戦忍メリポ

記事名読み
せんにんめりぽ
メリポパーティの形態の1つ。メインジョブサポートジョブ含めて戦士忍者前衛の主体であるため、戦忍メリポをもじって仙人メリポとも呼ばれた。

アビセアでの狩りが主体となってしまった現在では最早アビセアを導入していない一部プレイヤーのみが細々と行うような行為となってしまっている。もっとも、アビセア乱獲での動きの基礎となっているのもこの戦術である。偉大なる先人の知恵とも言えるだろう。

後述する弊害もあったがその効率第一主義の考えと同じ敵を延々と狩るその行為は、釣りや支援の最適化テクニック、被弾を減らしつつ高火力を維持するためのタゲ回しのテクニック、敵の回避に合わせた装備の選択の仕方からより効率的なマクロの組み方考え方などユーザ側の技術レベルを大いに向上させた。また下記の各ジョブ毎の動き等も今なおBF等で応用できるものである。

目的
Lv75のプレイヤー経験値(リミットポイント)を効率良く獲得するために単位時間当たりの獲得経験値(時給)を多くすることを目的として考案された。

構成
大規模な掲示板等で戦忍メリポと言った場合、前衛は忍/戦or戦/忍が3名、後衛は赤/白、詩/忍、コ/白 の構成を指す場合が多い。

メリポ参加希望者の状況やリーダーによってはコルセアの代わりに白を入れてより安定性を高める等、様々な形に派生する。

特徴
高い安定性と高時給を誇るため、メリポ稼ぎの為の編成では選択されるケースが最も多い。
前衛は最低でも2人以上の挑発やそれらに類する能力を持つ者
注釈1
寝かせている敵を起こすことなくヘイトを高め、起きた瞬間には前衛タゲを取っている状態にする為。挑発持ちの数が少ない場合、俗に言う「ミサイル」が発生しやすくなってしまう。
と、全員がメインないしサポで空蝉チェーンを切らさずに敵を倒し続けられる程度の攻撃力
注釈2
枯れ枯れになるほど全力をだしてもチェーンは切れる
が必要となる。空蝉で極力被弾を避けつつ、ヘイト管理を怠らずに高い攻撃力キープすることが望ましい。

後衛、特に吟遊詩人コルセアの場合はLv上げの時と戦忍メリポでは立ち回りに大きく変化が生じる。
吟遊詩人メイン釣り役となり、絶え間のない敵の釣りララバイでの寝かせキープ、味方の歌の効果維持を行う。サポートジョブ釣りに特化するためサポ忍となる。

コルセアロールで味方の強化ライトショットによる寝かせ補助、ダークショットによるディスペルディアII、そしてサポ白での「メイン回復役」を担う。コルセア自身はMPを持っておらずサポ白MPだけでは当然最大MPが足りない為、大量のMPブースト装備が必要となる。銃は硬直が非常に長く、肝心なときにケアルが使えないという致命的なミスを誘発する危険が高いため射撃をすることは滅多に無い。また、積極的にパラナ等の状態異常回復ディアIIを行うことで赤魔道士の負担が減少しパーティが円滑に行動できる。

赤魔道士は比較的変化は少ないが、Lv上げ時の動きをさらに向上させた立ち回りをすることになる。戦闘時間が短い為迅速に弱体魔法(主にディア)を唱え、前衛には効果を切らすことなくヘイストをかけ、メイン回復役となったコルセアリフレシュをかける。ララバイ睡眠効果時間が短い為、場合によってはスリプルIIで上書きする等の寝かせ補助やチェーン切れの恐れがある場合は攻撃魔法によるダメージの追加も行う。
その上でヒーリング時間が皆無に近いため、徹底したMP管理が必要となる。

どのジョブも役割分担に徹することが最重要。
弊害
今では考えられないが、メリポ振りは先の見えない作業と呼ばれていただけに、効率第一主義の風潮は避けられなかった。
しかも、その狩りのスタイルは、前衛の一定水準を満たしていなければ、単に時給が劣るだけでなく、PC側の負担が増えるという罪な構造になっていた。
不向きな前衛・弱い前衛が入れば自然な火力によるタゲ回しが機能しなくなり、火力のある前衛はその実力が発揮出来きない上に被弾回数が増える、後衛は寝かせ管理やMPの確保が困難になる、要するに他のメンバーの負荷が高まる上に、敵のリポップ殲滅を上回る程度の火力にまで落ち込めば、敵のど真ん中でフルボッコの刑となるのである。
逆にある程度以上のメンバーであれば、赤がディアを入れるので精一杯くらいのペースで敵が落ちるので相手のWS回数も少なく蝉回しも楽々、回復の手間の減り、詩人も一定ペースを保って釣ることが出来る、など時給に比例して楽になる。無論、最高時給を目指すとなれば負荷は上がるが、自身の行動が、努力が時給に帰ってくるので、つらい上に不味いよりは断然モチベーションは維持しやすかったのである。
その為高時給PT編成である以外のジョブを排他するのは当然、熟練リーダーともなれば鯖の強い前衛・上手い後衛・組んだ際にイマイチだった人のリストを持ってパーティを作る事も珍しくなかったくらいである。

もちろんどのジョブであってもメリポパーティに参加を希望することも、どんなメンバーを集めることも自由ではあるが、メリポパーティに関する見解の相違がトラブルの原因となることも多かった。「ござる」の件は特に顕著な例である。その為、メリポを稼ぐために嫌々ながらものいずれかのジョブを75にすることを余儀なくされるプレイヤーも存在するのだが、残念ながらこうしたジョブを75にしただけですぐメリポパーティの仲間入りというわけにもいかない。装備メリポでの強化時給に直結する前衛は参加に先立ってそれらの充実を求められ、これが過ぎて「~持ってないやつはメリポに来るな」、「メリポ振ってないやつはメリポに来るな」、メリポ脳、など様々な物議を醸し出した。

また、当然ながら戦忍メリポを特定ジョブだけで組む時に、特定のジョブが足りなくなるといった事態も多いのだが上記の様に他のジョブが混ざることに嫌悪する者もおり、そういった背景を受けて様々な別の形態のメリポパーティ編成されるようになった。

関連項目
メリポパーティ】【ヒルブレパーティ】【メリポ脳】【ござる】【後衛マッハPT

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