コンクェスト

サンドリア王国・バストゥーク共和国・ウィンダス連邦の三国による領土（リージョン）争いのこと。略称はコンクエ。

シグネットを掛けたLv6以上のプレイヤーは自動的にコンクェストに参加したことになり、経験値の入る強さの敵を倒すことでそのリージョンでの自国の勢力（リージョンポイント）を伸ばすことができる。
同じくLv6以上のプレイヤーがコンクェスト対象エリアで戦闘不能に陥ると、シグネットの有無に関わらず当該リージョンの獣人の勢力を伸ばすことになる。また、モンスターを倒すと（取得経験値の有無に関わらず）獣人の勢力を引き下げることになる。また、チョコボの穴掘りで獣人物資を掘り当てた場合も獣人の勢力が減少する。

もっとも大半の冒険者にはコンクェストへの参加意識は低く、コンクェストへの参加表明であるシグネットを掛けるのも、個人戦績・クリスタルの取得、シグネットによる強化と言った私利目的で掛けているに過ぎない。

コンクェスト対象リージョンはクォン・ミンダルシア大陸近辺の街ではないリージョンのほとんど。機船航路のようなどのリージョンにも属していない場所は対象外。プロミヴォン、ルモリア、デュナミスはシグネットの効果は及ぶがコンクェストとしては対象外である。2017.10.11からはBFエリアも対象外となっている。

ビシージが行われるエラジア大陸（アトルガンエリア）、カンパニエが行われる過去世界（アルタナエリア）、コロナイズが行われるウルブカ大陸（アドゥリンエリア）は対象外。アビセアエリアと星唄エリアも対象外である。

各リージョンの支配状況はメニューのリージョン情報＞コンクェストから確認できる。

地球時間1週間（ヴァナ・ディール時間で175日）ごとに日本時間の日曜24:00（月曜の00:00）に集計が行われ、各リージョンの支配国と三国間での順位が決定される。
順位で1位の国が圧倒的な差で2位以下の国を引き離している場合は同盟キャンペーンが発生し、その週のコンクェストにおいて2位以下の国が若干有利な状況になる。

勢力が均衡したリージョンでは支配国無しのニュートラルに、多くの者が戦闘不能（且つホームポイントに帰還）した地域では獣人支配となる。
そのため、人気且つ戦闘不能になるケースが多いBFエリアを含むリージョンでは獣人支配になり易く、特産品を購入する際の足枷になるなど、不便になることが多かった。それを解消するため、2017.10.11にBFエリアがコンクェスト対象外エリアになった（詳細は前述の「システム」、または後述の「変遷」参照）。

順位は単純に支配リージョンの数で決まるわけではなく、獲得経験値や戦闘回数による配点が存在する。そのため、支配リージョン数で次点の国がコンクェストで1位になることもある。

• メリット
  
  • 順位の高い国では店舗での商品の種類が増える
    
  • 順位の高い国では個人戦績によって交換できるアイテムが増える
    
  • 他国よりもコンクェスト順位で上位に位置する場合は、他国のガードから特殊レートでその国の交換品を得ることができる
    

• デメリット
  
  • 獣人支配となってしまったリージョンでは敵を倒してもクリスタルを得られなくなる
    
  • 獣人支配となってしまったリージョンの特産品売場でのアイテムが販売されなくなる
    
  • 獣人支配リージョンから自国へのOPテレポが使えなくなる（サバイバルガイドを開通させておくことで回避可能）
    

このほかに、装備品の特性に「自国支配地域:」「他国支配地域:」が含まれるアイテムの効果はこのコンクェストによる所属国の支配状況によって発動するか否かが決定される。また、シグネットの持続時間も順位によって増減されるなど、コンクェストによるメリット/デメリットは枚挙に暇がない。

