Vrtra

記事名読み
う゛りとら
龍王ランペールの墓に出現するウィルム族HNM

Vrtra
出現条件
龍王ランペールの墓の地下の最奥に、約72~120時間間隔でPOPする。
特徴
三龍と称されるHNMの中で単体としての強さは下であるが、環境及び側近の召喚により、かつては地上最悪のモンスターとも言われた。視覚感知聴覚感知を有し、その両方の見破り能力を持つ。

SPアビ使い魔を何度も使用する。魅了時間は5分固定。
遠隔魔法ダメージを50%カットするが、三龍では唯一飛翔しない(但し、BF帝龍降臨」で召喚されたVrtraは飛翔能力有り)。
HP20%未満で攻撃速度上昇、オートリジェネ持ち。
約2分おきにアンデッド(Iruci・Pey・Airi)を複数召喚する。
注釈1
これらのうち、IruciとAiriはテメナス中央塔1階にも出現する。

使用魔法スリプガII・ブライガディスペガ

TiamatJormungandと同様にこちらも戦闘環境が劣悪。魔法感知エレメンタル等こそいないものの、周りはLv70代のレベル上げメリットポイント稼ぎPT経験値稼ぎをするクラスの強さのアンデッド族(スケルトン族ゴースト族屍犬族)が多数徘徊している。これらは生命感知反応で襲ってくる上に、スケルトン族屍犬族スリプルで寝ないので、JormungandTiamatのいる環境よりも辛い。

しかし最強HNMと称された理由はもちろんそれだけではない。


他の2龍と違って精霊ガIII系を使わないが、一方で詠唱時間が短くスタンで止めるのが難しい。

現在ではILによる高レベルのペットで簡単に倒せてしまう最弱の三龍となってしまった。

使用技
技名効果補足
アブソルートテラー単体テラー
ホリッドロア単体ディスペル食事含む全ての強化消失
ヘイトリセット
スパイクフレイル自身中心範囲物理ダメージ後方カウンター
サイクロンウィング自身中心範囲闇属性ダメージ追加効果睡眠
セイブルブレス前方闇属性ブレスダメージ
ダークマターブラスト対象中心闇属性ダメージ飛翔中のみ使用(BF帝龍降臨」)
カシミヤ毛カシミヤ糸真龍角リバイラーヘルム、各種素材など。圧倒的な強さと攻略難易度を誇る割には、ドロップ品の魅力はいまひとつなせいかHNMLSと言えどもあまり積極的にVrtraを狩るところは多くないようだ。
設定
ファイナルファンタジーXI 公式設定資料集 ~Life in Vana'diel~には、ヴァナ・ディールの史実として以下のような記述がある。
829年、サンドリアに黒龍ヴリトラが突如飛来、大いに暴れ、街に大きな被害を出した。
翌830年、ランペール王が黒龍ヴリトラの住処をつきとめ、これを退治。
更に翌831年、ランペールの王墓の建設が完了し、黒龍ヴリトラが封印された。

一説ではランペール王が秘密裏に黒龍ヴリトラと盟約を交わし、王墓の警護を黒龍に任せたとの噂があるが、真偽のほどは不明
原典
インドの神話に登場する怪物。

その名は「障害」を意味し、文字通り神々の天敵であり、インドの厳しい風土を象徴する、嵐の象徴化でもあったと云う。龍の姿が一般的であり、黄色く濁った鋭い目、裂けた口からは牙が覗き、漆黒の皮膚が全身を覆っていた。

ダイティヤ族であるが故に、息子達を神々に殺され続け、彼らの母であるデティは嘆き悲しんでいた。それを見たカシュヤパは激怒し、天に祈りを捧げ、インドラを打ち倒す者の出現を願った。その憎悪が天に届き炎の中から生まれたのが、ヴリトラだと云う。こうして生まれ出たヴリトラは「天空の牡牛」を盗みだし、何処かへ隠してしまった。それによって、地上には雨が降らなくなり干上がってしまう。

人々は飢えで苦しみ、それを嘲笑うかのようにヴリトラは破壊の限りを尽くした。人々の願いが天に届き、激戦の末インドラがヴリトラを打ち倒すが、ヴリトラは何度も蘇り、その度にインドラと対決する。前記した通りヴリトラは嵐の神格化である。加えて、インドラも同じ暴風雨の神格化だと言われている。

なお、ヴリトラが呼び出すスケルトン族のPeyとIruchiは、インド神話でヤマ神に遣えるボサボサの髪をしたグールの女。戦場で傷ついた兵士を探し、傷口から血を啜って死に至らしめるという。

同じくゴースト族のAiriはインドの民間伝承に登場する邪悪な精霊。丘に棲み、あたりを旅する人間に危害を加えるという。
関連項目
真龍】【ヴリトラ ヴァンクィシャー】【龍王ランペールの墓】【Ranperre R D'Oraguille
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