定型文辞書(ていけいぶんじしょ/Auto-translate function)
チャット機能の1つ、タブ変換によって表示させることができる定型の文章・単語集。
タブ変換機能を指してこの言葉が使われることもある。

活用方法

定型文辞書から呼び出された文章・単語は、他言語クライアントにおいて各言語に翻訳されて表示されるため、他言語プレイヤーとコミュニケートするときに活用することができる。

また、定型文辞書に登録されている単語はタブ補完機能を使うことで前方一致で候補を表示させることができるため、テキスト入力を省力するという使い方もできる。また、定型文辞書を用いればテキストのタイプミスを避けられるというメリットもある。

これらの補完機能についてはタブ変換の項で詳説する。

内容

定型文辞書スクエニから提供されており、プレイヤーが変更することはできない。変換が可能な言葉は下記のようなカテゴリで分類されている。


翻訳機能については海外プレイヤーとの会話で役立つ。単語を並べただけの文章でも下の例のように意味が伝わることが多い。
/sh【テレポデム】,【テレポホラ】,【テレポメア】500 gil
/sh【サンドリア】【ミッション】6-2;【興味があります。】【入れてください。】【ありがとう。】 58【モンク

そのほか、挨拶や【答えたいけど表現が分かりません。】などの会話文も利用できる。あらかじめ用意された語に対しての翻訳になるので、単語の多義性などが表現できず、一部に紛らわしい語が存在する。例えば、 Limit Break(限界突破)→【限界】【休み】、Reward(謝礼・報酬)→【いたわる】、Power(パワー)→【電源】など。

また、辞書から呼び出された単語・文章は左右に緑と赤のマークが付く。掲示板などでこれを表現する場合に【このようなすみ付き括弧】を用いる場合が多い。

もともとは補完のみの機能であったため、日本語では「定型文辞書」や「タブ変換」などの呼ばれ方をする。一方英語版では「auto-translate function(自動翻訳機能)」という名前がついている。

また英語クライアント側でも2バイト文字は、日本人プレイヤーが多用する凝ったアスキーアートも含め正確に表示される。これはPS2Windowsとも、字形データ(フォント)はFFXI自身が用意しており、PS2上の文字の描画もFFXI自身が行っているため*1

しかしながら、NA/EUFFXIプログラム日本語の入力のための仕組み(インプットメソッドエディタと呼ばれる)を一切利用していない。このため、たとえ日本語に堪能なプレイヤーでも、NA/EUバージョンを使っている限りにおいては日本語の文字集合に定義されているかなや漢字、記号類は入力できない。

また、ビシージカンパニエバトルで支援をもらった場合には「【ありがとう。】~」などと表現することで、外国人プレイヤーにも通用し、かつ、日本人プレイヤーには自分は日本人ですと分かるような意図を込めた挨拶もしばしば行われる。

使用上の注意

アイテムだいじなものを翻訳する際にもこの定型文辞書は利用できるが、膨大な量に及ぶそれらを全て同時かつ任意に変換することは不可能である。
これは、これらのアイテムの定型文キャッシュが「当該プレイヤーが目にした直近200個のアイテム」分しかなく、それ以上のアイテムを目にした際には古いものから順に消えていくためである。

この「目にした」と判定されるのは、

…に限られる。

2007年8月28日のバージョンアップ実装された /translate により、アイテムについては名前さえわかっていれば自由に表示できるようになった。しかし、公式アナウンスに

現在このテキストコマンドが適用されるのはアイテム名のみです。

とあるとおり、だいじなものについては正確な名前がわかっていても、自分で入手するかイベントメッセージを目にするか、あるいは誰かが本機能を用いて発言するのを聞かない限り、自分から表示することはできないままである。今後の対象範囲の拡大が期待される。

