水晶大戦当時の
サンドリア少年騎士団団長であり、「
アルタナの神兵」プロモーション
ムービーで登場した少年騎士その人である。
両手槍を得物とする現代の彼とは異なり、当時は
スコフニュングと同一
グラフィックの
両手剣を帯びている。背丈ほどもある長大な大剣を使いこなし、豪快な剣術を得意とする。一撃で
オークの兵士を吹き飛ばすパワフルな力量は少年のものとは思えないほど。ちなみに良き相棒である
ラーアルは
片手剣を得意とし、こちらも卓越した技量を持っている。
主に過去
サンドリアの
連続クエストで登場する、重要なキーパーソン。
「オトナ」への反感を持ちながら、理不尽な戦争や複雑な社会、そして友人達のとのふれあいを経て「大人」へと成長していくという、子供以上、大人未満の少年の姿で描かれている。
アルフォニミル、
アルテニア、
フィリユーレ、
ロンジェルツといった大人達に見守られて、立派に成長していく彼の目を通して、過去
サンドリアクエストは語られている。
直情型で即断即決、猪突猛進の良くも悪くも
エルヴァーンらしい性格をしているが決して浅慮というわけではなく、卓越した戦略眼と状況分析能力、有効な
戦術を用いる冷静な判断力、敵勢力を抱き込む交渉術、果ては異
種族である
巨人族の言葉を解するなど、年齢のわりに相当の器量を持っている。
また、「風の
精霊と話をする」といったセリフもあることから、
精霊との対話も可能であるようだ。しかし、これはむしろ風向きを読めるということの情緒的な表現ではないかと思われる。
当初は父親
アルフォニミルに対して強く反発していたが、「子供のままでは何もできない」と
赤鹿騎士隊に入隊。自ら大人の世界へと踏み込んでいった。それを
ラーアルに咎められ、一時は
少年騎士団を除籍扱いされるなど仲違いをしていたが、後に和解し、友情を誓い合った仲となる。
なお、冷静沈着で理知的な父、
アルフォニミルとはあまり似ていない猪突猛進な性格をしているが、ジェラムスによると母親のガレッタ譲りとのこと。