King Vinegarroon

西アルテパ砂漠に出現するサソリ族のNM。通称サソリ王。
2005年7月19日のバージョンアップで追加された。

西アルテパ砂漠(G-11)に、天候が砂塵・砂嵐の時に21時間～の間隔で砂塵で約50％、砂嵐は100％出現する。ポップ時間に砂塵・砂嵐で無ければ、次の砂塵・砂嵐時に出現し、天候が変わると戦闘状態で無い限り即座に消滅してしまう。自然消滅した場合でも再出現は21時間後～。

サソリ族のHNMとしては、SerketやAmikiriが著名だが、それらを遥かに凌ぐ実力の持ち主。かつてはSerket固有の特殊技であった「ベノムストーム」「アースブレイカー」を放ち、リゲインに加え、3秒に300と言うおぞましいほど強力なオートリジェネを備え、通常攻撃の追加効果に石化を持つ。HPは約20000と見られているが、強力なリジェネのためにLv75キャップ時代は並大抵の火力では倒せなかった。

HNMの証たる引き寄せ能力はアライアンス全体に及び、しかも引き寄せは特殊技を放つ際に必ず発動し、その後特殊技を2連発で放ってくるといういやらしさである。魔法を使ってこないが、代わりに魔法ダメージをいくらかカットする特性を持っているようだ。因みにこの引き寄せはマウント騎乗時であっても問答無用で引き寄せ、どれだけ離れていてもPT・アライアンスメンバーであればヘイト一切無視でにエリア内のどこに居ようと引き寄せるという異様な性質がある。
ちなみにSerketと同様にノンアクティブである。

尚、Serketと同様にあらゆる攻撃がPT外にも、更にはチョコボ騎乗時であっても問答無用でヒットする為誰かの戦闘中に不用意に見学に近寄ると巻き添えを食う。アイテムレベル帯ではどうと言う事は無いが低レベル時では即死級なのでマウント使用時であっても用心した方が良い。

アイテムレベル装備やフェイスが追加された現在ではソロでごり押しも可能だが、Lv75キャップ時代は基本的にアライアンスを組んで攻略されていた。

以下はLv75キャップ時代における攻略である。

討伐を狙うなら、オートリジェネを上回る火力の確保が必須。
長期戦になるとジリ貧になってしまうので勝負は全力での短期決戦となる。

全体引き寄せと通常攻撃の石化に備え全員サポは忍者がよいが、石化を即治せる環境が有ったり回避に自信がある盾役を用意出来るならサポ戦やサポ踊でも意外と問題ない。スタンが有効なため、赤魔道士がサポ暗で連続魔スタンをするのも有効。持参物としては毒消しを幾つか持っておくと便利。ダメージソースは戦士・モンク・狩人・侍・暗黒騎士などにソウルボイスのメヌエット・マーチが望ましい。

ちなみに、張り込みとキープ（規約違反にならない程度に限る）なら、クリムゾンクウィス持ちの暗黒騎士が最適である。スタンとアブゾタックを使い続ければ戦闘区域を出ない限り引き寄せはこないからだ。もちろん張り込む時点から準備万端で無ければならないが。なお、ヘヴィに耐性が無いのかグラビデをずっと入れ続ける事も可能なため、キープは赤魔道士もやりやすい。但しアブゾタックが使える暗黒騎士とは違い、リゲインによる引き寄せ＞WSが発動するので、この場合はサポ忍にしておいた方が無難だろう。

主な戦利品は、エースヘルム、ヘヴィシェル、劇毒サソリの爪であるが100％ドロップではない。
また、簡単に倒せるようになったからかいつの間にかこっそりとあらゆるドロップ率が異様に引き下げられ、何度倒しても何もドロップしないという事がザラになっている。
一応HNMの属するモンスターなのだが討伐してもギルを一切落とさず、かすめるを実行しても100ギルも得られないという謎仕様となっている。

また、討伐すると称号「ビネガーエヴァポレーター」が得られる。

Vinegarroon(一般的にはビネガロンと呼ばれる)はサソリモドキという節足動物のこと。見た目はサソリに似るが、サソリ目とは別のサソリモドキ目という別系統に属する生物である。

主に熱帯地方を中心に分布している。尾の付け根から濃度の高い酢酸を噴射し、これが英名のVinegar-の由来にもなっている。

【エースヘルム】【劇毒サソリの爪】
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