また、これらのリストはFFXIクライアントプログラムシャットダウンするたびにクリアされる。
「手持ちになく、イベントメッセージで見ることもできないのだが、どうしても本機能で表示したいだいじなもの」がある場合には、当該のだいじなものマクロバザーコメントなど、プログラム終了後も保存される領域に予め保存しておくといいだろう。もちろん、それを行う際にも最低一度は自らの目でそのだいじなもの(やその定型文)を拝む必要があるのだが。

ちなみに1度プールされたものを呼び出せば、以降は補完入力も可能になる。ただし、補完できるのは名前がカタカナで始まるアイテムのみ。それ以外のアイテムはプールされているアイテム一覧から選択しなければいけない。

また、呼び出されるアイテム一覧は、ATOKやMS-IMEなどの文字コード順にソートされているため、独特の癖があることに注意。文字コードは第一水準漢字の音読みの順に並び、その後に第二水準漢字が部首別に続く。そのため、この順で並んでいるリストは「英数字→ひらがな→カタカナ→漢字音読み→難しい漢字」の順に見える。ゲーム中の読みとは必ずしも一致しないため、違和感を感じるような場所に表示されることがある。一例を挙げてみよう。
例)
炎のクリスタル」は音読みが「え」から始まる漢字のところに表示される。
氷のクリスタル」と「氷柱」が隣り合っている。
羶血」「蠱毒」が下のほうにある。

このような並び順になっているため、漢字から始まるアイテム定型文辞書で表示させたい場合は、まずは漢字の音読みに基づいて探すと良いだろう。ちなみに、競売ソートでは内部で設定されたゲーム中の読みに従ってソートされている*2ため、定型文辞書の並び順とは異なっている。

余談であるが、定型文辞書の組み合わせによっては非常に下品な内容となってしまうケースが多々あるので、注意が必要である。万が一、該当する内容のLS会話をシャウト等で誤爆した日には、DQNプレイヤーとして認知されるだけでなく、天の声のお説教が飛んでくることも覚悟しなければならない。

辞書の追加について

2010年6月22日のバージョンアップ以降、レベル制限撤廃と共に多くのアビリティ魔法が追加されているが、従来アビリティ等の追加と共に行われてきた定型文辞書の追加は行われていない。

これについて公式Twitterより以下の発表がなされた。
定型文辞書の追加についてですが、PS2のメモリが限界に達しており追加が難しくなっている状況です。何かを足すには何かを削除しなければならないという段階にきています。当面は今のままとなりそうです。ごめんなさい! #FF11
10:50 PM Jan 20th Seesmic Desktopから

それを補うような形で公式サイトでは「ゲーム内用語対応表」という、ゲーム内でよく使われる用語・文章の各言語一覧のページを立ち上げている。

不具合

2008年9月9日のバージョンアップ以降、ウェポンスキルデトネーター」がTab変換できなくなっていたが、2008年12月9日のバージョンアップで修正された。
内部データでデトネーターのID値が、何故かキングズジャスティス上書きされてしまったために発生していた現象。
この影響で、2008年9月9日以前にデトネーターマクロTab変換で作っていた人は、当バージョンアップ日以降にログインしてみると、デトネーターマクロが勝手にキングズジャスティスマクロに変わっていたために混乱した人もいたようだ。

デトネーター」が修正されたかと思えば、今度は「十之太刀・乱鴉」が何故か「十之太刀乱鴉」に差し変わってしまっているという新たな不具合が見つかった。
このため、2008年12月9日以前にTab変換で「十之太刀・乱鴉」のマクロを作っていた人のマクロは自動的に「十之太刀乱鴉」に変わっているため、エラーになってしまう。

関連項目

【辞書が読み込まれてません。】ゲーム内用語対応表】【テキストコマンド】【タブ変換

外部リンク

→定型文辞書について
*1
Windowsのほうはというと、もともとフォントさえ用意すればどの国のものでも描画はOS自身で行える。
*2
例)金剛稲穂金の葉は離れたところに表示される。
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