2つ以上の国の勢力が均衡していると同じ順位になる。ただし、表示上の数字とは異なり低い方の順位が基準となる。例えば「1位サンドリア 1位バストゥーク 3位ウィンダス」と表示された場合、サンドリアとバストゥークは2位相当の扱いになる。そのため、同率一位が発生するとバレリアーノ一座はどの国からも消えてしまう。

稀なケースとして、三国が同率1位となることもある。この場合は前述のように内部的には全部3位扱いになるため、コンクェスト上位で販売されるアイテムなどは、三国とも一斉に販売されなくなってしまう。例えば「鳥の卵」だと、通常はコンクェスト2位以上の飛空旅行社内の売店で販売されるが、三国が同率1位になると全ての飛空旅行社内売店で販売されなくなる。

ただし、1つの国が1位となり残り2つの国が同率2位となった場合、3位の国でのみ販売されるリビングキーはどの国でも販売されなくなる。
そのため、この場合は2位の2国が両方3位の扱いとなっているのではなく、単純に3位の国がなくなり販売もなくなる仕様となっている。

所属国のリージョンポイントを増やすには敵を倒すほかにもいくつか方法があり、顕著なものは遠征軍の派遣である。所属国のガードに話しかけ、各リージョンへ飛んで獣人軍を撃破すると所属国のリージョンポイントが大きく加算される。また、リージョン内のTreasure Coffer, Treasure Chestを開けることや、アウトポストにいる商人に装備品をトレードすることによってもリージョンポイントを増やせる。

遠征軍は手間がかかる割りに得るものが少なかったためほとんど見向きもされていなかったが、後述するようにアトルガンエリアへの人口集中からコンクェスト対象リージョンの獣人支配が増えたため、昨今は細々とながら行われているケースもあるようだ。

• 2003年11月11日のバージョンアップ
  Lv5以下での戦闘不能はコンクェストの集計に含まれないように修正された。
  

• 「アトルガンの秘宝」導入後
  アトルガンエリアでのみ有効なサンクション効果による皇国軍戦績の蓄積と、経験値ボーナスやリフレシュリジェネ食事効果時間延長といった非常にありがたい効果が手軽に受けられるので、そちらにプレイヤーが集中した。
  そのためコンクェストエリアの過疎化が進み、獣人支配エリアが非常に増えた。三国に戻る際に最も多く使われるザルカバードのOPが、獣人支配でワープが使えないこともあった。
  

• 2006年7月25日のバージョンアップ
  メリットポイント関連の追加が行われた。
  これによりメリットポイントを求めるプレイヤーが増えたため、アトルガンエリアだけではメリポパーティを収容しきれない状況がより顕著になり、既存の狩場が以前のような賑わいを見せることもあった。その結果、獣人支配の危険を遠ざけることができた。
  

• 2007年の「アルタナの神兵」導入後
  過去エリアに新たな優秀狩り場ができたこともあり、再びコンクェストエリアの過疎化が進んだ。
  

• 2011年2月15日のバージョンアップ
  通常エリア全体の取得経験値が引き上げられた。またFoVの受領制限が緩和され、一日複数回受けることが可能になった。
  これらのテコ入れにより、コンクェストエリアに再び注目が集まった。
  

• 2017年10月11日のバージョンアップ
  以下のエリアがコンクェストの集計対象外になった。
  ホルレーの岩峰／ワールンの祠／千骸谷／天輪の場／突風の回廊／2716号採石場／バルガの舞台／満月の泉／王の間／熊爪嶽／雷鳴の回廊／宣託の間／震動の回廊／ラ・ロフの劇場／宿星の座／海獅子の巣窟／帝龍の飛泉／ク・ビアの闘技場／凍結の回廊／異界の口／生贄の間／海流の回廊／灼熱の回廊
  

Conquestは英語で「征服」とか「支配」といった意味。

【シグネット】【リージョンポイント】【同盟キャンペーン】【遠征軍】
【獣人支配】【自国支配】【他国支配】【外人支配】
【特産品売場】【OPテレポ】【バス一強時代】【にんにく農家の陰謀】