ジュノ大公国

記事名読み
じゅのたいこうこく/The Grand Duchy of Jeuno
ヴァナ・ディールに存在する国家の一つ。もしくは、同国が存在するリージョンの名前。
元は小さな漁村だったことや、階層型の都市デザインなどFF7に出てくる大都市ジュノンをモチーフにしていることが伺われる。
公式設定
クォン大陸ミンダルシア大陸を結ぶ東西交通の要衝
ヘヴンズブリッジ』の上に形成された新興の都市国家。

重商主義・中立主義を国是とし、関税を始めとする様々な国家規制が他の国に比べて緩い。
そのためか、ヒューム族の商人からゴブリン族職人まで、様々な種族・職業の者が絶えず流入し、国際色豊かな街並みを形成している。

また、古代の失われた技術を伝える唯一の国としても知られ、その産物のひとつである飛空艇は、今や諸国間の欠かせない高速交通手段となっている。

十数年前の獣人軍の大攻勢に際しては、小国ながら人の諸国を束ねる盟主の役割を演じ、アルタナ連合軍を結成して、これを撃退した。

公式サイト「その、美しき世界~ジュノ大公国」より

ジュノ遠景

国家としてのジュノ大公国
政治
政治形態は、大公親政。

民族構成
宗教
軍事
大規模な軍隊は存在せず、小規模のジュノ親衛隊と街中の警備を担当するジュノ警備隊があるのみ。

かつてのジュノは、細々と漁業を営む程度の寒村だったらしい。その漁村ができたのが、わずか80年程前といわれているのだが、その後2つの大陸を繋ぐ場所であることから商人が集まり始め、少しずつその規模を大きくしていった。

カムラナート兄弟の出現以降国力をつけ、クリスタル戦争アルタナ連合軍の中心的役割を果たした後、今のような姿になった。

ヴァナ・ディールの中心に位置する都市国家で、ミンダルシア大陸クォン大陸の境界であるジュノ海峡に建造された塔状の建造物にその機能が集結する。陸路・空路共に周辺三国へのアクセスが非常に便利なことから、「冒険者の集う街」として大いににぎわっている。

逆にいえばそれだけの設備が整った国は他にないということで、飛び抜けた技術力とそれらの管理能力に長けたジュノ大公の手腕を賞賛する者も多い
注釈2
正確にいえば飛空艇三国の技術者大公の指導の下、知恵と技術を寄せあって造られたとされているので、この場合は技術をまとめ上げる力といった方が正しいか。
。一方で、古くからこの地に住むわけではない、いわゆる外様の冒険者の中には年月を経ても年老いることのない大公兄弟に疑念を抱く者が少なくない。
歴史
ジュノ海峡クォン大陸ミンダルシア大陸を結ぶ要衝として度々歴史上に出てくるが、ジュノ周辺の集落がクローズアップされたのは、720年頃にジュノ周辺でロランベリー栽培が流行した出来事から。

ジュノはこの果実収穫と海運で莫大な財力をなし、757年の時点で都市国家へと急激に変貌しつつあった(ロランベリー耕地石碑より)。

しかし、ロランベリーは流行の収束で需要が減少。また、海運により富が集まることで、海賊といった負の要素も引き付けてしまった。当時はジュノが都市国家として正式に成立する前で、また、近隣3国の介入もあり、各国間のいざこざの影響も受けて徐々に衰退していった。そのため、804年にはジュノはすでに小さな漁村に戻ってしまっていた。

しかし835年にバストゥーク共和国の援助によってヘブンズブリッジの建設が開始され、交通の要所となったことで再び転機を迎えることになる。

855年のジュノは一攫千金のチャンスを夢見て流れてくる若者で溢れていたマートによると当時のジュノはまだのどかな漁村の域を出ていなかったようだが、そこにカムラナートエルドナーシュの兄弟が現れ、クリスタル合成の秘術を伝え、産業革命を起こしたことにより、ジュノは再び、いやそれ以上の繁栄の時期を迎えることになる。

