空蝉の術(歴史)

記事名読み
うつせみのじゅつ れきし
当項目では、空蝉の術に関する変遷について述べる。

空蝉の術の歴史
空蝉の術:弐は実装当初は8秒と現在とは比較にならないほど長い詠唱時間を有していたため、スクロールは外れアイテムとして安値で取引されていた。しかし2003年7月17日のバージョンアップ詠唱時間が1.5秒になったことで忍者の有用性が広まり、入手元である印章BFの難易度も相成ってどんどん値上がりしていった。

プロマシアの呪縛発売に伴う2004年9月14日のバージョンアップ後、一部の特殊技空蝉が、全て消費されたり効果が貫通するようになった。これにより、敵TP技分身で受け止めた際の効果が増えた。2005年7月19日のバージョンアップで、空蝉の術の効果が変更された。分身を使って攻撃を受け止めた際、モンスター敵対心が減少するようになった。分身消耗のつど敵対心が減少するため、盾役には空蝉の術の効果弱体となった。しかし、盾役以外の攻撃役にとっては、強化ともいえる。

しかし、2011年5月10日のバージョンアップ実装されたヴォイドウォッチは、強力な範囲攻撃を持つ敵が多く出現し、さらに弱点を突きつつ一気に押し切るという戦法が確立したことで、蝉盾にとって斜陽の時代が訪れている(それでも弱点士として忍者の枠はあった)。

2013年3月27日のバージョンアップで始まったアドゥリンの魔境でも蝉をはがしまくる強力な敵が多く、イーハンナイトに対する忍者の優位性は低下している。それに加え、空蝉の術:弐のスクロール印章バトルフィールド ドロップアイテム追加キャンペーンにより大量に流通したことで、極めて安く手に入るようになった。なお、空蝉の術:壱は一貫してクエストで1度しか入手できないため、高値止まりが続いている状態である。

また、公式の放送やインタビューなどでもプロデューサーの松井聡彦氏が空蝉の術の存在について強く後悔している旨(ユーザーが編み出した「空蝉の術盾役をする戦術」は運営の想定外であったため)の発言を何度もしている事から、今後の空蝉盾復権の可能性は非常に厳しいものになると思われる。
サポ忍の歴史
ジラートプロマシアにかけて、空蝉の術により被弾そのものを防ぎながら複数の蝉前衛タゲ回しする戦術が確立したことにより、前衛のサポは忍者が主流となる時代が訪れた。

結果、バトルバランスの調整のために敵の1発あたりの被ダメが非常に大きくなるという、言わば「空蝉で避けられる事が前提」の調整方針にされてしまい、その後はしばらくこの流れに沿った調整が行われたため、一部のHNM戦やBFで特殊な戦法を使う場合を除き、ますます前衛サポ忍化を促進する流れとなった。

しかし、開発チームはその後サポ侍を推奨させたい意向を示し、それに合わせて2010年6月22日のバージョンアップ石火之機の使用レベルを40まで下げる調整を行っている。

また、同日のVU実装されたアビセアエリアでは、強力なリフレシュアートマによる白魔道士回復強化支援効果によるHP上昇などの要因により、『ダメージを受けても、高位ケアルが使い放題なのでさほど問題ない』状態になったため、サポ忍よりサポ戦サポ侍火力を上げて敵を速く倒すことが推奨されるようになった。

それは次のコンテンツ「ヴォイドウォッチ」でも同様で、敵の攻撃が余りにもきつく特殊技即死はおろか、通常技が範囲攻撃の敵まで現れたため、空蝉が全く役に立たなかったことや、テンポラリアイテムによって潤沢にMPを使えたために、空蝉の出番はないに等しく、サポートジョブ弱点火力という視点から選ばれるようになった。

結果として開発チームの目論見通り前衛サポ忍は下火になったが、アドゥリン以降は回復力不足のパーティでもサポ侍サポ戦にこだわる前衛が現れるという逆転現象も起きている。
アイコンの歴史
空蝉アイコンは元々赤い玉のようなよくあるアイコンで、残り枚数で変化はしなかった。そのため、プレイヤー自身がログを見て分身の数を把握する必要があった。

このアイコン2006年7月25日のバージョンアップ紙兵っぽいものに変更されているが、この時にはまだ残り枚数での変化はなかった。

2010年6月22日のバージョンアップではアイコンで蝉の残り枚数が分かるようになるという、プレイヤー待望の変更が行われた。
関連項目
空蝉の術】【ブリンク

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