定型文辞書
ていけいぶんじしょ/Auto-translate function
チャット機能の1つ、
タブ変換によって表示させることができる定型の文章・単語集。
タブ変換機能を指してこの言葉が使われることもある。
定型文辞書から呼び出された文章・単語は、他
言語クライアントにおいて各
言語に翻訳されて表示されるため、他
言語プレイヤーとコミュニケートするときに活用することができる。
また、
定型文辞書に登録されている単語は
タブ補完機能を使うことで前方一致で候補を表示させることができるため、テキスト入力を省力するという使い方もできる。また、
定型文辞書を用いればテキストのタイプ
ミスを避けられるというメリットもある。
これらの補完機能については
タブ変換の項で詳説する。
定型文辞書は
スクエニから提供されており、
プレイヤーが変更することはできない。
変換が可能な言葉は下記のようなカテゴリで分類されている。
辞書から呼び出された単語・文章は左右に
【単語・文章
】のような緑と赤のマークが付く。掲示板などでこれを表現する場合に【このようなすみ付き括弧】を用いる場合が多い。
翻訳機能については海外
プレイヤーとの会話で役立つ。単語を並べただけの文章でも下の例のように意味が伝わることが多い。
そのほか、挨拶や【答えたいけど表現が分かりません。】などの会話文も利用できる。あらかじめ用意された語に対しての翻訳になるので、単語の多義性などが表現できず、一部に紛らわしい語が存在する。例えば、 Limit Break(限界突破)→【限界】【休み】、Reward(謝礼・
報酬)→【
いたわる】、Power(パワー)→【電源】など。
もともとは補完のみの機能であったため、
日本語では「
定型文辞書」や「
タブ変換」などの呼ばれ方をする。一方英語版では「auto-translate function(自動翻訳機能)」という名前がついている。
また英語
クライアント側でも2バイト文字は、
日本人プレイヤーが多用する凝ったアスキーアートも含め正確に表示される。これは
PS2、
Windowsとも、字形データ(フォント)は
FFXI自身が用意しており、
PS2上の文字の描画も
FFXI自身が行っているため
Windowsのほうはというと、もともとフォントさえ用意すればどの国のものでも描画はOS自身で行える。
。
しかしながら、
NA/
EU版
FFXIの
プログラムは
日本語の入力のための仕組み(
インプットメソッドエディタと呼ばれる)を一切利用していない。このため、たとえ
日本語に堪能な
プレイヤーでも、
NA/
EUバージョンを使っている限りにおいては
日本語の文字集合に定義されているかなや漢字、記号類は入力できない。
また、
ビシージや
カンパニエバトルで支援をもらった場合には「【
ありがとう。】~」などと表現することで、
外国人プレイヤーにも通用し、かつ、
日本人プレイヤーには自分は
日本人ですと分かるような意図を込めた挨拶もしばしば行われる。
呼び出される
アイテム一覧は、
ATOKやMS-IMEなどの文字コード順に
ソートされているため、独特の癖があることに注意。文字コードは第一水準漢字の音読みの順に並び、その後に第二水準漢字が部首別に続く。そのため、この順で並んでいるリストは「英数字→ひらがな→カタカナ→漢字音読み→難しい漢字」の順に見える。ゲーム中の読みとは必ずしも一致しないため、違和感を感じるような場所に表示されることがある。一例を挙げてみよう。
このような並び順になっているため、漢字から始まる
アイテムを
定型文辞書で表示させたい場合は、まずは漢字の音読みに基づいて探すと良いだろう。ちなみに、
競売ソートでは内部で設定されたゲーム中の読みに従って
ソートされている
ため、
定型文辞書の並び順とは異なっている。
定型文辞書の組み合わせによっては非常に下品な内容となってしまうケースが多々あるので、注意が必要である。万が一、該当する内容の
LS会話を
シャウト等で
誤爆した日には、
DQNプレイヤーとして認知されるだけでなく、
天の声のお説教が飛んでくることも覚悟しなければならない。
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