ヘイトの事を考えず、序盤から最強
精霊魔法を連射する
黒魔道士の蔑称。
ビシージや
カンパニエにおいては、
タゲを取って逃げ回るため、迷惑だと感じる人もいる。
謙遜してあえて自らのことを墨と呼ぶ人もいる。(墨と自称する者は恐れるほどの墨ではないので安心して良いが、中には自覚症状がありながら治らない・治す気が無い末期症状もいる。)
黒魔道士は体力・
防御力的に見ても、全
ジョブ中で最も低い部類にあたる為、救わねばならない場合は躊躇なくあらゆる手をつくさねば速攻で死なれてしまう。
盾役にとっては、まさに「挑戦的な
攻撃手法」を使ってくるのがこのタイプの
黒魔道士である。
墨になる時期は早い人だと
Lv10代で
PTをした時にその症状が出る。
前衛の
WSが一桁
ダメしか出ないのに
精霊魔法が30
ダメを出すので、「自分一人で敵を倒している」と勘違いをおこす。
当然、
開幕から強力な
精霊魔法をしていればすぐに
戦闘不能になるので、大抵は
ヘイトバランスを学習し早期に治る。
次に症状が出るのは
Lv50代で
古代魔法「
フリーズ」を覚えた時だろう。
古代魔法は
レジスト無しで入れば
Lv上げ対象
モンスターの
HPを半分以上削る事も可能。その威力は
PTメンバーからも「すごい・・」と言われる。
この威力に酔いしれてしまい、
開幕から
古代魔法、
モンスターの
HPがほとんど無いのに
古代魔法といった具合に、敵の
HPを見ないで自分の
MPだけを見て
魔法を撃つようになると「
フリーズ病」の症状はかなり悪化していると言える。こまった事に近年、中高レベルの
レベル上げパーティにも連戦スタイルが定着するに従い、長時間の
ヒーリングが必要な
黒魔道士は
ソロジョブ化が進んでおり、
ヘイトバランスを養う場が減っている事も一因だろう。
問題なのは、当の本人だけでその被害が収まれば良いが、大抵
PTメンバーは救おうとするため、当人の
HPを
大ケアルしてしまい、瞬時に大きい
ケアルヘイトを稼いでしまうため
PT壊滅の危機に陥る。
また、
タゲは
盾役もしくは
前衛が保持しているのが安全かつ効率的であるが、盾と墨が
タゲをキャッチボール状態になると
モンスターが移動中に
範囲攻撃をしていまい、本来被弾しなくて済む
回復・支援担当を巻き込んでしまう。メンバーの多数が
静寂・
麻痺・
石化といった危険な
状態異常になると事故死するメンバーが出てしまう可能性は高い。
なお、
タゲを取ってしまった
黒の動きとしては、敵に背を向けて逃げるのではなく、
盾役がいる方に向かうのが安全である。その方が
黒も含めて、危険が少なく守りやすい。
PT壊滅までいかなくとも、その
黒を
回復することで
タゲが不安定になり、
挑発の
射程外に
モンスターが移動したり、
WSが不発になったりと
前衛の
攻撃時間が減り、
戦闘が長期化し、
MPがどんどん消費するので連戦を行うことが難しくなる。
1,2回死なせてやると大人しくなることも多い。わざと死なせてしまうのも手だが、まずは対話で「後半に
集中攻撃してくれ」と伝えよう。それでも言うことを聞かなければ必然的に死がその
黒魔道士に忍びより、もし死んでも死んでも直らないようであれば、「ああ、外れに当たったか…(´・ω・`)」と素直に諦めるか、用事を思い出そう。
中にはひたすら高
火力・高
燃費のものから順に
魔法を使っていくことばかりにとらわれ、
弱点や
耐性といったその他の要素をまるで無視している例もある。当然ながらこのような場合、
燃費の悪さはそのままに、目当ての
ダメージすら出ないという笑えない事態に陥る。
回復を全くしない
黒(
サポ白&
赤)もたまにこの範疇に含まれる事がある。
現在は
戦闘終盤の追い込みが
黒の主な役割となっており、追い込みの時に
タゲを取らないよう
ヘイト調整するため、
黒は極力
回復魔法を唱えず、専門職の
白に任せる傾向がある(状況によってであり、全く
回復しないわけでは無い)。
しかし、
戦闘中盤から終盤にかける追い込みが必要な状況にあっても、
タゲを取る事を恐れて消極的な
精霊魔法しか撃たなかったり、
回復魔法ばかり唱える
黒も居る。
このような黒は「
里」と呼ばれる事もあるが、新しい
PTの
前衛アタッカーたちの
火力や、
盾役の
ヘイト稼ぎというものは2,3戦して様子をみないとなんとも言えないので、大抵の
黒魔道士は最初の数回の
戦闘は「様子をみる」ということで
火力を押さえ気味にはなる。