カムラナートクリスタル合成の技術をジュノの独占とせず、三国にも技術協力で提供し、859年には三国は感謝の証としてカムラナート大公の名誉を贈り、ジュノ大公領の中立国家として承認している。

水晶大戦においてもアルタナ連合の中核として、また戦争終結後も四国協商の開始、四国通貨の統合、飛空艇の就航、コンクェスト政策の施行などの政策実現でリーダーシップを取り、今なおアルタナ四国において強い影響力を保ち続けている。
設定の再整理について
ロランベリー耕地石碑から天晶暦757年のジュノ村に栄え始める兆候があったこと、設定資料集から804年にジュノに漁村ができたことは分かっていたが、その間に何があってジュノが衰退したのかは長い間不明だった。

この頃の出来事については開発チームの中にも明確な設定はなかったらしく、2022年5月8日に放映された「ファイナルファンタジーXI 20 周年記念放送 WE ARE VANA'DIEL」では、「蝕世のエンブリオ」の開幕にあたり、ジュノ大公国の歴史が再整理され、栄えたあとに衰退してその後また栄えるといった新しい設定が盛り込まれたことと、その設定が公開されている。
このリージョンコンクェストの対象外である。また、ジュノ大公国に属する唯一のリージョンでもある。

もともとこのリージョンではコンクェストの結果に関わらず、全国の特産品を購入することができるうえ、当時の中高レベル用狩場へのアクセスが良いなど、中心として非常に利便性の高い場所であった。が、それゆえに各地の冒険者がこぞってこのジュノへと活動拠点を据えたことから道を行き交うことすら難しいほどの大規模な混雑が発生した。
このため混雑緩和という名目の元にバージョンアップにてジュノに存在する全ての特産品販売NPCは撤去され、バザーへの関税
注釈4
売値の10%→5%、後に撤廃
競売における出品手数料の値上げが行われた。これにより寝バザーなどの非アクティブキャラクターは隣接フィールドに場所を移したが(バタバザー、ロランバザー)、ロビーエリアとしての利便性から人口集中は避けられず、シグネットを行うジュノ親衛隊競売カウンター等のNPCが各層に配置され、人口分散が促された。

アトルガンの秘宝が追加されてからはジュノと提携している競売所や各種ギルドジュノ所属国へ行ける有料のワープが存在し、主流狩場へのアクセスも格段に優れたアトルガン白門を活動の拠点とする冒険者が増え、また、OPテレポの利便性の向上、所属国に配置されたアトルガンへのワープなど今まで閑散としていた各拠点の利便性も高まったため、ジュノはこれまでのヴァナ・ディールの中心拠点としてのアドバンテージを失い滞在する冒険者は激減した。
結果として低~中LV冒険者レベル上げを行うために一時的な活動拠点としている程度であり、往時の勢いは失われた。

2008.12.9バージョンアップにより、ジュノでもアトルガン白門へのテレポ・サービスを受けられるようになり、街中でのバザーにかけられる関税も撤廃された。

アビセアシリーズが追加されると活動の拠点がアトルガンエリアからアビセアに移り、JoachimHorstのいるジュノに拠点を置く冒険者が増え始めた。
ワールドによってはNAプレイヤージュノ港JPプレイヤー白門といった棲み分けも見られていたが、アビセア関連NPCの追加や/yellコマンドの実装によりJPプレイヤーも徐々にジュノへと集結し、ジュノは再び冒険者の活動拠点としての活気を取り戻している。

それと共に混雑問題も再燃したが、その後/yellエリア拡大やワープの充実などが行われたことで拠点とするエリアはかなり自由に選べるようになり、混雑も落ち着いている。
所属エリア
このリージョンに属するエリア魔法の地図ジュノ周辺地図)は、各地のNPCが600ギルで販売している。
ジュノ大公国の主な人物
関連項目
サンドリア王国】【バストゥーク共和国】【ウィンダス連邦】【タブナジア侯国】【アトルガン皇国】【ジュノデビュー

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