクリアとなる。30分以内に全ての敵(NMは除く)を倒せなかった場合は失敗となってしまうので、のんびりしている暇は無い。

本クエストは、クリア成功・失敗を問わず、地球時間0時をまたげば何度でも繰り返し挑戦可能。
また、クリア時には次のクエスト「宮廷絵師護衛指令」が受けられるようになる。

前クエスト		次クエスト
--	アシュタリフ号威力偵察	宮廷絵師護衛指令

実装時は3つあるアシュタリフ号クエストの中では難易度が最も高いとされていたが、すでに実装から時間が経っておりPCのレベルが劇的に上昇したため、失敗することはまず無くなっている。

敵は一度に多数湧く上にフォモルは赤、インプは黒魔道士のLv75が使用可能な魔法を使ってくる。HPは一様に低く設定されているので一堂に集めて範囲WS、範囲魔法、範囲履行でまとめて削るのが非常に有効である。そのため範囲攻撃ができるジョブやサポであれば楽になる。ソロでも十分倒せる。

盾役は必要だがタゲ固定の必要性は無く、どちらかと言うと釣り役・絡まれ役であるので前衛を一名擁して守りきれればそれで良い（後述のとおり狩人タイプのフォモルの処理などもあるので、前衛が2名以上いて困るわけではない）。なので挑発等にこだわる必要はほとんどない。
物理系青魔法はサポレベルでも十分通用するだけの威力があるので、前衛・後衛にかかわらずサポ青はかなり優秀である。
インプはデーモン類に属するので、モンスター相関関係上、特効性のあるボディプレスの使える青魔道士が居ると非常に楽になる。

バトルフィールドへ侵入したらすぐ移動せず、一歩下がった場所に空間があるので、そこで強化魔法など準備をする。

その後、盾役が敵に向かって行き、残りが後方の階段上に上がるのが主流であるが、3セットほど倒すまで下にいた後に階段上に上がる方法や、最初から全員で階段上の甲板に登る方法なども存在する。

一度に出現した敵の集団は全て必ずリンクするため、釣り役及び絡まれ役は盾役が行うのが望ましい。後は逐次集めて一網打尽にしていけばクリアとなる。このとき狩人タイプのフォモルは距離をとっているのでよく取りこぼしになってしまうので注意。

大きな留意点は2つ。

一つは、敵が湧くのは階段の下のみなので、用のないメンバーは階下に下りないこと。階段の上で戦闘をすれば、不意に湧く敵に困らなくて済む。釣りも遠隔武器などでギリギリ届くので下りるにしても最初の数セットは特に注意して行いたい。

もう1つは、インプ族のNM「Swiftwinged Gekko」の対処で、このNMは下の甲板に出現すると、すぐに階段を登り始め、上の甲板中央部までたどり着くと消滅する性質を持っている。その間に範囲弱体魔法(パライガ・ブライガ・バインガ・スリプガIIなど)をばら撒いて行くので、出現したら警戒が必要。スリプガIIを全員で受けると大きなタイムロスとなってしまうし、乱戦中にパライガが来ると壊滅する恐れもある。NMからタゲられたと思ったら、あえてメンバーから離れるのも戦略の一つ。

ちなみに、相手にすると非常に強い上に放っておけばNMは勝手にすぐ消滅するので、クリア目的なら無理に倒す必要は無い。

NMのSwiftwinged Gekkoを倒した場合は2個目のArmoury Crateが追加される。この箱からは？？？ダガー、？？？ボックスなどの不確定アイテムが入っており、御方庖丁などが当たりとされている。

このNMを倒すのは非常に難しい。動きがとても早く、挑発などヘイト行為を取っても立ち止まらないことに加え、所定の位置まで到達すると勝手に消えてしまうためである。一気にダメージを与えるのが難しい上に、その間も範囲弱体魔法をばら撒くのでリカバリ作業も必要となる。狩人など瞬間的に大ダメージを与えられるジョブと連続魔スタンなど、敵を足止めする役割が必須となってくる。

アイテム支給で技能の薬を得られるので、SPアビの使用がキモとなるだろう。

ちなみに、NMにダメージを与えるも倒せずに消滅されてしまった場合でも、再度出現した時にはHPがちゃんと減ったままという仕様になっている。

【アシュタリフ号】【宮廷絵師護衛指令】【アシュタリフ号船長暗殺指令】