冒険者支援の一環として各国が中心となり、一部の民間投資家も参加させて作った事業団。
その主な目的は、冒険に必要な物資の流通の手助けであり、
売り手が出した商品に対し、最高の値をつけた買い手に購入権利が与えられる仕組みである。
大戦終結後、物資が欠乏していた時代、
ジュノの闇市で行われていた取り引きのシステムがその起源とされるが、
冒険者の増加に伴って大いに繁盛したため、すぐに各国も真似し、相次いで設立した。
その後、
宅配所が併設されたり、
リンクパールを応用した新式の運営法が確立され、
カザムのような
遠隔地でも利用が可能になったりと、ますます便利に進化している。
ところで、
競売所の窓口は、特殊な格子で作られており、外部から所員の姿を見ることはできないが、
これは彼らの安全確保と防犯対策のためである。
(
公式サイト「この世界で暮らす」より引用)